リクエストのやつです( 'ω')/
親子の日は通ってます。こっちの方が色々やりやすかった( ̄▽ ̄;)。取り敢えず漫画版との相違はこっちのスミレはアニメや原作よりもボルトの事が好きになってますので所々セリフ変えました。自分の主観がめっちゃ入ってるのでご了承ください。
レッツラゴー-=≡( ๑´・ω・)
「えっ?木の葉からですか?」
そう素っ頓狂な声をあげたのは紫色の髪を持った少女だ。セーラー服のような服を着て目の前にいる自分の上司である白衣を着て眼鏡をかけて少し小太りな人物とその隣にいる女性に顔を向けている。その小太りな白衣を着ている人物が笑って言った。
「そうです。向こうで少し火影殿に科学任具のテストをしてもらってからこっちに任務として私の護衛と科学任具のテストにも協力してもらいます。」
「は、はぁ。でも、科学任具のテストなら私も協力出来ると思うのですが·····」
スミレはそう言った。スミレは今スミレがいる科学任具班に引き抜かれる前まではスミレが言った木の葉の忍びだったからだ。・・・まあ正確に言えば一時的に忍者から離れているってだけだ。力が暴走しやすくなった鵺と上手く付き合い始めたら徐々に戻ってくつもりだ。それでも科学任具班を完全に辞める訳では無く半分半分でするつもりだ。そういう訳でスミレは科学任具班にいると言っても今は立派な下忍だから科学任具のテストなら協力出来ると思ったのだが・・・実際今まではそうする事もあったし。
「いえ、今回からはスミレ君にもテストを見て欲しいのです。もうそろそろいいんじゃないかなと思ったんですよ」
「え?それって·····」
「期待してますよ?」
そう笑って言った。スミレはそれに嬉しく思いながら笑って返した。スミレがテストをするのではなくテストを見る方になるという事はきちんとスミレにとって嬉しい意味がある。それは簡単に言えば認めて貰ったのにほかならないからだ。科学任具のテストはそれなりの知識がなければ見ても凄いねとかそんな誰にでも言える感想しか言えない。スミレも最初はそんな状態だった。だが忍びは7代目火影のような例外を除けば基本は科学を知ってはいるとは言えスミレは目の前にいる小太りな·····名をカタスケと言うがカタスケ程知識が無くだから今までは見る方ではなくテストする方に回ってはいたが今回は見る側に·····それはカタスケはスミレがテストを見るのに相応しい知識量を身につけたと値すると思ったのだ。
スミレは自分の父親の信楽タヌキには忍びの才能は無いと言われたが勉学においては元々優秀でアカデミー時代の科学の成績表を見てカタスケはスカウトをしたのだ。
スミレはその日の仕事を終え帰路につこうとカバンを背負った。そしてその後カタスケなどに挨拶してから帰路についた。その頭はやっぱり科学任具の事が多かった。スミレは今は科学任具班だがきちんと忍びの訓練は続けている。スミレとしても中忍にはなっときたいのだ。カタスケは普段から白衣を着ているから忘れやすいがあれでも特別上忍だ。でもまあどう中忍になるかはスミレ自身にも分からないのだが。普通に考えれば中忍試験だがあれはスリーマンセルで挑むものだ。だが今のスミレが元いた第15班にはもう侍の黒鉄ツバキが入って定員はもういない・・・侍には下忍などの階級はないからワンチャン中忍試験の時だけ変われるかな?ぐらいだ。それでも無理なら最悪前の中忍試験で唯一中忍になったシカダイの代わりに一時的に猪鹿蝶の第10班に入る事になるだろう。
「木の葉から来る下忍・・・か」
そうスミレは電車の中で呟いた。唐突に今日カタスケ達に聞かされた事を思い出してぽつんと呟いた。スミレはそれを聞いた瞬間に一緒にアカデミーの忍術科を卒業し共に忍びになった者達を思い出した。その思い出す時に真っ先に出てきたのは何故か同じ班員だったワサビとナミダでは無くコンマ数秒早く金髪が思い浮かんだ。いや、本当は分かっている。何故この人が真っ先に自分の脳裏に出てきたのか。スミレは口元をそっと触りながら続けた。それは自分がこの人の事が·····
