ボルトとスミレ 基本的にif   作:レオ2

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てなわけで、修業のさわりです。
ボルトナルトは兎も角、スミレビオラをどうしようと思いながら練ったお話。
因みに、ここまで読んでくれた方分かると思いますがボルトとスミレ自体はアニメの同じ時間軸よりも強い設定になってます。

さて、では実質今回はビオラの初戦闘です!


修業開始…?

 未来にもある木ノ葉の演習場、昨日ウラシキによって襲撃された場所へとボルトとナルトはやって来た。

 既に自来也もやってきており、2人は修業を始める事と相成った。

 その修業の内容とは……

 

「チャクラを同調させる……?」

「それになんの意味があるんだってばよ」

「まあ話は最後まで聞け」

 

 自来也が出した修業の内容、それはボルトとナルト、2人のチャクラを掛け合わせることで強力な忍術を使えるようにする事だった。

 次のウラシキの襲来までどれだけ時間があるか分からない以上、肉体のスペックを上げるよりも使える忍術を強力なものにした方が良いと言うのは理に適っている。

 だが、イマイチピンと来ていない2人に自来也はしてやったりとした表情を浮かべる。

 

「本来、別々のチャクラを持つものが同調させることは上忍ですら至難な業だ。なんせ、全く同じチャクラ比、それにチャクラの相性も必要になるからのう」

「うんうん、それで?」

「だが、チャクラの同調。コレが出来ればあのウラシキという輩に一矢報いる事が出来る強力な切り札となる」

 

 確信しているように、力強い眼をする自来也にボルトとナルトはお互い顔を見合わせる。

 しかし、話を聴いている感じ問題があるように感じたボルトは疑問を投げかけた。

 

「でもよ、ウラシキが次いつ来るか分からねえって時にそんな難しい事を修業する時間なんてあるのか?」

「確かに本来なら無理だろうのお、だが……」

 

 言葉途中で区切った自来也は、ボルトの事をじっと見つめる。

 

「な、なんだよ」

 

 隣にいるナルトの息子だと、未来に影響を与えてしまうから言えない。

 だからボルトは冷汗一つ流し……伝説の三忍を甘くて見ていた事を痛感する。

 

「どういう訳か、お前さんとナルトのチャクラ性質は似ている」

「なにーっ?! どういう事だってばよ?!」

「い、いやー……なんでだろうな」

「昨日、お前がナルトを止めるために近付いた時、お前さんのチャクラとナルトのチャクラが一瞬じゃが同調しておった」

 

 改めて言われた事に、ボルトは自来也を見返す。

 なんだかもう全部見透かされているような気すらもしてくるが、それよりも今は問題なのはウラシキの方だ。

 幸い、余計な事はまだ口には出していないし、ビオラたちも言っていない筈だ。

 だから最後までとぼける事にして自来也の説明を聞く。

 

「あの時のようにチャクラを同調させることが出きれば、強力な術を使えるようになるだろう」

「よーし、なんだかよく分かんねえけど要はボルトと協力してすっげー強い術がつかえるかもしれねえって事だろ?」

「平たく言えばそう言う事だ。先ずは、身体を動かす!」

 

 パンっ! と自来也が手を鳴らし、ボルトとナルトは修業を開始した。

 お互いの手を添えて、その手の中心にチャクラを同調させる。

 

「よし、行くぞ」

「お、おう」

 

 ナルトの眼を見て、ボルトは一瞬昨日の事が頭によぎる。

 けど直ぐにその考えを振りほどき、2人は同時にチャクラを集めるようにして……直ぐにチャクラが弾けた。

 

「ワハハ! なかなか難しいだろう」

「も、もう一度だ!」

「おう」

 

 元来負けず嫌いな2人、すぐさまもう一度やろうとするが直ぐにチャクラが弾け失敗した。

 

「まずは相手のチャクラの波長に合わせ、そこから練り込んでいくイメージを持つことだ。口で言うのは簡単だが、相手のチャクラを感知し、その力と流れを変化させる事がかなり難しい」

 

