4章
流れとしてはエリオール寮で生活を始めた監督生とグリムが、最近寮の周辺の気温がおかしいことに気づく。
冬だから寒いのは当たり前だが、朝起きるたびに寒くなっており、なんなら外よりも寒い。原因を探ったところ火の大精霊であるパックが発情期ならぬ「発魔期」なる状態にあり、蓄積された魔力を放出するために必要な生理現象?のようなもの(因みにグリムはそれを「便秘みたい」と言っていた)で、冷気を放出しなければいけないので、冬季よりも寒い状態が少し続きますんでよろしく!みたいな感じ。ただこの発魔期はかなり魔力が膨大じゃないと発症しない。エミリアは精霊使いとしては優秀だが、魔法使いとしてはそれほど魔力は高くないのでその現象にはならない。また、発魔の内容も人それぞれで「永久凍土の終焉の獣」との二つ名をもつパックなので、あふれ出た魔力はその象徴たる冷気になるのだ。まぁ、持病みたいなもんである。
パックとエミリアは最初、監督生とグリムに発魔期の事を隠していたが、そのおかげで二人は危うく死にかけた。エミリアがなんとか結界を自分の部屋に張っていたが、限界になり、寮の敷地が凍りついた。学園自体までには冷気はいっておらず、とりあえず学園長の言う通りに火の精霊の所に行って、なんやかんやでスカラビア寮でお世話になる。
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星に願いを
ツイステッドワンダーランドには「星送り」という伝統行事があり、それは、星に願いを届けた伝承に由来する。
学園長から選出された“スターゲイザー”たちは、全校生徒の“願い星”を集め、大樹に飾り、さらには特別な舞を披露する難役を果たさなければならない。
そして今年の“スターゲイザー”は、デュース、トレイ、イデアの3人だ。
「というわけで、エミリア先輩のお願いを教えてください。」
そう言ってユウとグリムとトレイが私の元にやってきた。
「……そうね。『ユウが元の世界に無事に戻れますように。』」
そう願うと、私の掌の中の星が光る。
「ふな゛っ⁉︎自分のために使わないんだゾ⁉︎」
「確か、エミリアは毎年『ずっとパックといられますように』と願ってなかったか?」
「いいんですか?先輩も…」
ユウには私が死んでこの世界に来たことは伝えていない。
「うん、いいの。私は…」
「そうそう、心配しなくてもボクとリアは一心同体だからね〜」
私の言葉を遮るように、パックが言葉を紡ぐ。
「頑張ってね、スターゲイザーのお仕事とお手伝い。トレイもその服似合ってるわ。」
「頑張ります!」
「ははは…、ありがとうな。」
みんなが去った後、パックが心配そうに近寄ってきた。
「大丈夫よ、ありがとうパック。」
私の願いは『ずっとパックといられますように』ではない。勿論ずっと一緒にいられれば良いが、私の心の中にある本当の願いは、差別のない世界を作ることだ。ハーフエルフであることや、生まれがその後の人生の絶対の評価とはならない場所、そんな環境を築くことが、拙いながらも私の願いだった。そして、そうした願いの先にある、私の故郷の解放ーーーエリオール大森林の大地で眠り続ける、氷像と化した仲間たちを救い出すこともまた、私の願いであった。
しかし、死んでこの世界に来てしまった今、戻ることさえできない私のその願いはどんなに願っても叶わない。
でもーーーー
「綺麗……」
雨だと予報されていた空が晴れ、そこから沢山の流れ星が流れており、目を離せなかった。
「なるほど、流れ星じゃなくて、あれはみんなの願い星なんだね。」
「うん…。」
私の願いはもう叶わないけれど。せめてユウだけは無事に元の世界に戻れますようにーーーー。それは新しく生まれた私の心からの願いだった。
イメージソング
「生まれる願い」/ウタ・アリィ
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寮