スミレはそこで電車が木の葉に着いたアナウンスを聞き立ち上がった。そして駅に降りた時に目を見開き一気に心臓の鼓動を早くした。木の葉外から来るこの電車にはあまり人はいない。休日ならともかく今日は平日だからだ。だからスミレがその人を見て思わず止まっても誰の邪魔にもならなかった。スミレが見つめる先にいた人物はスミレを見つけるなり笑顔で寄ってきた。その人物は·····
「ボルト君·····」
「よっ!スミレ元気だったか?」
父親は7代目火影、母親は木の葉最強と謳われている日向一族の姫。スミレのアカデミーの同期にしてさっきスミレが忍者リストを開いた時に真っ先に出てきた人物。父親譲りの金髪と父親よりも蒼い目を持った少年·····うずまきボルトだった。だがスミレには何故ここにボルトがいるのか分からなかった。もう少しで晩御飯時だ。だから泊まりがけの任務や夜に行う任務じゃない限り・・・そして木の葉外で行う任務じゃない限り平日の夜にこんな駅に来る事はないと思ったからだ。だが恐らくボルトは任務じゃない。何故ならボルトの班員であるうちはサラダやミツキがいないからだ。そう思っていたらボルトが言った。
「スミレこの後時間あるか?」
「えっと·····晩御飯の材料を買いに行くぐらいかな?」
それを聞いたボルトは嬉しそうな顔をして言った。
「じゃあ丁度良かったぜ。母ちゃんがスミレを呼ぼうって言ってたから俺ん家行こうぜ!」
あの親子の日にスミレがボルトの家で晩御飯を食べ終え泊まることが決まりスミレがヒマワリを寝かしつけた後にリビングに戻った時にボルトに偶にここで食べないか?と言われそれから偶にスミレはうずまき家にお邪魔している。だが科学忍具班に行ってからは前程の回数は無くなっていた。
「え?良いの?」
「勿論だってばさ!!さあさあ!」
そう言って背中に周りスミレの背を押して行った。
「お、お邪魔します。」
そうおずおずと言ってうずまき邸のドアをスミレはくぐった。
「いらっしゃいスミレちゃん。」
「スミレお姉さんだ!」
「お久しぶりです、ヒナタさん。久しぶり、ヒマワリちゃん。」
その後4人はリビングに来てスミレはカバンを椅子の背もたれにかけ料理を作ろうとしたのだがもう出来ていた。スミレはそれなら茶碗洗いするって事になった。
「「頂きます!」」
そう4人は言って食べ始めた。美味しいと思ったものは作り方を聞いたりして団欒した。ナルトはまだ仕事中なんだそうだ。
「「ご馳走様でした。」」
そう手を合わせて言った。そしてスミレは真っ先にお皿を持ってキッチンに向かって皿洗いを始めた。そんなスミレの隣にボルトは来た。そして洗い終わった皿を拭いていく。
「えっと·····ボルト君、それも私がやるよ?」
「良いってばさ、偶には母ちゃんにも楽させたいからな。」
そう微笑んで言ってその気持ちを無下にする訳にもいかず2人はスミレがお皿を洗いボルトがそれを拭くという光景が出てた。·····因みにそんな光景をヒマワリはスミレがくれた狐のぬいぐるみを抱きながらニコニコして見てた。余談だが夏祭りの日にヒマワリがナミダに吹き込まれたのは『ボルトとスミレがもしお付き合いし始めたら本当のお姉さんになるよ?だからその為に2人きりさせてあげよう?』そう吹き込まれた。それを素直に遂行するヒマワリなのであった。
スミレは今は結構ドキドキしていた。皿を渡す時に偶にボルトの手と触れ合うのだ。·····というか今2人がやっている事が夫婦がやる事みたいなのもあった。それに気づいた時にほんのり頬を赤くした。
「お、これで最後だってばさ。」
そう言って最後の皿を拭き終わった。
「2人ともありがとうね。」
「い、いえ、この位大丈夫です。」
そうヒナタとスミレは言い合った。その時·····
「スミレお姉さん今日はお泊まりするの〜?」