 それは今あっと言う間に失敗したことからも明らか。

 本来は上忍ですら難しい事を、いくら親子でも下忍同士、一筋縄ではないかない。

 一瞬張り合うように見た2人だったが、ボルトが自分の理解の確認のために質問を投げかける

 

「つまり、その流れと力を合わせることが肝って訳だな?」

「ナルトと違って察しがよいのう。そう言う事だ」

「なんっ、俺だってその位察したっつーの!」

 

 流れと力、それを合わせるのは結局感覚的な問題であり身体に覚えさせるしかない。

 これでも親子だと言うアドバンテージを生かして、かなりの時間短縮を行えている方ではある。

 それでも、難易度の高さだけは揺るぎない。

 朝から始めた修業も、いつしか昼も過ぎさり2人は倒れ込むように休憩を挟んだ。

 

「ん、昼寝どころか熟睡してしまったようじゃの。それでチャクラの同調は出来たのか?」

 

 自来也も起きて、問いかけるが2人は気まずそうに眼線を反らす。

 

「なんかヒントくれよ!」

「そうだのお、お前さん達、チャクラを練る時どんなイメージでやっておる?」

「どんなって……掌に集める感じかな」

 

 ボルトはつい、いつものように螺旋丸を作る際のイメージを答えてしまったが時既に遅し。

 

「なるほどのお、お主は螺旋丸がつかえるな?」

「使えるけど」

「ええっ! なんで、誰に倣ったんだよ?!」

「まあそう詮索してやるな、わしらに教えたくない事もあるだろうからの」

 

 意味深に笑う自来也にボルトは苦笑いを返すしかない。

 しかし、螺旋丸が2人とも使えるとなれば話は別だ。

 というか、もう少し簡単になる。

 なぜなら、2人にとってチャクラを集めるイメージが螺旋丸で合致しているのであれば、螺旋丸を2人で作るイメージでやった方がチャクラの力も流れも分かりやすいからだ。

 つまり──

 

「という訳で、ほれ」

「ん……ってこれ」

「ゴムボールかよ?!」

 

 螺旋丸自体は既にできる2人、だからこそ水風船の修業は飛ばして、ゴムボールで力と流れを同調させ威力を高める修行に移行すると言う訳だ。

 言うべき事は言ったと、自来也は背を向ける。

 

「じゃ、わしは野暮用があるんでの」

「ってこらエロ仙人!!」

 

 ナルトが呼ぶのも束の間、あっと言う間に自来也はどこかへと去ってしまったのだった。

 残された2人だったが、うだうだしていても始まらない。

 だから自来也の事は諦め、2人はゴムボールを片手に向かい合った。

 

「よーし、やるぞボルト!」

「ああ、やるぞ」

 

 ゴムボールを使った親子の修業は、始まったばかりだ。

 

 *

 

 木ノ葉の演習場、ボルト達がいる場所とは別の場所では2人のくのいちが本来はボルトの師匠であるサスケの元へと訪れていた。

 

「大大師匠!」

「なんだその呼び方は」

 

 隣ではスミレがビオラのあまりな呼び方に苦笑いしているが、これはビオラにとっては当然だと言う。

 それもそうかもしれないと、スミレは察している。

 だって父親の師匠だし、自分の師匠の父親だし、それはある意味大大師匠とも言えるのではないだろうか? 

 ……スミレのその思考は色んなことからの現実逃避だけれど。

 

「だって師匠のパパだし、パパの師匠だから実質大大師匠でしょう?」

 

 サスケがこめかみを抑えるのを見て、スミレはビオラが大物になる未来が見えた気がした。

 因みに本来大大師匠というのは師匠の師匠の事なので、普通に意味合い違うのだがサスケはもう言うのが面倒に思い訂正しない事にした。

 

「もう好きに呼べ。取り合えず、先ずお前達の実力を見せてもらう。どんな手を使っても良い、俺に一撃入れてみろ」

 

 その事にビオラは心底嬉しそうに笑い、スミレは気を引き締めるように頷く。

 3人は距離を取り、相対する。

 スミレとビオラのチームとサスケ単騎。

 