名前 オンボロ寮→エリオール寮
概要 特に何かの精神に基づく寮ではない。監督生とグリムが来る前はエミリアとパックしか住んでいなかった。見た目は不気味だが中は綺麗。見た目を人が寄り付かない風にしたほうがエミリアを守りやすいのでそうした。ただし寮の名前は他の人からはオンボロ寮と呼ばれることが多い。
元ネタ エリオール大森林
プロフィール1
名前 エミリア
学年 3年C組
誕生日 9月23日
年齢 (約百年間凍結されていた経緯と、種族的に長命で老化が遅いことから)約107歳(外見年齢は18歳、精神年齢は14歳)
出身 異世界
部活 無所属
得意科目
身長 164cm
体重 羽のよう
特技 料理(自称)、お絵描き(自称)、歌(抹消)、速読(ただし物語に感情移入して止まる)、字が綺麗、石積み(時間潰し)
趣味 パックの毛繕い・勉強
苦手なこと 歌と芸術(壊滅的)
座右の銘 「一生懸命」
その他 寮長・特待生
CV 高橋李依
概要
監督生がツイステ世界に来る3年前に異世界からトリップして来てしまった。ちなみに元の世界ではすでに死んでいる。このことを知っているのは学園長のみ。女性というだけでも驚きであったが、全ての寮に当てはまると言われた。オンボロ寮、後のアレンデール寮を拠点とし、学園生活をしている。唯一の女子生徒。パック、先生陣、寮のゴーストたち、ユウはセコム。
人物
他人に自分がどう思われているか、という一点に関して一切の期待を持たない。それは環境の影響で、自身の境遇に諦めを抱いているからである。故にせめて自分だけは自分を嫌いにならずに済むよう、自分の心だけは裏切らないよう行動する。結果、損ばかりをする生き方をする羽目に。
優しく世話焼きで、他人の不幸を見過ごせないお人好しな性格だが、本人は何故かそれを素直に肯定せず、他者のための行動を自分の我が儘だと思い込み、人の情につけ込む強かで合理主義なリアリストを演じようとする。
隔離的な生活を送っていたため、世情に疎く天然気味なところがある。過酷な境遇にめげない頑張り屋である反面、頑なに意地を通そうとするため良くも悪くも面倒くさい性格と評されている。
パックを唯一の家族として信頼しており、頬をふくらませたり甘えてみたりと子供っぽい一面を見せる。 本来は精神年齢相応の純粋無垢な性格。
容姿
銀色の腰まで届く髪に、抱きしめると折れそうなぐらい細い体つき。髪型は日々、パックとの制約によって彼の気分で変えている。最近のパックのマイブームは三つ編み。体型や美容については自分で気を遣っていないが、パックとの契約で食事制限や入浴後の運動などを義務付けられている。
銀髪に紫紺の瞳を持つ美少女。さる理由から鏡で自分を見ることを極度に嫌っており、自分の容姿には無頓着で、髪型や服装などの身嗜みはパックに一任している(寮服や制服を考えたのもパック)。
能力
火のマナを司る大精霊パックと契約し、低温の熱量による氷系統の魔法を好んで使う。ほかの微精霊とも契約関係にあり、四系統の魔法ならいずれも浅く使いこなせる『精霊術師』。
見た目に反して意外と好戦的で、熱を操る魔法の力で氷柱や氷壁を作り出して果敢に戦う。身体能力が高く、格闘技も得意であり、徒手格闘で武装した集団と渡り合えるほどには単純な戦闘力では上位に位置する。
ユニーク魔法
『アイスブランド・アーツ』
氷の武器を多数生成し使い捨てながら戦う。
その他
親竜王国ルグニカの次代の王候補の一人であったがひょんなことから異世界に飛ばされてしまう。
かつての世界で恐れられる嫉妬の魔女と同じハーフエルフであり、人里離れた深い森でパックと二人きりで生活していたため、世情に疎く、人付き合いも苦手。恋愛感情も全くの未発達。
何故か言動の端々に昭和の香りを感じさせる中途半端に時代遅れなセンスのにじみ出る言い回しが多いが、何の影響なのかは不明である。 それらの発言が出るたびに「○○ってきょうび聞かねぇゾ…」とグリムからツッコまれるのがお約束となる。 スバル?知らない人ですね。