とヒマワリがサラッと爆弾を放り投げた。スミレはあの日以来うずまき邸に泊まった事はない。まあ·····ヒマワリは泊まって欲しそうだったのだがスミレも家の事を一人暮らしとは言えあるから帰る方が多かったのだ。そしてとうとう痺れを切らしたようにヒマワリはあの甘えん坊モードが発動し徐々にスミレの心を罪悪感でいっぱいにする。ヒマワリ甘えん坊モード、それは今の所耐えられた者はいないというヒマワリ最強のモードである。·····次点で白眼の刑である。
「スミレちゃん久しぶりに来たんだから泊まっていってあげて。じゃないとヒマワリが泣いちゃうわよ?」
スミレはそれを聞きヒナタとヒマワリを交互に見て頷いた。それに嬉しそうにしながらヒマワリはスミレに抱きついた。その後スミレとヒマワリはお風呂に入り次にボルトも入った。そして今はヒナタが入ってる。ヒマワリはと言えばふかふかな椅子でぬいぐるみを抱えながら寝ていた。そんなヒマワリを見ながら2人は最近の近況報告をした。·····スミレはボルトが科学忍具にいい印象を持ってない事に気づいてる。しかしいくら自分が言ってもあまり印象は覆らないと考え何も言ってない。自分の目で見て感じないと印象は中々変わらないからだ。
そういう訳でスミレはカタスケから教えられた明後日の事は教えなかった。そんな時スミレはボルトの左の印をたまたま見てそう言えばこの印について聞いてなかったなと思った時にボルトから聞かれた。
「そうだ、スミレの左手のあの鵺のマークみたいな物ちょっと見せてくれないか?」
「え、うん。良いよ。」
そう言って少しチャクラを左手に込めあの鵺との契約マーク的な物を出しボルトに見せた。手のひらについた印という事でなにか共通点を探そうとしてるのだろう。その時
「はわわ」
その手を取られボルトが左手をじーっと見ている。手を取られている事にスミレはドキドキした。そしてボルトは少し考えていたが今自分がやってる行動に気が付き思いっきり赤面になりながら離した。
「あ、すまないってばさ。」
「あ、うんうん。大丈夫だよ。·····それよりボルト君の印って何なんだろうね?」
「分からないってばさ。モモシキと戦った後に知らない間についてたからな。」
ボルトはあの金縛りにあってモモシキに話しかけられた時の事は伏せた。スミレに余計な心配をかけさせたくないのだ。
「なにか·····悪いものじゃないの?」
「うーん、分かんないってばさ。」
「そう・・・なんだ。」
スミレは何かこの印の事を考えると嫌な予感がした。後にその予感が的中するのだがそれは少し未来のお話。
その後2人はスミレはヒマワリを連れてヒマワリの部屋に、ボルトは自分の部屋に引っ込んだ。スミレはヒマワリをベットに寝かしつけ自分もヒマワリの隣に轢かれていたマットにいそいそと入って思考した。半分はさっきのボルトの印について、もう1つは·····
(全くボルト君にアタック出来なかった。)
そう、それである。勿論ボルトとお話は沢山したがそれはいつもやっている事だ。勿論いつもやっている事が嫌という訳では無い。寧ろその時間もスミレにとっては大切だがいつも通りという事は新しい刺激が無かったという事でもある。·····まあヒナタがいる前で堂々とアタック出来たらそれはそれで凄いが。
(ボルト君は·····サラダと何かあったのかな?)
うちはサラダ、ボルトの幼なじみでボルトとスミレのアカデミーの同期、そしてボルトの班のメンバーだ。
何故サラダと何かあったのかと気にしたのか、それは·····ボルトが近況報告の際に7班で行った忍び監獄鬼灯城での任務の話をしていた時に唐突に気になった。ボルトはサラダの事はどう思ってるのだろうかと。ボルトとサラダは·····幼なじみでアカデミーの頃から何かと喧嘩していた。だがスミレは知っている。この2人は喧嘩はするが仲は良いという事が。そう考えた時
ズキン
そんな心の痛みが聞こえた気がした。
スミレがうずまき邸に泊まって2日後、スミレは今日も今日とて先端科学忍具研究所にいてこれから来るお客さん用にもてなしの準備をしていた。そんなスミレの心中は荒れてもいないが穏やかでもなかった。2日前の夜、ボルトとサラダの事を考えた時から少し胸が苦しいのだ。
(嫉妬·····なのかな?)