 サスケはスミレの実力は中忍試験の時に見ていたが、様々な出来事を通じて成長した彼女を知らないし、ビオラに関しては未だに実力が未知数だ。

 年に関しては今のボルト達と同年代なのは見て取れるが、それだけで実力は測れない。

 現代のナルトよりもこの時代のナルトは弱いため、守るための戦力が多いにこしたことはない。

 だが、実力が足らなければその時は──

 

「ママ、行くよ!」

 

 ビオラが日向流の構えをするのを横目に見ながら、スミレは鵺を解き放ち自分もクナイを構えてサスケを見据える。

 

「うん、ビオラの力、見せてもらうね」

 

 そうして2人はサスケを見る。

 サスケは構えをとらず、その腰にある刀も取り出す事は無い。全力のこちらとは違って、ある程度の手加減をしようとしているのは見て取れる。

 それはそうだ。

 サスケは、自分の彼氏の師匠であると同時に未来では最強の一角。本来なら戦う機会すらないような人だ。

 言うまでも無く、戦う前に終わってしまっているという意味で。

 これが修業じゃなければ、凄まじい戦力差であるとスミレは思う。

 彼1人で一国を落とせるほど、今更に自分はなんて人達に喧嘩を売ろうとしていたんだろうと意識の端で思う。

 

(……っ、隙がない)

 

 スミレは冷汗一つ流す。

 立っているだけだと言うのに、サスケは異様なプレッシャーを放ち、おまけにその身のこなしからは隙の1つも無い。

 こんな人が一緒でも、ウラシキには確実に勝てるとは言い難い。

 だからこそ、自分もナルトの為に、そしてボルトを守るために強くならなきゃいけない。

 

「……行くってばね!」

「ちょ、ビオラ!」

 

 ……なのだが、そこは親子と言うべきなのか。

 観察し、冷静なタイプなスミレとは違ってビオラはどうやら父親の血を多く受け継いでいたらしい。

 彼女は現在のボルトにも勝るとも劣らないスピードで、サスケの真正面に踏み込んだ。

 

「どうして正面から?!」

 

 サスケが明確な格上なのはビオラとて分かっていた筈だ。

 なら、スミレかビオラどちらかが陽動としてかく乱し背後から仕掛けるのがセオリー。

 サスケには白眼がある訳でもないし、その方が攻め手としては間違いなかったはずだ。

 

「せいっ!」

 

 ビオラの日向流の掌底がサスケに襲い掛かるが、サスケはそれをひらりと外套を翻しビオラの背後をとりつつ躱した。

 当然その事に気がついたビオラは右足を軸に、コマのように回転して回し蹴りを放つ。

 しかしサスケはビオラの動きを黙視することなく、屈みこんで躱し同時にビオラの足を払った。

 

「……ッ!」

 

 そのままビオラは地面へ倒れてしまい、これが実践ならあっと言う間にお陀仏だ。

 スミレはあくまでも組手というのも分かっているが、実践を想定するならばここで動かなければならない。

 幸い、真正面から向かったビオラのおかげで側面の位置を獲得できたスミレは指先に水遁のチャクラを溜め

 

「水遁・水練波!!」

 

 加減無しの水練波を放つ。

 いくらサスケが手加減しているとはいえ、自分が強くなるわけでもない。

 これくらいの威力を出さなければ、牽制にすらならない事がスミレにはよく分かっていた。

 

 サスケに放たれた水練波は、あくまでもサスケをビオラに退かせるためのもの。

 その目的通り、サスケはビオラから飛び退いて距離をとる。

 スミレはサスケを警戒しながらビオラの前を取る。

 ビオラも回復し立ち上がった。

 

「もう、なんで真正面から行くの!」

「だ、だっていつもそうしてるし!」

「サスケさんは野党や生半端な忍とは違うの! ちゃんと実力を見極めないと、死んじゃうわよ!」

 

 未来での任務では、ビオラはまだ高難度の任務などをこなしたことが無い。

 その弊害か、格上相手の戦い方を知らないのだ。

 なにぶん、大筒木の問題をボルト達が解決して平和になった後の世界のせいで余計に。

 それからなまじ才能だけはある分、ある意味昔のボルトのような自信過剰さが垣間見える。

 

「だ、大丈夫だし! 次は絶対一発入れられるから!」

「ビオラ!」

 

