僕のちょっとエッチなヒーローアカデミア 作:マガツキ
「お前すげぇな!あの二人に勝っちまうのかよ!!」
観戦室に帰ってくると切島が先ほどの戦闘について絶賛していた
「しかしなんでお前は凍っていなかったんだ?」
すると今度は常闇が俺がなぜ動けたのかを聞いてきた
「え?だって凍ったのはビルだけでそこに触れてなければセーフだろ?」
「そうだが・・・それはどういう意味だ?」
「いやだから・・・浮いていればなんの問題もないんだろ?」
それを聞いてここにいた全ての人間が納得した
こいつはあの攻撃の時にはすでに宙に浮いていたのだと
「なるほど・・・それであの攻撃に対応したということか」
「そう
そんで後は無防備で入ってきた二人の注意をセントリーでひいて
その隙をついて各個撃破ってわけ」
そう・・・俺がやった事はいたって単純だった
轟達はあの攻撃で俺は倒されたと判断し
誰もいないと思い込んでビルの中に入ってきた
後はそれをどうやって活かすか
だからこそ一番最初に轟を倒すことにしたのだ
もしあいつが俺の存在に気づいてしまったら
もう一度ビルを凍らせてしまい
せっかく設置したセントリーが無駄になってしまう可能性があった
セントリーだけがあれば二人は俺がいるのは核のある部屋だと思ってくれる
そうやってセントリーをちまちま潰してくれない限り
一人で戦っている俺に勝機などなかった
(・・・こうしてみると・・・だいぶ綱渡りな作戦だな・・・これ・・・)
頭の中で解説していると改めて自分の作戦の穴に気づき始めてしまう
一つ目の問題はビルの凍結だ
もしこれをしてこなかったら二人は俺の存在に注意しながら入ってきただろう
そうなってしまったらこの作戦の成功確率はぐんと下がってしまう
二つ目の問題は轟が単独行動をしてくれなかった場合だ
もし二人で一緒にビルに入ってきてしまったら
一人は奇襲で倒せたとしても確実に俺の存在はバレてしまう
そうなったら後はなかっただろう
「・・・なんか勝った気がしないな・・・」
「なんでだよ!?十分圧勝だっただろう!!」
「いや・・・まぁ・・・
もうちょっとうまくできたんじゃないかと思い始めてしまった・・・」
「確かにそうだろうね!」
そこへオールマイトが現れた
「先ほどの戦闘は二人が油断してくれたからこその勝利だと言えよう!
しかしだからこそ今日できなかった事は
反省し本当のヒーロー活動の時に活かせばいい!!
このヒーロー基礎学はその為にあるのだから!!」
オールマイトのその言葉を聞いて俺は思わず感動してしまった
(なんだろう・・・意外とちゃんとした先生が出来てるじゃん・・・)
こうして俺達の始めてのヒーロー基礎学は終了した
そして翌日になりホームルームの時間となった
「お前ら席につけ〜・・・」
相澤先生が教室に入ってきて俺達は席に座った
爆豪と緑谷は昨日の戦闘訓練について怒られていた
「さて、それじゃあ本題だ・・・
今日は君達に・・・学級委員長を決めてもらいたい」
「「「「「学校っぽいのキタァァァァァ!!」」」」」
みんなはようやく来た学校っぽいことに感激していた
そしてみんながみんなやりたいと宣言しており自体は纏まらないかと思っていたが
「みんな静粛にしたまえ!多をけん引する責任重大な仕事だぞ!
やりたいものがやれるモノではないだろう!周囲からの信頼があってこそ務まる聖務!
民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというなら・・・これは投票で決めるべき議案だ!!」
さすがは我らが未来の学級委員長良い事を言っている
「めちゃくちゃ手がそびえ立ってるじゃねぇか!!」
・・・その手がなければだが・・・
こうして学級委員長は投票制になり結果は原作の通りになった
「あれ?寿は自分に入れなかったのか?」
「ああ・・・俺はそこまで自惚れてないからな」
「「「「「うぐっ!?」」」」」
俺の言葉を聞いて自分に入れてしまった全ての人の傷を抉ってしまったようだ
そしてお昼の時間になり俺は一人で飯を食べていると
「お隣よろしいでしょうか?」
そこへ八百万さん達が現れて一緒に食べようと誘ってくれた
俺は快くそれを受け入れて席を空ける
「それにしても意外だったな・・・まさか寿が他に入れるなんてな!」
「ちょっと待て切島!なんでお前は自分に入れると思ってたんだよ!!」
「いやまぁ・・・そんな空気だったから・・・」
何か解せない感じはするがとりあえず気にしないで俺は食事を再開しようとすると
「「「「「!?」」」」」
マスコミが侵入して警戒警報が鳴らされた
もちろん何が起こっているかわからないみんなはどうなっているのかと
混乱を引き起こしてしまっているが
俺はすぐさま人の波に流されないように近くにいた八百万さんと葉隠さんを抱き寄せ
攻性防盾システムを使って天井へと逃げた
他にも切島と芦戸さん、上鳴と耳郎さんがいたがさすがに手が足りなかった俺は
背中にフォールディングアームを展開し
切島と上鳴だけを掴み二人にそれぞれの女子を掴むように指示した
「ありがとうございます寿さん」
「助かったよブッキー!」
「ちょっと待って!?それは俺のあだ名か!?」
なんとか難を逃れた俺達だったがもう一つの問題が発生した
(てか八百万さんもそうだけどやっぱり葉隠さんも見えないだけで結構あるぅぅぅぅぅ!!)
それは二人が密着している分、二人の胸が潰れるほど俺に押し付けられているということだ
俺はなんとか気をそらすべく切島の方をみると
「いや〜!助かったよ切島!」
「おっおう」
(・・・なんかすごい甘い雰囲気だからそっとしておこう・・・)
そう思って今度は上鳴の方を見てみると
「馬鹿野郎!変態!スケベ!!」
「ギャァァァァァ!!」
(・・・何があったの?)
なぜか耳郎さんが顔を真っ赤にしながら上鳴を攻撃していた
どうやら掴む時に間違って胸を触ってしまったらしく
それで攻撃を受けていたらしい
(・・・俺の所為じゃないよ?)
自分に嘘をつきながらとりあえず騒動が収まるまでここでまった
その後、飯田のおかげで騒動は収まり
飯田が無事に学級委員長に就任することになった
(てかマスコミの侵入か・・・ってことはいよいよ来るわけか・・・)
俺はこの後で来るであろう途方もない悪意のことを気にしながら
今日という日を過ごすのだった
次回はいよいよ USJ編に突入!