幼なじみの関係、腹の中では互いの事が分かってる、そして同じ班のメンバー。スミレがサラダに嫉妬してしまうのはある意味しょうがない。まあだからと言ってスミレは今の立場が嫌という訳では無い。ナミダやワサビと過ごした時間はかけがえない時間だし鵺との関係の為にここにいるのはスミレが望んだ事でもあるからだ。
スミレは時計を見てお昼頃の電車で来ると言ってたからもうそろそろかな?と思い入口に向かった。そして思わず
「はわっ!」
その声で前にいたカタスケ以外の3人は振り返って来た。スミレは思わず呟いた。
「ボルト君!?」
「よおスミレ!一昨日ぶりだってばさ!」
うずまきボルト、その人とボルトの班のメンバー、ミツキとうちはサラダだった。その後スミレ達は応接室に向かいスミレは用意してた飲み物をそれぞれの前に置いて言った。
「里から来る忍びってボルト君だったんだ。ビックリしちゃったよ。」
そしてスミレはボルトの隣にサラダがいるのを一瞬だけ見て
ズキン
またそんな音がしたような気がする。それを認識しない為に話を振る。
「サラダもミツキ君も元気だった?」
ボルトが元気だったのは一昨日で知ってるから2人に聞いた。
「当然!火影になるまでくたばる暇なんてないもの。」
「僕も元気だよ。」
そう2人は言った。スミレとしてはやっぱりミツキの変化に割と驚いている。アカデミー時代はずっとボルトにくっついてあまり自分の意見は言わなかったがある事件を境によく自分の事を言うようになった。それでも一般常識が少し抜けているのは否めないがアカデミーよりも全然マシになっただろう。
そんな時、サラダが何か心配そうな顔で聞いてきた。
「スミレ、何かあったの?」
「え?ど、どうして?」
「何かさっき一瞬だけ暗い顔したよ?」
「うんうん、何でもないよ。」
そう言った、まさかサラダに嫉妬してるかもしれないなんて本人に言える訳ないだろという。サラダは釈然として無さそうだが本人が何でもないと言ってる以上聞くのはやぶ蛇だ。そんな時カタスケの助手の犬塚アキタが来て何やらボルト達にはよく分からない話が目の前で繰り広げられた後ボルトが言った。
「じゃあスミレ、そろそろ帰るわ。」
だがスミレは不思議そうな顔でボルトに言い返した。
「帰るって·····これからでしょ?任務。」
「え?」
「くそ、聞いてねえぞ科学忍具のテストなんて」
「あんたが最後まで聞かず火影室を飛び出したからでしょ?」
そう幼なじみが向かい合って会話する。スミレはさっきまでの思考を一旦止め仕事モードに入った。
その後ボルトはミツキと共にサラダと戦った。最初ボルトが攻めたが途中で足払いをされコケた。そこにミツキが蹴りをしながらサラダを上にジャンプさせた。そのジャンプしたサラダの足をミツキは腕を伸ばし捕まえ無理やり下に下ろした。その時ボルトがサラダを殴ろうとしたがそこで科学忍具が使われた。煙閃光弾だ。それによってサラダ以外の2人はピタリと動きを止めサラダにクナイを当てられ
「はーいそこまで。どぉ?煙閃光弾の威力は?強烈な光と音で感覚を麻痺させる科学忍具よ。結構良いでしょ?」
スミレとしてもこの科学忍具は便利だ。合図するか1体1の時にしか出来ない欠点はあるがそれなら煙閃光弾に反応しその一瞬だけ目と耳の機能を一時的にシャットアウト出来る科学忍具があれば全身人造人間·····みたいな人達なら分からないが普通の人間なら優勢にたてるようになる。
その後3人は音を消す科学忍具·····の割に大がかりなシジマ、そしてファンデルワールス力を応用した手袋とブーツだ。スミレは割と無意識にボルトを見ていたがやはり科学忍具には何か思う事があるようだ。だかやはり男の子なんだろう楽しいと分かった暁には楽しそうにしていた。それにスミレも少し嬉しくなった。
