ポケどま!   作:よすぃ

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明かされる真実

 仕掛けられた罠を踏まないように慎重に、周囲から迫る魔物の群れを倒しながら、私たちは目的地を目指した。

 そこに到達するまで何があるかは分からなかったが、私の脳裏にレミーラの巻物のお陰で浮かんだままのマップが的確にナビゲートしてくれている――はずだったが、その時不思議な事が起こった。

 太陽が突如消え、暗闇が周囲を覆ったかと思うとすぐに明るくなる。次の瞬間、私の脳裏のマップは書き換わっていた。

 

『そんな……?』

「なあ、今のはなんだ?」

『わかりません……しかし、地形が変わったようです』

「そんなバカな話があるか?」

 ゼニガタが声をあげるが私にも分からないのだ。ただ、道を見失ったことには違いなかった。

『ここは、本当に不思議なダンジョンですね……私たちの常識は通用しない』

「ううむ。しかし進む他あるまい」

『はい。ひとまずこのまま進みましょう。目的地はマップ上にまだ存在していますから』

 改めて、私たちは歩き始めた。

 何度も魔物が襲ってくるが、それをひたすら追い払う。気力が切れそうになると、落ちているアイテムを利用し、回復する。ひたすらローグライクなダンジョンを私たちは歩き続けた。

 

 幾度となくマップが切り替わり、目的地を見失う。その度に私たちは落胆し、しかし、二体のザマゼンタは忠実に私たちをその背に乗せて歩き続けてくれていた。

「そうだ、アーマーガアを飛び立たせたらどうか?」

 道中、ゼニガタの提案でアーマーガアを空に飛ばそうとしたが、不思議と飛び立てなかった。まるで、「そらをとぶ」の技が不思議な力でかき消されているようである。

「君でダメなら吾輩がやってみよう」

 結果は同じだった。

 アーマーガアが言うことを聞いていないわけではない。今のトレーナーは一応はマッシュから私に移行している。

『歩くしかないですね……』

「そうだな」

 言った瞬間、ゼニガタは怪訝な顔をして、周囲を観察し始めた。

『どうしたのですか?』

「何か聞こえんか?」

 私も感覚を研ぎ澄ませてみる。第六感を働かせ、脳裏に響いてきたのは音楽だった。それはどうやら何者かが音楽を奏でているようだった。

『行ってみましょう』

「お、おい?」

 私はザマゼンタにそちらに向かうように指示する。慌てて、マッシュから預かったナオミに指示し、ゼニガタもこちらについてくる。

 音楽に向かい、いくつか部屋を抜けた先。私たちはついに歩みを止めた。

「お、ここは……」

 マップが再形成される前に、私たちは目的物のある部屋に入ることが出来たのだ。悠久とも思わせるほど、かなり長い行程だった。ここにたどり着けたのは、音楽が聞こえて来たからである。

「音楽は遠ざかっていったな……」

 何者かは音楽を奏でながら移動し始めたらしかった。

「ごぜーんいちじー、ふみきりにー、ぼーえんきょーを、かついでったーっ」

 メイちゃんが突然歌い始める。どうやら、先ほど聞こえていた歌であるようだ。

「知っているのかね?」

「ワンオクロックだよー」

 そのバンド名は聞き覚えがある。コウタローの愛してやまないロックバンドである。

 私たちはその音楽に向かって歩いていたのだ。今さっきまでここに居たようだが、ちょうど入れ違いにその部屋には人が居なくなったらしい。紛らわしいが、ここでいう部屋とはダンジョンの広間のことを便宜上そう呼んでいるだけで、実際にはワイルドエリアの風景が四角く切り取られているだけである。

 先程までここはライブ会場だったのかもしれない。あらゆる場所に、金色や銀色のテープが散らばり、ライブファンに向かって投げていた様子が伺える。普通であれば、ファンはこぞってこのテープを記念に拾いたがるだろう。しかし、ここに誰も居ないことから、楽曲を奏でながら、会場を移動させたのだと理解できた。

 

