転生したらガンダムビルドファイターズの世界だった件   作:裸の錬金術師

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第4話「黄昏の運命」

カタパルトから発進した2体のガンプラーーハイネ専用デスティニーガンダム とウィングガンダム(EW版)が、漆黒の宇宙空間を駆け抜けていく。

 

 

「すげぇ・・・・・・・」

俺はモニターに映る景色に思わず見惚れてしまった。目の前に広がる光景はまるで本当の宇宙ようで、プラフスキー粒子によって象られた偽りのモノというのが信じられない。

 

『CAUTION』

 

そのとき、ちょっとしたアラームと共にディスプレイに警告が出た。恐らく敵が近づいてきているのだろう。

「気をつけて!敵が来るわよ!」

警戒を促すアスカの声。

それとほぼ同時に、ビームで出来た銃弾が驟雨のように襲いかかってきた。

「くっ!」

咄嗟に操縦桿を操作し、なんとか回避すると急いでモニターで相手のガンプラを確認した。

 

一機は、全体的に丸みを帯びたシルエットに大きく張り出した肩、全身は赤いカラーリングで纏められている。

OVA作品『機動戦士ガンダム0083』に登場するMS、ガーベラ・テトラだ。

 

そしてもう一機は、角張った肩に青と白のカラーリング。さらに一際目を引く、巨大なビームライフルを携えたガンダム 。その名もガンダム4号機。

 

「ガーベラ・テトラにガンダム4号機、なかなか粋なチョイスじゃないか・・・!」

「そうね、前衛と後衛の役割分担がしっかりとしてるところを見る限りかなりの強敵ね」

(いや、そういうことが言いたかったワケじゃないんだが・・・・・・まあ、いいか)

「コウ、アタシは4号機の相手をするからコウはガーベラ・テトラをお願い!」

「わかった!」

アスカから指示を受けると俺たちは瞬時に散開した。

 

さっきまで俺たちのガンプラがいた場所にはピンク色のビームの奔流が迸っている。

4号機のメガ・ビーム・ランチャー。やろうと思えば一射で敵艦隊を壊滅させるだけの火力を発揮するとされる。

あんなの、直撃どころか少しかすっただけでひとたまりもないのは明白だ。だから、アレにだけは絶対に当たるわけにはいかない。

「よっし!行くか!」

その言葉と共にデスティニーのウィング・バインダーから、オレンジ色の光の翼が煌きだした。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

「くっそ、コイツ滅茶苦茶強え!CPUのモックとは動きがダンチだ!」

先程までと同じようにビームマシンガンと腕部の110mm機関砲から銃弾の雨が降り注ぐ。

俺はデスティニーのソリドゥス・フルゴールビームシールドを発生させ、ダメージを最小限に抑える。

シールドを構えつつビームライフルを向けるが、既にそこには影も形もなく、警告のアラームが上からの敵襲を知らせる。

 

ハッと上を見上げるとそこにはビームサーベルを振りかざしたガーベラ・テトラが。

しまった!回避は間に合わない。

咄嗟に庇った右手のビームライフルが両断され爆散する。

とてつもなく痛い犠牲だが、機体を守るので精一杯だった。

 

ーー速い。流石にあの試作1号機Fbと開発コンセプトが被っていただけのことはある。

既にガーベラ・テトラは高速で離脱し、今や遠距離武器でしか届かない場所にまで離れている。なるほど、ヒット&アウェイ戦法というワケか・・・・・・!