 スミレの制止も聞かず、ビオラは飛び出していた。

 

「影分身の術!」

 

 走りながら印を組んだビオラの影分身、その数はざっと20人。

 その数の多さにスミレは眼を見開いた。

 

「あの子、そんなにチャクラがあるの?!」

「こんなの余裕だってばね!」

 

 スミレの驚愕の声に気をよくしたのか、ビオラたちはいっせいにサスケに襲い掛かる。

 

(チャクラ量は私やボルト君よりも上……お義父さんの血が遺伝した……? でも)

 

「甘いな」

 

 サスケが一言呟くと、襲い掛かるビオラたちをまるでダンスするかのように簡単にいなし、消していく。

 

「……ッ、この!」

 

 分身の1人が背後から殴りかかるが、すぐさま外套を翻したサスケはその分身を蹴りつけ他の分身へとぶち当てる。

 それによって連鎖的に分身が消えて行く。

 その後も、ビオラは一撃も入れることが出来ずに分身と分身を衝突させられ消されて行く。

 

「数が多ければ良いってものじゃない」

 

 呟いたサスケは、瞬進の術かと見間違う速度で最後のビオラを蹴りスミレの隣へと飛ばされた。

 

「うぅ……痛い」

 

 ビオラは涙目になりながらその腕を抑えていた。

 

(……嘘、でしょ?)

 

 その姿に、スミレは色んな意味で思ったことがあった。

 今のサスケの蹴りはそれなりに手加減されたものだと言うのはスミレですら分かっていた。

 なのに、そんな蹴りを貰って、尚且つ忍なら当然の痛みに対する耐性がビオラは異常に低かったのだ。

 

「いつもならこれでコテンパンに出来るのに」

 

 スミレはビオラと自分の認識の差がどこで生まれてくるのかを察した。

 実践経験が、彼女は異様に乏しいのだ。

 自分よりも強い人間相手に、戦いを挑んだことが少ない。

 だから格上相手に協力して戦うと言う発想が無い。

 自分がやられることも少ないから当然痛みに対する耐性がない。

 

「ビオラ、少し休んで私と鵺を見てなさい」

「ママ?! 

 

 スミレは今のビオラに足りないものを直感的に理解し、それを教えるために地面を踏みつけた。

 普段のどこか清楚で、あまり戦闘をしているところを見たことが無いスミレが雰囲気を一変させたことに、驚愕するビオラ。

 鵺と共に走り出したスミレは、まずは牽制として手裏剣をいくらか投げつける。

 

 当然、そんな手裏剣がサスケには通じる訳なくさらりと躱されるが、サスケの視線がズレたのを見た一瞬の内にスピードを上げ、彼の側面へ現れる。

 

(速い!)

 

 手裏剣は陽動で敵の側面をとる、シンプルながら合理的な移動方法だ。

 

「——ッ!」

 

 スミレはそのままクナイを振るうが、サスケはそれを苦にする事も無く翻しながら回避する。

 まるで何十手も先も読まれているかのような、そんな錯覚すらも覚える程の回避。

 生半端な忍者であればその事に焦りを覚えて動きが雑になってしまっていくものだが、サスケが格上な事を分かっているスミレは自分に出来る事を全力でやった。

 

「ふっ!」

 

 しゃがみながら足払いをしようとしたスミレだが、サスケはそれを空に飛ぶことで躱す。

 

「鵺!」

「……っ!」

 

 だが、それを見届けたスミレは鵺に呼びかけると、鵺はスミレの肩に乗ってから勢いよく跳躍しサスケへ襲い掛かる。

 途中で鵺は巨大化しトラサイズになりながら、空中にいて避ける事が適わないサスケへその腕で叩き落そうとする。

 流石のサスケも、かつてのナルトのように空を飛ぶことは出来ない。

 

「凄い、これなら!」

 

 ビオラが感嘆とした声をあげる中、スミレはすぐさま移動し始めた。地上からと空中からの挟み撃ち、鵺との信頼関係を築いていなければ出来ない芸当だ。

 

「悪くない動きだ、だが」

 