服装
制服 左の腕に銀の寮証が着いている。スカートは膝丈よりやや短く艶やかだが、その領域は腿の上まで届くニーソックスが隠している。
式典服 『鷹に近い鳥』の紋章を象った刺繍がされた白いコートを羽織っている。要はあのフード付きのコート。入学式の時も1人だけこのコートを着ていた。
寮服 紺色を基調とし、華美な装飾などなく、シンプルさが逆にその存在感を際立たせる。要はあの服。
余談
エミリアが寮に入るならポムフィオーレ寮かなとか思いつつ、ポムフィオーレ寮の面々のことまだわからないし、そういえば自分の容姿に無頓着だったなと思い断念。
ディアソムニア寮のパターンとかも考えたけどあそこ謎だしな。
プロフィール2
名前 パック
年齢 420歳
身長 9cm(可変)
体重 5g(魂程度)
その他 生徒ではない。
CV 内山夕実
人物
のんびりとした口調で喋る、マイペースな性格。エミリアと常に行動を共にし、彼女を娘のように思っており、過保護に接している。一見マスコット的だが、エミリア中心に物事を見ているため、他の者にはあまり情を抱いていない。
容姿
まん丸な瞳とピンク色の鼻、灰色の体毛に長い尻尾を持つ二足歩行の小猫。灰色の毛並みはモッフモフで手触りがとても気持ちいい。耳とかヤバい。 至高のモフモフぶり。モッフモフ。
種族的に似ているのはアメリカンショートヘア。長い尻尾は尻尾を除いた体長と同じぐらいあり、パッと見だとネズミに見えないこともない。
能力
主に低温度による火属性によって氷の魔法を使用する。かつての世界では名の知れた大精霊。しかし普段は結晶で休んでおり、日中しか活動できない状況であったが、何故かツイステ世界においては1日中過ごせる。
その他
エミリアのお供。エミリアとの契約の対価は彼女の髪型・服装等の決定権。しかし、これは容姿で差別を受け、鏡にトラウマを持つようになった彼女へのサポートなので、実質無償でエミリアのお供をしている。
覚醒状態
容姿 体長20メートルほど、体重は5グラム(魂程度)の灰色の巨獣。黄金色の瞳に、剣のように生え揃った牙。猫科の巨獣と化すが、落ち着いてみるとふわっとした毛皮の持ち主。
能力 『終焉の獣』。本気モードとなったとき、顕現に必要な大量のマナを周囲から強制的に徴収し、結果としてマナを吸われたものを凍りつかせていく。存在するだけで世界を少しずつ殺していく状態であり、エミリアの意思なくして変身することはまずない。
大精霊の名は伊達ではなく、世界を凍てつかせて滅ぼせるだけの力を持っている。
エミリアが死亡するかそれに等しい状態になれば、彼女との契約に従い、世界を凍らせて滅ぼそうとする。
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ユウの性別を男から女の子に変更したのをさらに変更。女の子エミリア1人きりだと寂しいし、逆ハーは好きでないけど、正直面倒になった。
「最初普通に女の子→女の子が男の中に!危ないんじゃね?男装監督生にしよう!→面倒。監督生は主人公じゃないんだよ、この話の主人公はエミリア!性別なんか知るか!でも性別不詳キャラ書くの難しい!もう男の子にしよう!逆ハーとか気にしねえよ!パックと私がいる限り恋愛になんかならねえんだから!」っていう発想です。
コロコロ変えて申し訳ない。でも個人的に女の子の監督生書きたかったけどもう無理よ。誰か書(描)いてください…
Qエミリアは卒業したらどうなるの?
Aそのままナイトレイブンカレッジで働きます。流石の学園長も身寄りも戸籍もない女の子を卒業したらポイッと捨てて勝手にしてくださいなんて言いませんよねぇ?(圧)
Qエミリアの恋愛はありますか?
Aないです(即答)私とパックがいる限り許しません。いや需要あるなら書くけど…。