 私の目の前には倒壊した建物があった。隣には動物、キリンが突っ立っている。ここは紛れもなく、マスターの運営している孤児院ホームだった。確か、ガラル国王に赴任したバドレックスの指示により取り壊されたということだった。また、隣接しているはずのガラル鉄道は初めから無かったように何も無く、完全にこの棟だけが孤立して残された状態だった。

 完全に瓦礫と化した建物を観て、メイちゃんが悲しそうな顔をしていた。私たちが孤児院に歩みを進めると同時に、この広間の奥にある通路から続々と姿を表したのは転がる妙な岩だった。一つではない。三つ、四つある。そのどれもに不気味な笑みが張り付いている。

「またバケモンか」

 それを見たゼニガタは慣れた手つきで愛銃を構える。

 瞬間、私の未来の光景と、過去の出来事が鮮烈にイメージされた。過去は先ほど、メイちゃんがイオの巻物を使用した時の事。あの時、イオの爆撃を受けて、その部屋は全体が吹き飛んだようになっていたが、あの時、そのイオの一撃を最初に受けたのは、中心にいたニヤニヤと笑う岩の魔物だった。

 私たちの目の前にいるこれと同じものだ。そして、未来の光景は――

 

『ゼニガタさん、待って!』

「うぉーっ、きさまーっ! タイホするー!」

 本官さんの如く、ゼニガタは銃を乱射し、その全てがその爆発する岩――言うなれば、“ばくだんいわ”に着弾した。ばくだんいわの張り付いた笑みが不気味に輝く。膨大なエネルギーがそこに集中していき――大爆発が起こる。それは次々と周囲に誘爆していく。

 瞬間、誰が命じたわけではなかったが、私の乗っていたザマゼンタが私を背中から落とし、ばくだんいわと私たちの前に躍り出る。

 マッシュのザマゼンタのナオミとは異なるその真紅に黄金の眼の紋様の描かれた盾を大きく展開させ、巨大なシールドを作り出した。

 

『千年の盾……』

 千年もの昔から全てを守り続けた最強の盾が、ありとあらゆるものを防ぐ盾か、大爆発から私たちの身を守ってくれる。

 わずかな熱風と轟音を肌に感じながら、それでも爆発が止んだ後、私たちは大きな怪我もなく、五体無事にそこに立っていた。

「あ、危ないところだった……本官はこんなつもりでは……」

 ナオミから同じく転がり落ちたゼニガタはメイちゃんと多幸のサナと共に腰を抜かしていた。

 

 ポケモンではない、このような危険な生物の存在があること自体が驚きである。冷静に考えると、生命であるかも怪しい。

 何せ、自身と引き換えに大爆発を引き起こすのである……と考えたところで、私はマルマインの存在に思い当たった。マルマインだけではない、以前闘った、グラのタマタマだってそうだ。みんな、その身と引き換えに自爆していた。私たちポケモンも、先程の岩の形をした魔物も、似たようなものなのかもしれない。

 いずれにしても今回は、千年の盾の姿のザマゼンタのお陰で、私たちも無傷で居られたし、背後に居るキリンもダメージを受けなかった。

 

「ふん、バカタレが。ばくだんいわに攻撃すりゃ、そりゃメガンテするだろうさ」

『あなたは……』

「ん? 若さの秘訣かい?」

 

 誰も聞いてもいないのにそんなことを言いながら、キリンの影から姿を見せたのは、私の知る最強の老婆――ポプラだった。

 

「おばあちゃん!!」

 疲労していたメイちゃんの顔が一瞬にして明るくなり、ポプラに向かって走り全力で抱き締める。

「おっとっと、危ないよ。良かったねえ、無事だったねえ」

 ポプラは薄ら涙を浮かべながら、その小さな幼い身体に優しく手を回す。その仕草と、メイちゃんの嬉しそうな様子はまるで、おばあちゃんと孫娘のそれだ。

 その光景を見て、私の胸に何かが響く。ひどく、強く。

「サナ。あんたも無事だったんだね」

 優しげな目線を私に向ける。ポプラのその様子を見て、収まるところに収まったのだと実感した。以前ポプラが言っていた、自分には担えない役割。メイちゃんの保護者。それは、こんな時でも、しっかりと機能している。