 サスケはスミレにそれなりに高い評価をした後、襲い掛かる鵺と自分の位置を入れ替えた。

 サスケが持つ輪廻眼の固有能力、”天手力”だ。

 本来ならこんなことをしなくても退ける事が出来るが、今回は組手なので術を使うつもりが無かったのでこの手段を取ったのだろう。

 

「え」

 

 その時起こった事が理解出来なかったビオラが呆けた表情を見せる中、サスケは次のスミレの一手に小さく眉間を寄せた。

 

「——っ!」

 

 鵺と入れ替わって、降り立った場所の背後からスミレが水練波を放ってきていたのだ。

 まるで自分が最初から鵺と入れ替わるのが分かっていたかのような、鮮やかな攻撃だ。

 サスケはすぐさまに腕を払ったり、身体を反らす事でそれらを躱す。

 自分の水練波では、決定打にならない事を分かっていたスミレは隣に降り立った鵺へ号令をかけた

 

「鵺、側面から!」

 

 言うのと同時、鵺はサスケの側面へ回り込みタックルを放つ。

 途中で気がついたサスケは、最小限のジャンプでそれを躱すと次にはスミレが前に踏み込んでいた。

 そうしてスミレの拳がサスケの腹部を捉えようとした瞬間

 

「流石、ボルトが選んだだけの事はあると言っておこう」

「……っ」

 

 スミレの拳はサスケの左手によって止められていた。

 直ぐに蹴りを放とうとするスミレだったが、それよりもサスケの蹴りの方が早かった。

 彼女はガードする事が出来ず、まともに吹き飛ばされた。

 

「ぬえーっ!」

 

 主人を、鵺が守るように吹き飛びの直線状へと現れ受け止めた。

 

「鵺、ありがとう」

「ぬえ!」

 

 自分を受け止めてくれた鵺にお礼を言うと、お礼を言われた事が嬉しいのか鵺は声を上げる。

 そんなスミレとビオラを見て、サスケは判断した。

 

「よし、いいだろう。お前達の実力は分かった」

 

 ビオラは、スミレと鵺を見て母の強さに驚いていた。

 未来において、スミレは科学忍具の分野で功績を残していて、既に科学者としての地位を築いている。

 だからこそ、ビオラは内心でスミレの戦闘力自体はそれほどではなく、彼女が作って使う科学忍具としての使い手のイメージが強かった。

 ビオラもだから未来では日向や、サラダに師事している訳だが

 

「こんなに強かったんだ……ママ」

 

 身体能力、冷静さ、戦術、この短い間に見たスミレの強さはビオラの予想を大いに超えていた。

 鵺との連携も、まるでお互いどうやって動くのかが分かるように合わせ、支え合うような動きに戦慄すらもした。

 なによりも、自分は理解する事が出来なかった天手力に完璧に対処して見せた。

 それに対して、自分は……

 

「なにも……出来なかった」

 

 奥歯を噛みしめて、ビオラは拳を握った。

 未来なら兎も角、過去のスミレにすら……自分は負けていた。

 そのこと自体にビオラの自尊心は少なからず傷つけた。

 

 

 けど、それ以上の事をサスケはさらりと宣告した。

 無表情に、無感情に、言放つ

 

 

「ビオラ、お前は足手纏いだ」

 

 

 ──

 

「……え」

「サスケさん……」

 

 眼を大きくしたビオラと、どこかサスケの言う事を予測していたスミレの声が重なった。

 

 

 

 




てなわけで、ビオラは総合的な面では現状ボルトとスミレに及びません。
どちらかというと、アカデミー時代のボルトがそのまま成長してしまった感じをイメージしてます。
尚、ビオラにとっては初めての挫折でもあります。
そこら辺はまた次回に明かせればいいと思います。

そして、割と容赦ないサスケ()

因みにスミレがサスケの動きを先読み出来たのは、純粋に反逆する時にタヌキからサスケの情報を貰っていて天手力も知っていたからです。
更には組手で、鵺やスミレにけがをさせる訳にもいかないのでサスケが選ぶのは天手力だと察していただけです。

では!

修業パート誰目線でやる?

  • ボルト&ナルト
  • スミレ&ビオラ
  • 自来也&サスケ
  • 最早全部やれ
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