そして今は凧みたいな4角上のものにボルトは張り付いて実験場の空を舞っていた。·····もうこの時になったら誰が見ても明らかな程はしゃいでいた。だがそんな時いきなり暴走した。
「ボルト君!?」
「あらら、やっぱりまだコントロールに難ありね。安定翼をつけた方がいいかしら?」
何かのほほんとアキタが言っているがスミレは暴走したのを見た瞬間に割と直ぐに飛び出した。そのスピードにその場にいた全員ビックリした。そしてスミレは恐らくまだ痛くて受け身が取れないかもしれないボルトの所に飛んでボルトを·····夏祭りの時にスミレがされたお姫様抱っこを今度はスミレがボルトにした。·····あれ?お姫様抱っこと言うのだろうか?まあそれは置いときスミレも元忍びだから人一人抱っこするのは割と簡単だったりする。そしてスミレはその体勢のまま着地して聞いた。
「ボルト君大丈夫!?」
その慌てようでもうほぼその場にいたメンバーはスミレがボルトの事をどう思ってるのか気がついた。・・・肝心のボルトは気がついてないが。因みに分かってないのはお馴染みのミツキだ。ミツキはどちらかと言うとスミレが出したスピードが自分が知ってるのよりも速くなっていた事に感心してた。
そしてボルトは今の自分の状況を理解したと同時にめちゃくちゃ赤面になって慌てて言った。
「だだだだ大丈夫だから下ろしてくれってばさ!」
「え?あっ!ご、ごめんなさい!」
そう言って思わず両手を引いて戻した。つまりボルトは今支えられているものが無いわけで
「いてっ!」
まあこうなります。
「はわわわ!!ごめんなさいボルト君!!」
「あ、うん。大丈夫だってばさ。」
そう両者赤面のままボルトは立ち上がった。スミレはそんなボルトの顔に傷があるのを見て言った。
「ついてきて、ボルト君。」
「?おう。」
そして2人は実験場の隣の休憩スペースに来た。ミツキとサラダはそれぞれ気に入った科学忍具を使っている。スミレはボルトをソファーに座らせ棚に置いてた科学忍具を取りボルトの隣に少し頬を染めながら座った。ボルトはむすーんとしている。
「はわわ大丈夫?ボルト君。」
「俺としたことがついはしゃいじまったぜ。」
スミレはそんなボルトに少し寄って言った。
「ちょっとジットしててね?」
そう言ったのと同時にスミレは持ってた科学忍具をボルトの頬の傷に吹きかけた。
「おわ!な、何だこれ?泡?」
「これもカタスケ先生の新作なの。自然治癒力を高めて傷を治してくれるの。そのまま膜になって傷口も塞いでくれんだよ。」
ボルトはそれを聞き隣の実験を見る為の所にいるカタスケを見た。そしてスミレに聞いてきた。
「スミレは・・・さ。信頼してるんだな、カタスケ先生のこと。」
スミレは少し黙り言った。
「うん。信頼もしてるし尊敬もしてるよ?私もアキタさんも。」
スミレは正直にそう言った。スミレは正直最初はあまりカタスケの事は尊敬もしていなかった。スミレの中にあったカタスケはボルトに科学忍具を使わせ中忍試験を間接的に失格にした張本人だからだ。勿論1番悪いのはボルトだがそれでもカタスケがボルトに科学忍具を進めなかったらボルトはあんな苦痛の叫びもあげることは無かっただろう。だがスミレはここに来てカタスケの見解を180度変えた。カタスケを一言で言えば真摯なのだ。科学忍具を作り・・・そしてその科学忍具で誰かを救おうとしている姿を短期間で何度も見た。例えば·····
「ワン!」
「ちょっと茶丸!」
見る為のスペースから1匹の犬が飛び出しボルトの元に来た。
「わっ!ははっ!懐っこいなお前!」
「ワンワン!」
「こらこら」
そう言ってボルトは何かに気が付き茶丸を持ち上げ呟いた。
「そっか、お前足が。」
そんなボルトを見てアキタは茶丸を呼んでボルトに言った。