「サナ……」

「あの、この度は大変失礼いたした! 市民を守る立場の本官がこのような……」

 何か言いたげな様子のポプラに、黙ったままだったゼニガタが話しかける。

「良いんだよ。それもきっと、あんたの役割さ。銭形のとっつぁんとは、そういうもんさ」

 ポプラは笑ってみせた。

『ポプラさんは、何故ここに? 一体どうやって……』

「空間を超えてきたのさ。そこのキリンがさっきまで寝てただろう。そこの警官が騒いだおかげでキリンが目を覚ましたんだ。それが、座標さ」

 空間を超える。座標。ポプラが言葉にした数々は、私に、異世界での出来事を思い出させた。こことは大きく異なるスタンドと呼ばれる存在の居た世界のことだ。

 あのとき、ポプラは今日と同じように世界線を跨いだ。そのような芸当をただの人間が出来るとは思えない。

 

「あたしにかかりゃ、出来ないことなんざ基本的に無いのさ。いや、無かったと言うべきかね」

『どういうことですか?』

「今はキリンという媒体が無きゃ移動できないし、不便なもんさ。昔は何も無くたって、あたしは世界のあらゆる所に行けたのさ」

 ヨロイじまの悪の塔のことを思い出した。ポプラはあの中から出て来た。厳重な管理のもと、私たちは入れなかったのに簡単に出入りしている雰囲気だった。

「さてはヨロイジマのことを思い出してるね。まあ、あんな感じさ。あたしは、マップの切り替え時に、別の座標に移動できる。ヨロイジマにいた、クジラを覚えてるかい?」

 確か、海に巨大なホエルオーが居た。あれだけのクラスはなかなか居ない。まるで、私の記憶にある何かのゲームのクジラのようだった。

『――クジラ?』

 思い浮かんだ生物の名前に、驚く。確かにそういう生物の存在を私は知っている。捕鯨が禁止されているというエピソードすら思い浮かぶ。

 それから『ゼルダの伝説の夢をみる島』だ。そういうタイトルだ。あれには似たような存在で、“風のさかな”が居た。何なのか、この記憶は。いつの、誰の記憶なのか。

「思い出したようだね。ゲームボーイの方だよ。スクロールバグさ。ワザップでも見てみな。画面を切り替える瞬間にセレクトボタンを押すと、存在している軸がズレて行けないはずのマップに行ける。あたしがしているのは、そういう事さ」

 空間転移とは、そういうものなのだろうか。分かったような分からないような理論だった。

 

「ねえ、おばあちゃん。いこうよー、メイもうつかれたよー」

「ご老人。メイちゃんの言うとおり、積もる話は後ほど……今は先を急いだ方が良いですな」

 メイちゃんが言うと、ゼニカタも賛同した。私もつい話し込み過ぎた。

「ああ、すまない。そうだね。あんたたちの他に、エースバーンの格好した兄ちゃんと、傷だらけの怪盗、喋るニャースは先に保護しといたから安心しな。あと、ホップもね。みんな無事さ、アラベスクタウンに居るよ」

 ポプラはそう言うと、キリンを見上げた。

「あんたにはここで軸を固定してもらわないとね。アラベスクタウンにある、“旅のとびら”と繋がっておいてもらわないといけない」

 旅のとびら――また新たなワードが出て来た。しかし、そのワードを自然と私は受け入れていた。同時に、ドラゴンクエストというタイトルも頭に浮かんでくる。

 旅の扉とは、入ると一瞬で別の場所に移動できる仕掛けである。便利な代物だ。

「そういうわけで、あんたら覚悟はいいね? あたしは出来てる」

 どこかで聞いたそれは、以前行った異世界で、黄色がテーマのチームインスティンクトのスパークの言っていた台詞だ。スタンドと呼ばれる存在がいる異世界を思い出し、また脳裏にひとつのタイトルが過ぎる。ジョジョの奇妙な冒険、と私の頭の中には浮かんでいた。

