僕のちょっとエッチなヒーローアカデミア 作:マガツキ
『いよいよ準決勝の始まりだぁぁぁぁぁ!!
まず最初の対戦は眠れる力を前の試合で見せつけ
もはや最強の一角であろう!1ーA!轟 焦凍!!』
プレゼントマイクの実況と共に轟がステージに上がる
『対するは!まさに歩く移動要塞!
お前の中には一体何が入ってるんだ?!寿 鎧!!』
「いや・・・何も入ってないですよ・・・
武装も呼び出してるだけだし・・・」
プレゼントマイクの実況にツッコミながら俺はステージに上がる
「・・・正直・・・俺はお前との戦いを楽しみしていた・・・」
「そうなの?」
「ああ・・・戦闘訓練で負けたリベンジをさせてもらうぞ・・・!」
「・・・いいぜ・・・かかってこいよ・・・!」
試合が始まる前からすでに俺と轟は戦闘モードに入っていた
『試合・・・開始!!」
「っ!!」
その合図と同時に轟は氷を俺に向かった放ってくる
「やっぱりそうきますよね!」
俺はそれをセレクターライフルのフレイムスロワーで溶かす
「!あっぶね!!」
すると明らかに俺の炎ではない炎が飛んできた
「そうだったそうだった・・・前の試合から左も使うんだった・・・」
「ああ・・・緑谷のおかげだ・・・」
「本当・・・厄介な獣を解き放ってくれたぜ・・・!」
「だったらお前も解き放たれたらどうだ?」
「悪いがそんなわけにはいかないな!」
俺は再びセレクターライフルで氷を溶かしながら
轟に詰め寄っていく
すると先ほど同じく今度は炎の攻撃に切り替えてきた
「っ!」
俺はそれをシールドを呼び出して防御する
(さすがに強いな・・・攻めてが足りない・・・
いっその事負けるかな〜・・・)
さすがに勝つ見込みがなくなってきた俺は降参しようかと思っていると
「なぁ・・・なんで本気を出さないんだ?」
「・・・・・」
「俺相手じゃ本気にはなれないか?」
「・・・・・」
「俺はな・・・緑谷から教えてもらったんだ・・・これは俺の力だって・・・
じゃあお前の力はなんだ?お前の全力はどこにある?」
轟の言葉は異様に俺の胸に刺さった
おそらくそれは俺自身もそう思っていたからだろう
いつからか本気を出さない理由を探しながら
全力で戦うのをいつも避けていた
それはあまりに強すぎる力が誰かを傷つけるのではないかと不安だったからだ
だから本気を出すのは本当に困った時だけ
自分の命が掛かってきた時だけそう心の中で決めていた
だが・・・今となってはそれも言い訳なのかもしれない・・・
だからこそ・・・俺は・・・
ーーー三人称視点ーーー
『おおっと!?寿!今度は氷を躱さずそのまま直撃してしまったぞぉ!?
これは勝負あったか!?』
轟の攻撃を受けて寿は完全に氷の中に閉じ込められてしまった
「これはさすがに無理ね・・・勝者!!?」
ミッドナイトがこれ以上の試合は無理だと判断し
試合を終了させようとした時だった
氷の中から何かが高速で回転するような音が聞こえてきた
「!?」
そしてそれは・・・氷の中から飛び出してきた
「三二式伍型丙 漸雷強襲装備型・・・参る!」
寿は全身を機械に変えその腕にはボルテックスドライバーが握られていた
「轟・・・これが俺の本気だ・・・しっかり受け止めろよ?」
「・・・ああ・・・!」
そこからは一瞬の勝負だった
寿はセレクターライフルの砲身をハウザーユニットに変え
轟は左の炎を前の試合以上に燃やしていた
そして両者が一斉に攻撃をぶつけ大爆発が発生した
『おいおい・・・今年の一年はヤベェな・・・』
『全くだ・・・後始末をする身になれ・・・』
プレゼントマイクはその光景に唖然とし
相澤先生は後で説教だと言わんばかりに怒っていた
そして徐々に霧が晴れていきこの戦いの勝者が姿を現した
『轟くん場外!!勝者!寿 鎧!!』
ようやく自分の本気を見せつけた寿
しかしそれがあんな事になるとは誰も思っていなかった