インフィニット・ストラトスを変えてみた。キャラの性格とか境遇を。   作:クローン

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 千冬さんは……変わらないかなぁ……変えようと思っても原作のイメージが強すぎる……束さんも同じく……


クラスメイトは全員女子です、ついでに担任は姉です。

「りょ、呂布ぅ!?」

 

「誰が三國志最強の武将だ大馬鹿者」

 

 い、痛い!弟の小粋なジョークに拳をもってツッコむのはないと思います……

 

「……うぅ、にしても、なんで千冬姉(ちふゆねぇ)がここに……?」

 

「学園では織斑先生だ、いいね?」

 

「アッハイッテェ!」

 

 痛い、また拳骨が来た。心も頭も痛い。なんで、なんでこんな目に遭うんや……

 

「全く……あぁ、山田先生、すみません。思っていたより会議が長引きまして……」

 

「いいいいえいえいえ!?だだだだ大丈夫です!何の問題もありませんよ!副担任ですもの!えぇ!」

 

「え、あ、あぁ、ありがとうございます……」

 

 山田先生、千冬姉をたじろかせてるよ……もしかして、山田先生って人との距離を測るの苦手だったりするのかな……今もやたら顔が近いし。あ、千冬姉に肩叩かれて……落ち着いたっぽい。

 

「……ふぅ、こほん。あぁ、諸君、まずは一言。入学おめでとう」

 

 山田先生にたじろいでいた千冬姉だが、咳払いし、雰囲気を改めて喋り出す。それだけで千冬姉の登場にざわめいていた教室が静かになった。

 

「私の名前は織斑千冬だ、この1年1組の担任を勤めさせてもらう。私たちは、この1年でISに関する基礎を全て叩き込むのが役割だ。そのためのサポートは惜しまん。分からないことがあったら質問してくれ、分かるまで教える。以上だ、1年間よろしく頼む」

 

 そう言い、頭を下げた……瞬間、黄色い悲鳴が教室を包む。

 

「「「「「きゃあぁ~っ!」」」」」

 

「生千冬様よ生千冬様ぁ!」

 

「おぉ、神よ!幸運の神よ!天は私を見放さなかった!」

 

「テレビで見る威風堂々とした感じも、先生としての千冬様もすってきぃ!」

 

「もう、なにも怖くない!千冬お姉様がいる限り!」

 

「勝ったな、風呂入ってくる」

 

 み、耳が痛い……そういえば、千冬姉ってすっげぇ人気なの忘れてたわ……俺の姉、千冬姉は、世界最強(ブリュンヒルデ)という称号を持ってて……字面の通り、世界で一番すごいISの操縦者って訳だ。というか、ここで教師なんてやってたのか。振り込まれてくる額が一定だから公務員なのかなとは思っていたけど……なるほど、ISの操縦者としての腕を買われて教師になったのか。強い人は教えるのもうまいって理論だろうか。

 

「ふぅ……で、だ。織斑?お前は自己紹介の一つろくにできんのか?」

 

「……すいません、織斑先生」

 

「……はぁ、その殊勝さに免じて許してやる」

 

「ありがとうございます、千冬先生……」

 

 ゴチンという音が俺の頭から鳴る、痛い。千冬先生はアウトか、よく学習した。

 

「……前言撤回だ」

 

 んな殺生な。ところで、皆は勘のいい人は好きか?俺は好きだ。で、今のやり取りで俺たちの関係にたどり着く人は結構いるようで……

 

「……嘘、織斑くんって、千冬お姉様の弟……?」

 

「ふぁっ!?何それ羨ま!はっ、ISを動かせるのにも血縁的なアレが……?」

 

「えぇー、羨ましいなぁ。変わってほしいなぁ」

 

 変わってほしいねぇ。何やろうと千冬様の弟に相応しくないだのあの人ならもっとやれるだの言われる人生を送りたいようで。俺?別に気にしてない。あぁいう手合いは無視するに限る。どうせ千冬姉の家での様子見たら手のひらを返すのさ。

 

「……織斑、今何か失礼なことを考えなかったか?」

 

「いいえ、何も」

 

 危ない危ない。この人恐ろしく勘がいいからな、特に自分のことに関しては。そんなことを考えているとチャイムが鳴った。

 

……え、もうチャイム?しまった、時間配分を誤ったな……しょうがない、とりあえずSHR(ショートホームルーム)は終了。休み時間を挟み、1時間目だ。遅れるなよ」

 

 それだけ言って、千冬姉と山田先生は教室から出ていった。千冬姉、小声で言ってたけど聞こえてたぞ。

 

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「……こ、これがIS学園の授業……?オープンスクールで受けた藍越の授業より難し……いや藍越ではISの授業やってないやないかい!……はぁ……」

 

 1時間目のIS基礎理論なる授業が終わり、休み時間。けれどこう、何というのだろう。新入りに対する興味?っていうのかな、好奇心を多分に含んだ視線がどすりと突き刺さってくる。やぁねぇ、ほんと。いやおばさん臭いこといってる場合じゃねんだよ、俺。なおIS学園はISの授業をコマ全部使ってフルスロットルでやるので入学式当日から授業がある。学園案内は案内板にしてもらえってさ、不親切な。

 

(……だが、まぁ。これはどうにもならんだろうな)

 

 だが俺が脳内で何を考えようと事態は好転しない。俺は男子、俺以外は女子。比率にして1:99。これが変わることは決してないだろう。悲しいかな。おのれニュースめ、俺のことを大々的かつプライバシーなぞ知らぬの姿勢で放映しよって。お陰で年齢と身長体重、生年月日に住んでる場所に電話番号までばれた。携帯はすぐに買い換えた。これがマスゴミたる由縁か。

 

(……そういや、今年でIS誕生10周年か)

 

 この世にISが生まれてからもう10年も経つが、世界は変わった。前も言ったがISの前では現行兵器は紙切れ同然。しかもISを作ったのは日本人。てなことで日本は技術を独占しようとしたが、それを面白く思う諸外国たちじゃない。そこで諸外国はIS運用協定、俗にアラスカ協定なるものを作り、ISの情報開示、独占禁止。研究のための超国家機関の設立。ISの軍事利用禁止等々を決めた。

 

 のはいいが、今度はどれだけIS操縦者が揃っているかというのが各国の軍事力……建前は有事の際の防衛力に繋がる事態になった。女性にしかISは動かせない。IS操縦者はたくさん欲しい。じゃあどうするか?答えは簡単、女性優遇にするのだ。そして1年もしない内に男尊女卑ならぬ、女尊男卑が世界のルールとなった。お陰で男は生きづらい世の中になった。どっかの国では男性の人権が完全に剥奪され奴隷にされているのだとか。ISや道具は進化し続けるのに、肝心の使う人間が退化していってないか?

 

「……あぁ、ちょっといいか?」

 

 ふと声が聞こえる。後ろからだ。誰だと思い振り向くと……

 

「……ほ、(ほうき)!?箒じゃないか!」

 

「あぁ、久しぶりだな一夏」

 

 そこにいたのは、ずいぶんべっぴんさんに育った、6年ぶりに会う幼なじみだった。




 頭を使うと疲れますね。展開は決まってこそいれど、キャラの台詞やそういったものがすらすら出てこないのです。
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