 先程から次々と頭に浮かんでくるそれが、ずきずきと頭を痛める。ポプラは、それを紛らわそうと、「大丈夫かい」と手を差し伸べた。

 

 ――大丈夫かい。

 記憶の中に光が浮かぶ。それは病室だ。そこにはポプラに少し似た女性がいる。

 しかし瞬時にそれは消し飛んだ。割れるように頭が痛いのだ。

 

「調子が悪そうだね。よし、みんな、アラベスクタウンに向かうよ。千年のザマゼンタ、あんた、サナを運んでおやり」

 ザマゼンタのトレーナーでも無いのにポプラは指示を出し、伝説の存在であるはずの盾の王はそれに従い、私を背に乗せた。同時に私の意識は闇へと落ちていった。

 

 ※

 

(……きこえますか……サナよ……今あなたの心に直接呼びかけています……目を覚ますのです……あなたは何者で、どこから来てどこへ向かうのか……あなたの成すべきことは何か思い出すのです……)

 

 そんな声が頭の中に聴こえてくる。

 ――私は何者で、どこから来たのか。

 私は色違いのサーナイト。オーレ地方で生まれ、世界各地を旅してきた。それは昔の話。私は“改造”され、世界の理に反する存在となってしまった。

 ――私はどこへ向かうのか、成すべきことは何か。

 最初は知らないガラルに投げ出され、以前のマスターに捨てられたと自暴自棄になっていた。始まりは色違いのダークライで、その歪な存在の原因を探るためガラルを旅し、いつの間にかたくさんの人と出会い、たくさんの経験をした。

 どんな人も大切だけど、特別な人はガラルでの私のマスターだ。こんな私を愛してくれるマスターに……ユウナに会いたい。会って、ありがとうって言いたい。彼女を助けたい。世界を救う異変をどうにかして、彼女が安全に過ごせる世界に戻したい。

 それだけが出来れば、私の役割は終わりだ。ポケモンバトルで言うところの“役割論理”、私の役割は、そこにあるのだと思う。

 あとひとつだ。

 ユウナの従姉のサナ。私と同じ名前のアローラのマスター。彼女のことも同じように助けてあげたい。きっと何かのボタンのかけ違いなのだ。たったひとつのボタンの付け間違いで、世界は大きく変わる。

 それを正すのだ。サナ、ユウナ。私の愛しい人。

 

 瞬間、私は目を覚ました。真っ白な天井が見える。身体が強ばったように、思うままに動かない。

 音楽が聴こえる。

 ――午前二時踏切に望遠鏡を担いでった。ベルトに結んだラジオ、雨は降らないらしい。

 この曲は聞き覚えがある。歌詞に午前一時ではなく二時とあったことが不思議ではあるが。

「ワン、オク……ロック……?」

「……サナ?」

 声が掛けられ、僅かに返事してみせる。

「ははっ、良かったよ。だけど、これはワンオクじゃない、バンプだ」

 身を起こそうとするが体が痛む。やはり難しいようだった。

「無理しちゃダメだ。前もそれで強引に動いただろ?」

 覗き込む顔が見えた。それは、スタンドのいる世界のサオリだった。私の知る、ガラルの霊長類最強の女では無い。

「いいよ、無理して喋るな」

「……ユウナ……」

 だが私の口からはその名前がこぼれ落ちた。彼女に会わないと。助けないと。

「ユウナも大丈夫だから。な? 今はまだ安静にするんだ」

 ――大丈夫。

 サオリの言葉を聴いて安心したのか気が抜けていくのを感じる。視界がぼやけてくる。

「おい、サナ? サナ!?」

 サオリが必死に呼び掛ける声を聞きながら私の意識は再び暗闇の底へ落ちていった。

 

 ――サナ。

 誰かに呼びかけられた気がして、目を覚ます。意識が覚醒し、私は何処かの家の庭に面した廊下のような場所に居た。私はここを“縁側”と称することを知識として理解している。

