僕のちょっとエッチなヒーローアカデミア 作:マガツキ
あれから何とか息を吹き返した俺は家に帰り
新しい武装の制作とチェックをしていた
「はぁ・・・今日は結構疲れたな・・・
でも明日からは普通のちゃんと普通の授業だ!」
俺はこれ以上、目立つことはないはずだと思いながら
作業をしていたのだがふと思い出してしまった
「・・・ん?普通の授業?・・・ってことは」
「明日はヒーロー基礎学があるじゃねぇか!!?」
そう・・・明日は一大イベントの一つである
ヒーロー基礎学・・・つまり戦闘訓練が行われる
「・・・マジかよ・・・よし!現実逃避だ!!」
俺はもう何も失うものはないと全てを忘れて作業に没頭した
そして翌日になり俺は教室でプレゼントマイクの授業を受けていた
「それじゃあここの問題をわかった人」
(((((めちゃくちゃ普通だ!)))))
「Zzz・・・」
「HEY!寿!堂々と爆睡してんじゃねぇよ!!」
「Zzz・・・」
「無視かよ!?」
訂正・・・俺はプレゼントマイクの授業を寝て過ごした
そして時間は過ぎて行きいよいよお楽しみである
「わ〜た〜し〜が〜!」
「普通にドアから来た!!」
みんなお楽しみ(?)ヒーロー基礎学の授業の時間になった
「Zzz・・・」
「「「「「ってまだ寝てんのかよ!?」」」」」
しかし俺はそれでもなおずっと寝ていた
「・・・なんか出鼻をくじかれた気はするが・・・
コホン・・・今日のヒーロー基礎学はズバリ戦闘訓練だ!!」
「そしてそれに伴った個性届けと・・・君達の要望したヒーローコスチュームだ!!」
「「「「「オォォォォォ!!」」」」」
「それじゃあ早速着替えてグラウンドβに集合だ!!」
「「「「「はい!!」」」」」
「Zzz・・・」
「いやいい加減に起きろよ!?」
俺は切島に起こされて自分のコスチュームに着替えていた
「全くよ〜お前大丈夫か?」
「ああ・・・昨日遅くまで作業してただけだから大丈夫・・・」
「ならいいんだけどよ・・・あんまり無理すんなよ!」
切島はさっさと自分のコスチュームを身につけていた
「・・・てかお前はコスチュームないのか?」
すると切島は俺の格好を見てどうしたのか聞いてきた
確かに今の俺は学校指定のジャージである
なぜなら答えは簡単
「俺・・・サポート科を受けようとしてたから
コスチュームの要望なんて書いてなかったんだよ・・・」
「マジでか!?」
「だから今日はこれで我慢してくれだって」
「なるほどな〜・・・それじゃ仕方ねぇな」
切島に慰めながら俺達はみんなのいる方に向かった
「へぇ〜・・・みんなそれぞれのコスチュームをしてて面白いな」
「あれ?寿くんはジャージなの?」
俺がみんなのコスチュームを見ていると
後ろからオールマイトをリスペクトしている
コスチュームを身に纏った緑谷が現れた
「・・・なんつうか・・・すごいな・・・」
「そっそう?」
改めて見ると緑谷の衣装にはかなり来るものがあった
オールマイトの姿をしているのもそうなのだが
(・・・マスクしてるとなんか不審者にしか見えないな・・・)
そんな事を思いながら緑谷を見ていると
「デク君!?」
「麗日さん!!」
そこにパツパツのスーツを着た麗日さんが現れた
「しゅしゅしゅっしゅごい衣装だね!?」
「えへへへ・・・要望ちゃんと書かなかったからパツパツスーツになっちゃったよ」
そう言いながら麗日さんが歩いて緑谷に近付こうとすると
「おっ!?」
「麗日さん!?」
そこには小さな窪みがあり麗日が転けそうになってしまった
それを緑谷が支えようと手を出したのだがすでに遅く
「「どぁ!!」」
二人して転けてしまった
「痛ててて・・・デク君大丈夫?」
「・・・・・」
「デク君?」
麗日は下敷きにしてしまった緑谷の反応がないのをおかしく感じて
どいて確認してみるとそこには
麗日の胸に挟まってしまい
鼻血を出して気絶している緑谷がいた
「デッデクくぅぅぅぅぅん!?」
(・・・すまん緑谷・・・俺の個性に巻き込んじゃって・・・)
どうして緑谷がこうなってしまったのか
これは俺の個性『ラッキースケベ』の所為である
この個性は俺だけに発動するわけではなく
男子と女子に一定以上の親密感があり
俺に一定の距離まで近づいてしまった場合に発動するのだ
つまりそれほどまでに緑谷と麗日の心の距離が近かったということである
(まぁ・・・麗日はそこまでなんか思ってるわけじゃないけど・・・
緑谷に関しては確実にこの先も意識しちゃいそうだな・・・ごめん・・・)
俺は心の中で緑谷に謝りながらとりあえず授業の説明を聞いていたのだった
「それじゃあ早速チーム分けを決めるくじを引いてもらうよ!!」
そう言われてみんなが思い思いにくじを引き始めた
だが俺はその時に思い出してしまった
このクラスは元々20人がいるはずだった
だが俺というイレギュラーが発生し21人になってしまった
つまり・・・
「・・・これ・・・余るな・・・」
そう・・・このくじ引きは確実に誰か一人が余ってしまう
(絶対に余ってたまるかぁぁぁぁぁ!!)