「この子は元々うちの忍犬でね。任務で足がね。私としては生きてるだけで良かったんだけどやっぱり茶丸は元気が無くなって。そんな時カタスケ先生がこう言ったの。『「忍犬」としてのこの子を支える脚を作りましょう!ってね·····!』それからなんだ。私が先生の助手になったのは。」
そう言ってアキタは茶丸を下ろした。
「今じゃケガする前よりも元気になっちゃって。」
降ろされた茶丸はカタスケの所に行き抱っこしてもらっている。
「力のない人、大切な何かを失った人、そんな人達の笑顔を取り戻す希望の光。それが先生にとっての『科学』なんだと思う。」
ボルトは目をカタスケと茶丸に向け黙って聞いている。
「科学忍具のこと、君は気に入らないのかもしれないけれど、皆を支えたいって気持ちは同じなんだよね。君も先生も。それだけは覚えておいて。」
そのまま場は沈黙したが茶丸との戯れが終わったカタスケがひょこっと出てきて投げながら言ってきた。
「若、こういうものはどうです?」
ボルトはその科学忍具を受け取った。スミレも初めて見る科学忍具だ。そしてカタスケが持ち方とスイッチのオンオフのやり方を教えボルトはソファーに座ったままその動作をした。その時いきなり青い刃が出てきてボルトもスミレもビックリした。
「己のチャクラを刃にする。『チャクラ刀』です。」
「すげぇ」
そう呆然と呟いた。だがカタスケは申し訳なさそうに欠点を説明した。
「先程と同じやり方をすれば納刀出来ます。実は今の所チャクラを吸いすぎてしまいまして長時間は使えません。」
「なんだ。使えねえなぁ。」
「ははは、精進致します。」
そう苦笑いで言った。ボルトはチャクラ刀をじっと見た後カタスケに言った。
「あの義手、父ちゃんの手はさ、里を、皆を守るための手なんだ。だから·····さ。これと同じくらいすげーカッケーのにしてくれよな!」
この瞬間ボルトは科学忍具を認めた。そう分かったらスミレは嬉しかった。
「ええ!勿論ですとも!」
その時、ボルトの父の7代目火影のナルトから電話があった。内容はボルト達の担当上忍、猿飛木ノ葉丸と相棒のムギノとの連絡が国境付近で取れなくなった。1番近いのがボルト達だから今の任務を中断し見に行ってくれと言うことだ。3人は勿論それをOKした。カタスケと茶丸も同伴する事になり一同は先端技術研究所の入口に来た。カタスケは何やら準備して来たのだが·····ごつかった。元々介護用のパワードスーツなのを戦闘用に改造したんだとか。そんなカタスケをボルトは呆れた目を向けたが邪険にはしなかった。そんなボルトを見ながらスミレは思ってた事を·····ボルトを意識し始めた時から気になってた事をサラダに聞いた。
「ね、ボルト君ってモテるのかな?」
ボルトは顔は四代目の血なのか所謂イケメンの部類には入っている。まあ·····アカデミー時代のイタズラ小僧のイメージのせいで少しあれだがスミレから見てもボルトの性格は・・・まるで太陽の様だと思っている。スミレはそんなボルトの性格に惹かれたのだ。
「さあね、誰とでも直ぐに仲良くなっちゃうって言うのはあると思うけど」
スミレはそうだろうなと思った。修学旅行の際にも案内役だった霧隠れの中忍のかぐらとも直ぐに仲良くなっていた。
そしてスミレは·····自分の胸が苦しくなるのを感じながら自分の首を絞めるかもしれない、でもどうしても聞きたかった事を聞いた。
「·····サラダは気にならないの?ボルト君の事。」
そう言い切った瞬間何か言葉では言い表せない感情が広がったが顔には出さずサラダの答えを待つ。
「はぁ?何それ?なる訳ないでしょ。」
そう聞いた瞬間スミレは·····正直に言えば安心した。その気持ちが大きかった。ここでスミレは考えた。サラダにだけ言わせて·····まあサラダからすればそんなに意識して言った訳では無いだろうがサラダにだけ言わせて何か自分だけだんまりなのは悪いと·····いや本音を言えばサラダがこれからボルトを好きになるのかもしれない。だからスミレは言っときたかった。そもそも今の問いで多少ボルトの事は意識してしまうかもしれないから今更と割り切り恥ずかしいが言った。
