インフィニット・ストラトスを変えてみた。キャラの性格とか境遇を。   作:クローン

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タイトル通り、インフィニット・ストラトスの性格改変ものです。運営から原作の大幅なコピーで注意されないよう気を付けます。


クラスメイトは全員女子です、ハーレムってレベルじゃねぇぞ!

 春、それは別れの季節。春、それは出会いの季節。環境も変わり、人間関係が大きく変わることもあるだろう。もしかしたらそんなに環境も人間関係も変わらないかもしれない。あぁ春よ。その風をもって、我が憂鬱を吹き飛ばしてはくれぬのか。だめ?そうですか……

 

 こんなことをだらだら考える俺の名前は、織斑一夏(おりむらいちか)。ちょっと他の同性と違うところはあるけど……まぁそこを除けば至って普通の男子高校生になるはずだった者だ。はい、ここ重要。なるはずだった、だ。何故か知らないけど、俺は……

 

「皆さん、入学おめでとう、ござい、ます……!えっと、私……私……えっと……山田真耶(やまだまや)と言います……!み、皆さん、よろしくお願いします……!」

 

 ……大丈夫かこの先生。顔は真っ赤だし目線が意味もなく右往左往してるし。人見知りなのだろうか。失礼なのは承知だけど、よく教師になれたな……

 

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 あの先生は置いておいて、話をしよう。あれは……俺の高校受験の時だった。俺は、藍越学園(あいえつがくえん)を受験しようと思っていたのだ。理由は、学費が安く、家からも近いので交通費が掛からない。おまけに藍越学園卒業生は就職率もかなり高い。安い、早い、うまいというやつだ。いや、早いは当てはまらないか?それはそれとしても、俺の姉にはずいぶん迷惑をかけたし、ここで藍越学園に合格して、高校卒業から働いて恩返しをするつもりだったんだ。

 

 そんな思いを胸に、俺は場所が変更された藍越学園の受験会場に向かった。なんでも、センター試験でカンニングするやつが出たとか、そういうのもあって変更されたらしい、どうでもいいけど。朝出発前に藍越学園のホームページを見ておいた俺は、受験会場が変更されたことを知れたので、余裕をもって家を出れた。出れたはいいんだが……

 

 織斑一夏、人生初の迷子である。いや、本当にあれはビックリした。迷うとは思わなかったし。それで、同じ道をぐるぐるしたりで迷い続け、俺は何を血迷ったのか、もう手当たり次第にドアをオープン・ザ・セサミしていくという凶行に出た。多分焦りでどうにかしてたんだと思う。手当たり次第にドアを開けていった俺だが、最後に開けた部屋であるものに出会った。

 

 インフィニット・ストラトス。通称はアイエス、ISと書いてアイエスと読む、決してイズではない。かくいう俺も最初はイズって呼んでたけど……それはともかく、これはすごいものだ。既存の兵器を越えた性能を持つ(と言われてる)このパワードスーツ擬きは創造主曰く、宇宙開発用の多武装搭載型宇宙服なんだとか。俺としては、宇宙服なのに乗ってる人の顔も体も丸見えなのはどうかと思うが……全身装甲(フルスキン)の何が悪かったんだ?全身装甲にすればスッキリするのに。顔も体も丸見えなのに腕と足に大型の装甲がついてるもんだから見た目のバランスがぐっちゃぐちゃだし。

 

 話がそれた。今は全身装甲の良さを説く時間じゃない。それは置いておいて、だ。このIS、何故か女性にしか動かせないのだ。赤子でもおばあちゃんでも動かせるのに、男性は絶対に動かせない。なんか、「ISコアノンケ説」とか、「ISコア色情魔説」とか素人目に聞いててもばっかじゃないのと思う説すら出ているぐらい、この仕様は謎に包まれている。やっぱり全身装甲にしなかったのが悪いんだ、俺は詳しいんだ(虚言)。

 

 俺は男だ、動かせるはずはない。実は女の子でしたーとかもない。ないんだが……何故かその時は、頭がISに触れろと喧しかった。俺はその脳の叫びに抗えず、ISにそっと触れ……

 

「-織-く-……?-斑-ん……!?」

 

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「織斑くん!?ちょっと!?聞いてますか!?」

 

「うわっ!?」

 

「ひゃっ!?」

 

 び、ビックリした。藍越学園の受験会場で迷子になった時ぐらいビックリした。一体何なんだ?

 

「あ、あぁ、ごごご、ごめんね織斑くん!?その、今は自己紹介してて……あ行の人から始まって、今は織斑くんの番なの!本当に驚かせてごめんね!?」

 

「い、いえ。大丈夫です。すみません、考え事をしていました」

 

 慌てた様子の山田先生に謝罪し、席を立つ。よく聞くと、多くの生徒がくすくすと小声で笑っているのが聞こえる。まぁ俺が悪いんだが。その場で回れ右をし、後ろを向く。目に映ってくる生徒は皆女子、女子、女子、女子……

 

 そう、俺はあの時ISを動かしてしまったのだ。男には動かせないと言われるISをだ。そうなれば当然世間は騒ぐ騒ぐ。ISは女性以外には動かせないというのはIS界隈においての常識。エジソンは偉い人というのと同じぐらいの一般常識でもある。そんな常識をぶち壊すような輩が出てくれば誰だって混乱する、俺だって混乱する。俺も何がなんだか分からないままにここ、IS学園に通うことが決定していたのだから。ちなみに前述の通り、ISは女性にしか動かせない。だからISを学ぶ場所であるIS学園は必然的に女子高になるのだ。そんな場所に一人放り込まれてみろ、息苦しいぞ?ハーレムとか考えられないくらいに。俺はハーレム否定派だけどな。

 

 とにかく、自己紹介だ。といっても前もって考えてたわけではないが……問題なのは、ついさっき考え事をしていたと言ってしまったことだ。あれを自己紹介について考えてたととられてると非常に不味い。適当な挨拶は好感度の低下を招く。かといって黙ったままでも駄目だ、ここは一か八か事実を羅列しよう。

 

「えぇと、織斑一夏です。15歳で、男性です。料理が趣味で、作るのも食べるのも好きです。それから……」

 

「長いわ馬鹿者」

 

「あいってぇ……!?」

 

 い、痛い。自己紹介してたら唐突に殴られたぞ、不当だ。というか、なんか今聞き馴染んだ声が……それに、この拳骨のスピード、風を切る音、この痛み……まさか!?

 

「りょ、呂布(りょふ)ぅ!?」

 

「誰が三國志最強の武将だ大馬鹿者」

 

 返ってきたのは言葉と拳骨のツッコミでした。い、痛い……自分の弟をボコスカ殴るなんて……なんだろう、俺、この学園生活にすさまじく不安を感じてきたぞ……?




 まだそんなに性格は変わってないはず。山田先生もちょっと変わってます。
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