 そして、ここは、以前来た、サナっちとサオリがルームメイトしている家であることに気付いた。

「目が覚めたかい」

 縁側から広がる庭を見ていると背後から声をかけられる。うら若い少女がそこに居る。心無しか、私のマスターのユウナに似ているような気がした。しかし、すぐにそれが、以前ワイルドエリアの逆鱗の湖で一瞬見せた、若返ったポプラである事に気づいた。

「……ポプラさん?」

 その名を呼ぶと、ポプラはフッと笑みをこぼす。

「あんたには、その名前なんだろうね。でも仕方がないさ」

「ポプラさんでは無いんですか?」

「ポプラかと言われたらそうでは無いし、あんたを導いてきた間のポプラかと言われたらそのとおりさ」

 いつも謎めいていたが、相変わらず、掴みどころのない人だ。

「あんたは結局思い出せないんだろうね。残念だ」

 そう言って、少女の姿のポプラは庭に目線をやる。そして指先をパチン、と鳴らす。

 庭が一気に彩られた。これは、ゆうなの花だ。

「別名はオオハマボウという。沖縄の方言だと、ゆうなって呼ぶんだけどね。あの子の名前だし、生まれた場所にはよく咲いていたよ」

「マスターはホウエン地方の生まれで、私もホウエンに居たけど、そんな花は見たことが無いです」

 ポプラは違うよ、と悲しそうに微笑み、何やら空間から白いニット帽を取り出した。それは、マッシュがエースバーンの格好をするときに被っていたものだった。

「あんたのホウエンのマスターは覚えてるかい」

「覚えてます」

「じゃあそのニット帽は?」

 意図が読めなかった。

「あるところではユウキ。また、あるところではルビーなどと名付けられている。あんたの記憶のなかのホウエンのマスターはまた別の名だろうね」

 そして言う。

「これは、あのエースバーンの坊やが被っていた帽子だが、あいつが異国の友達から貰ったもんさ。そう。あんたの昔のマスターとやらだ」

 エースバーンの坊やは、マッシュだ。確かに、いつも白いニット帽を被っていた。それは、エースバーンの頭部を模していたので気づかなかったのだろうか。いや、この帽子はやはり記憶にない。

「デザインは元に戻しといたよ。どこの世界線のホウエン地方でもその帽子を被って存在している主人公がホウエン地方の男の子さ。だが実感がないんだろ? そりゃそうさ、こうやって目の前で見るのは初めてなんだからさ」

 ポプラは何を言いたいのだろう。私にはその考えが読めなかった。

「やっぱりダメかい。部屋の中を見てみな。みんな、あんたとあの子が好きだったゲームや映画、本ばかりだ。何か感じないかい?」

 所狭しと並べられたや、ゲームのパッケージの背表紙の文字は、私には読めないはずの言語なのに、すらすらと頭に入り込んでくる。

 遊戯王。進撃の巨人。ルパン三世。ドラゴンクエスト。ファイナルファンタジー。メタルギアソリッド。ワンピース。そして、その文字は、何故かそこに在った。

 ――ポケットモンスター。私たち種族のことである。

「ポケットモンスター、縮めてポケモン……それは、種族でも、生き物でもない。言うなれば、ひとつの世界さ。サナ、あんたが今いる物語だよ」

 目の前の少女はそんな風なことを言ってみせた。

 

――――――――――

【最後の補足】本作のポプラとは?

 筆者の分身であり、物語の外の存在。筆者は昔からライトノベルの後書きでよく見かける座談会に憧れていた。登場キャラクターがわちゃわちゃしていて、挙句の果てには、作者も出て来たりする。有名なもので言うと、コピペネタで定型文『くぅ~疲れましたw』がある。あれも最後に作者(俺くん)が会話に混じり、それに気づいた登場キャラクターたちが声を揃えて、「って、なんで俺くんが!?」と言うものである。

 そういうわけで唐突なネタバレであり、最後の補足となるが、本作のポプラの正体は、登場キャラクターたちと絡みたかった本作の著者、執筆している時点での著者名は『よしえ』である。ここまで来るとラストまであと少し! くぅ〜疲れましたw

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