「そっちがその気なら!」

俺はデスティニー自慢の機動力で一気に距離を詰めて、アロンダイトで叩き斬りに行く。

一撃、二撃、お互いのビームの刃が真っ向からぶつかり合い、激しい閃光がほとばしる。

 

このままつばぜり合いを演じるかと思いきや、相手はビームサーベルのエネルギーをオフにした。

「なにっ・・・・・・!?」

不意に相手を失った対艦刀がスッと虚空を切る。

更に相手は機体を大きく沈ませ、対艦刀を躱すとガラ空きになったデスティニーの懐にビームマシンガンを突きつけた。

「しまった・・・・・・!!」

いくら一発一発は低威力のビームマシンガンとはいえ、こんな至近距離で撃ち込まれれば、タダでは済まないはずだ。

 

 

俺は敗北を覚悟した。

 

 

 

しかし、その引き金が引かれる瞬間、爆音とともに凄まじい衝撃波が二体のガンプラを襲い、バトルフィールドの隅々まで駆け巡った。

 

 

 

 

アスカ視点

 

アタシはウィングガンダムで虚空の宇宙を駆け抜けていた。その名の通り、鳥の姿を模したバード形態で、星々の狭間を突っ切っていく。

その標的はガンダム4号機。

バトルが始まった時、一度だけアタシたちの前に姿を見せた後、急速に距離を取りその姿を眩ませた。

それも機体の特性を鑑みると納得だ。

 

 

・・・・・・・!見つけた!巨大なビームライフルを構えた体勢でこちらを狙っている。

その刹那、4号機のメガ・ビーム・ランチャーから放たれる、正確無比な射撃がバード形態を襲った。

アタシはそのまま機体を左右に空転させビームを回避し、その勢いのままモビルスーツ形態に変形するとバスターライフルを構える。

狙いを定めるとアタシはバスターライフルの引き金を引いた。

バスターライフルの銃口からプラフスキー粒子でできたビームの奔流が放出される。

それは相手も同じだ。ほぼ同じタイミングで手にしたメガ・ビーム・ランチャーから光が迸り、バスターライフルから放たれたビームとぶつかり合う。

 

高密度のプラフスキー粒子が衝突することにより爆発!!

激しい閃光とともに膨大な量の粒子が拡散し凄まじい衝撃波が走った。

 

 

 

 

コウ視点

 

 

「くっ!?」

 

突然、謎の閃光と衝撃波が発生し一瞬頭が働かなくなったが、俺は目の前のガーベラ・テトラの動きが止まったのを見逃さなかった。

 

この好機を逃す手はない。

素早くアロンダイトを手放すと操縦桿を捻り、武装メニューから10番目のスロットを選択する。

するとデスティニーの、右の掌から光が放ち始めた。

それに気づいた相手のガーベラ・テトラが慌てて距離を取ろうとするが、もう遅い。

 

ーーパルマ・フィオキーナ。この武装を使うにはただ、掌を相手に向けるだけでいい。

それだけで、至近距離での必殺の一撃が放たれる。

「卑怯だとは言わないでくれよ!」

ハイネデスティニーの掌が青白く輝き、ガーベラ・テトラのボディに掌底ビーム砲が炸裂した。

 

爆発。ガーベラ・テトラは宇宙空間に四散した。

 

 

 

『BATTLE ENDED』

 

 

徐々にプラフスキー粒子が薄れていくと、呆然と立ち尽くす2人の青年が現れた。

プラフスキー粒子が消えた筐体の上には、ハイネデスティニーとビームサーベルを握ったアスカのウィングガンダム。そして、バラバラになったガーベラ・テトラとガンダム4号機が上半身と下半身が離れたカタチで転がっている。

 

・・・・・・勝った? ガンプラバトルで?

し、信じられないけど、俺、あのガンプラバトルで勝ったのか!?

 

「ぃよっしゃあ!!」

 

ほぼ初めての"対人戦"で勝利したという事実とじわじわと喜びが湧いてくるのを感じる。

 

「やったじゃん、コウ!」

横を向くと、心底嬉しそうな顔で勝利のVサインをしたアスカが立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回「翼を持つガンダム 」

EXVSマキシブーストONってゲームがあるじゃないですか?
最近、クロスボーンガンダムX3に乗り始めたんですけど、良いですね〜ムラマサブラスター!!手軽にチンパンと化せますからねぇ〜!
それじゃ皆さんご一緒に!せーの!ウッキー!今年は申年ィ〜!!
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