俺は全ての念を込めて残されたくじを引いた
そこに書かれていたのは
”特別♡”
「・・・・・」(チーン)
終わった・・・俺ぼっち確定・・・
「いいんだ・・・どうせ俺と一緒に組んでくれる人なんていないんだ・・・」
(((((なんかやばい地雷踏んじゃったぽいぃぃぃぃぃ!?)))))
「んん!寿少年!それは特別カード!
それを引いた者は自分でパートナーを決めることができるぞ!!」
オールマイトは俺の心を取り戻すべく必死でフォローするが
「そうですか・・・誰も進んで俺と組んでくれないから
強制的に組んでくれと・・・そうですか・・・そういうことですか・・・」
「ちょっと寿少年!?待って!そっちに行かないで!ダークサイドに堕ちないで!!」
俺の心はどんなにカンバっても落ち込む一方でしかなかった
「とっとりあえず!寿少年のことはみんなの模擬戦が終わってからにしよう!」
(((((放置したぁぁぁぁぁ!!?)))))
それから順調に模擬戦は進んでいった
緑谷と爆豪の戦いから始まり
轟の圧勝などいろんな事があったが
それもすべて終わりようやく俺の番になった
「さて!それでは誰と戦いたいとかあるかい!?」
「この理不尽な世界と戦いたい・・・」
「・・・うん・・・それじゃあ誰か立候補してくれるかい!?」
(((((挙手制になったぁぁぁぁぁ!?)))))
俺の対応に困ったオールマイトはもはや自主性に任せることにした
「俺・・・やります」
すると真っ先に轟くんが手を上げて立候補した
「それじゃあ私もお願いします!」
それに続くように八百万さんも手を上げた
「うん!推薦組の二人が相手か!これなら文句はないな!
では次に寿少年のパートナーは誰かいるかい!?」
オールマイトが俺のパートナーを選ぼうとした瞬間に俺が起き上がり
「やめてください・・・俺にパートナーは必要ありません・・・」
「いいのかい?」
「どうせ誰も俺と組みたいなんて思わないでしょ・・・」
(やばい・・・寿少年が完全にダークサイドに堕ちてしまった!!)
俺は誰とも組みことなく轟と八百万の二人と戦うことになった
そして振り分けは俺が敵で二人がヒーローチームになった
『それぞれ準備はいいね!?それじゃあ始め!!』
その合図と同時に轟が先ほどと同じくビルを一瞬で凍結させた
「やっぱりあれが出たか〜・・・あれじゃあ寿も負けたか〜・・・」
「・・・いや・・・そうでもないみたいだぞ?」
轟は一人で凍ったビルの中を入っていくと
「!?」
正面玄関の入り口にセントリーガンが設置されていた
「チィ!」
轟はセントリーガンが起動するよりも先に凍らせて動きを封じるが
「それは悪手だったな」
「何っ!?」
その隙に俺が背後に立ち警棒で轟の頭を叩いて気絶させた
「さて・・・残るは八百万さんだけか」
俺は残った八百万がどこにいるのかを探すと
どうやら裏口から入ったらしくすでに核のある部屋に向かっていた
「まぁそう簡単にはいかないけど」
そう思っていると上から銃声が聞こえてきた
それは俺が間違いなく設置したセントリーガンの音だった
俺は早速その場所に向かってみると
そこには陰に隠れてセントリーをどうすればいいのか考えている八百万さんの後ろ姿があった
俺はこっそりとそっちに近づいていき
「動くな」
そう言って体を寄せようとしたのは良かったのだが
「アン!」(むにゅ)
「むにゅ!?」
八百万さんの甘い声と手に伝わる柔らかい感触で俺はすぐに自分が何をしたのか理解した
俺は抱きよせる時に八百万さんの胸を掴んでしまったのだ
俺はそーっと八百万さんの方を見ると耳まで真っ赤にしながら震えていた
「寿さんの・・・変態!スケベ!」
「どぉぉぉぉぉ!??」
その後は怒った八百万さんが必要なまでに俺を追い回して時間切れ
俺の勝ちになったのだが
一番疲れたのは戦闘が終わった後に八百万さんへの謝罪だった
何とか許してはもらえたのだが
それ以降、八百万さんは俺の顔を見る度に顔を赤くしてしまうようになった
今回は麗日さんが緑谷に
八百万さんが主人公の餌食になりました
緑谷くんに関しては女子の免疫がなくて
ラッキースケベをしても嬉しいとかいう感情よりも先に気絶しそう