僕のちょっとエッチなヒーローアカデミア 作:マガツキ
あれから飯田が他の先生達を呼んでくれ
寿はそのまま保健室へと運ばれた
「リカバリーガール
彼の容体はどうなんですか?」
「別に問題はないよ
エネルギーを使い果たしてしまっただけさね
ゆっくりと寝ていれば大丈夫」
「よかった〜・・・」
緑谷はその言葉を聞いてホッとしていた
「てかこいつの心配よりも自分の心配をしな
あんたの足はそんなにすぐは治せないよ?」
「うぐっ」
そう・・・問題は緑谷の方だった
彼の方は寿を助ける為に己の足を犠牲にしてしまった
しかしそのおかげで彼は助かったと言えるだろう
「それにしてもあの脳無とかいう怪人・・・
凄まじい強さだったようだね」
「はい・・・正直、寿くんがいなかったら
僕達でも勝てたかどうか・・・」
「・・・そうか・・・」
オールマイトはその話を聞いて自分が情けなくなってしまっていた
(ナンバー1ともてはやされておきながら
生徒のピンチを助けられなかったとは・・・なんとも情けない話だ・・・!)
「とにかく緑谷少年はこのまま治療を続けてもらいなさい
私は警察の方に向かうよ」
「はい」
こうしてUSJ事件は終わり・・・新たなる戦いが始まろうとしていた
ーーー主人公視点ーーー
「クアァ・・・さすがにまだ全快にはならないか・・・」
あれから一日中俺は眠っていたがそれでも全快までには至らなかった
「まぁ・・・ゆっくりと休める時間くらいはあるだろ」
そう思っていたが俺は完全に忘れていた
これから来るであろう戦いの事を
「オ〜ッス」
「おう!おはよう!って復活早いな!?」
「ん?何が?」
教室の中に入って切島に驚かれた
「だってお前・・・昨日全然目が覚めなかったって・・・」
「ああ・・・別に怪我して寝てたとかじゃないから
単純に本気出してエネルギー使い果たしただけだから」
「そうなのか?それならよかったぜ!!」
そうやって話していると今度は蛙吹さんと八百万さんが来た
「ケロッ本当に大丈夫なの?」
「あんまり無茶はしないでくださいね?」
「いや・・・マジで怪我は何一つしてないからね?
本当に疲れて寝てただけだから・・・」
思いの外、心配をかけていたらしく結構な罪悪感があった
そこへ何やら包帯まみれの男が入ってきた
「お前ら・・・早く席につけ」
「「「「「相澤先生復活早っ!?」」」」」
「そんなに休んでるわけにもいかないんだよ・・・
新しい戦いが迫ってるしな・・・」
「まさか!?また敵が!!」
「もうすぐ・・・雄英体育祭が始まる」
「学校っぽいのキタァァァァァ!!」
相澤先生が急遽復活したのは体育祭が迫っていたからだった
(そういえばすぐだったな・・・完全に忘れてた・・・)
さすがの俺も体育祭の存在はすっかり忘れていた
しかしヒーロー科にとっては体育祭はまさに自分をアピールするのにうってつけの場所
だからこそみんなは張り切っていた
だが俺は違った
元々ヒーローを目指していない俺はそこまでやる気はなかった
だから目立たないようにすればいいと考えていたが
「それと寿・・・選手宣誓は任せたぞ」
「えっ?今なんて言いました?」
「聞いてなかったのか?毎回受験を首位で通過した奴がやることになってる
今年の首位はお前だろ?」
(・・・そうだったぁぁぁぁぁ!!)
どうやら俺は嫌でも目立たなければならないようだった
放心状態の俺をよそにホームルームは終わりお昼の時間となった
「はぁ・・・マジか・・・まさかの選手宣誓か・・・」
「ケロッどうしたの?嫌なの?」
「はい・・・めちゃくちゃ嫌です・・・」
「確かに人前で何かを言うのは緊張しますものね」
「私もあんなに視線を感じちゃったら緊張しちゃうよ!!」
(・・・視線?)
「俺はお前なら出来ると思っているぞ」
「常闇・・・」
みんなでお昼を食べる中で常闇が珍しく俺を慰めてくれた
「そうだな・・・とりあえず俺は選手宣誓だけ頑張るぞぉ!!」
「そこだけなのか?」
「うん」
こうしてお昼ご飯を食べ終わり教室に戻ろうとすると
すごい人だかりが出来ていた
「ケロッ・・・すごいわね・・・」
「敵情視察といったところか・・・」
「まぁ・・・だろうな・・・」
そんな風に思いながら見ているとどうやら爆豪が煽ってしまったらしく
暴動を起こし始めていた
すると一人の女の子が転けそうになったので助けようと手を伸ばした
「ん!」(むにゅ)
(またこのパターンかよ!!)
俺は助けた女の子の胸を揉んでしまったらしく
少し甘い声を出されてしまった
すぐに持ち直して女性を立ち上がらせる
「すまん・・・大丈夫だったか?」
「ん・・・ありがとう・・・」
どうやらその女の子はあまり怒っていないようだが
少しだけ頬が赤くなっていた
「あんたは何やってんだぁぁぁぁぁ!!」
「ブゴォ!?」
するとそこへ巨大な張り手が飛んできて俺は吹っ飛ばされた
「大丈夫、小大!?変な事されてない!?」
「お前は俺をなんだと思ってるんだ・・・拳藤・・・」
「・・・プレイボーイ」
「ぶっ飛ばすぞ!!」
どうやら俺を吹っ飛ばしたのは拳藤だったらしく
自分のクラスメイトである小大が襲われているように見えていたらしい
「ん・・・大丈夫・・・むしろ助けてくれたから」
「そうだったの?なぁんだ・・・よかった・・・」
「よかねぇよ!冤罪で俺は吹っ飛ばされたのか!?」
「ごめんって!今度埋め合わせするからさ!」
「絶対だぞ!破ったら許さんからな!!」
そう言って拳藤は帰って行ったのだが
「ケロッ・・・随分と仲がいいみたいね・・・」
「ええ・・・本当ですわね・・・」
「むうぅ〜・・・」
・・・何か後ろにいる女子三人がめちゃくちゃ怖いんだけど・・・
(常闇!尾白!助けて!!)
(ごめん・・・さすがに無理・・・)
(・・・これがお前の宿命だ・・・)
(裏切り者がぁぁぁぁぁ!!)
この後、俺は蛙吹さん、八百万さん、葉隠さんと
それぞれ買い物に付き合う約束をすることで許してもらいました
今回、餌食になったのは小大唯でした
(理由 二番目に好きなキャラだから)