「私は·····気になるよ。ボルト君のこと。」
「·····」
サラダは驚いた顔をしスミレを見た。スミレはそんなサラダに微笑んだ。その時ボルトから声がかかってサラダは3人と1匹の所に向かう時にサラダは言った。
「えっと、じゃね!スミレ。」
「うん。ボルト君や皆の事、よろしくね?」
「はいはい!」
そう言って走っていき最後にボルトが言った。
「じゃあなスミレ!またゆっくり話そうぜ!」
そんな4人と1匹が見えなくなるまでスミレは手を振り続けた。そして見えなくなると深呼吸した。そしてまた赤くなってちょっぴり今のやり取りを後悔した。オマケに最後のセリフも聞きようによってはサラダを焚き付けたかもしれない。あのよろしくねの最初にボルトの事を言ったのは普通に自分の好きな人だからよろしくねって意味で言っただけである。好きな人が真っ先に来るのはある意味しょうがない気がする。
自分でやっといて何だがあれでサラダがボルトの事を意識し始めたら·····。そう考えた時やっぱり言うべきじゃ無かったかな?と思ってしまったがそれでも・・・親友でライバルになるかもしれないサラダには言っておきたかった。勿論もしこれでサラダもボルトを意識し始めたらはっきり言ってスミレは圧倒的不利だ。·····少なくともスミレはそう思っている。普段からパカすかサラダと違って会える訳では無い自分ではアタックチャンスは少ない、でも言ってしまったものはしょうがないと割り切りスミレは入口に入る前にもう一度ボルト達が走って行った方向を見て心で言った。
(例えそうなっても·····サラダには負けない。)
そう悪く言えば勝手に1人でライバル視を始めた。まあだからと言って2人の仲がわるくなる訳では無い。それだけでは2人のアカデミーからの繋がりは消えない。
·····余談だがスミレは自分が圧倒的不利だと思っているが実はそうでもなかったりする。・・・いやだってね、恋人でもないのに何回もうずまき邸にお邪魔したりボルトと夏祭りで一緒に回ったり手を繋ぎながら花火を見たり·····ぶっちゃけ今だけを見るならスミレの方が圧倒的に有利だったりする。
まあそれはさておいてスミレは最後に心の中で呟いた。
(気をつけてね、ボルト君、皆。)
そうこれから新世代の対決に向かうボルト達に言った。
お疲れ様でした(´・ω・`)。
スミレってその内普通に復帰すると思うのですよ(。'-')(。._.)
だって鵺と付き合っていくために科学忍具班に行ったのにそのまま科学忍具班にいるなら少し?となったので復帰すること前提に書きました。力を持っても付き合っていきたいって意味だろうしただ付き合うだけならミニ鵺にずっとしとけばいいだけだし。
そう言えばこの話の漫画版を確認の為に見てて思ったんですが·····サラダ任務なのにヒール履いていいの( ˙꒳˙ )???となりましたね。何かよくよく見たらヒールじゃん!ってなりました笑。
それからスミレの気持ち云々は作者があの場面を見てて自己解釈したものです。ぶっちゃけボルサラの人達が言ってるあれは応援っていう言い分は(ヾノ・∀・`)ナイナイ。ボルトSDでスミレがサラダにボルトの事どう思ってるのと聞いてその後に私はサラダに負けないって言ってたしね。応援ならそんな事言わない。
まあそういう訳で自分が勝手に解釈したものなので本当のところは分かりませんが自分はこうだったらいいな〜!と書きました。
(*´∇`)ノ ではでは~
修業パート誰目線でやる?
-
ボルト&ナルト
-
スミレ&ビオラ
-
自来也&サスケ
-
最早全部やれ