人が生み出した神様の私と世界   作:アイバユウ

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私への影響はどうなるか

シェルターに避難してからは多くの人々は状況を全くわかっていない

当然と言えばそうである。ただ避難するようにと言われているだけとで正確な情報が入ってこない

もしかしたら、『あれ』が来たことを示すのではないがと疑っているのだ

使徒との戦いで、その被害の大きさはネルフがかなり脚色をしているが発表している

簡単に言ってしまうと『もしかしたら』と警戒しているのだろう

ネルフが『正義の味方』のはずがない。それを『僕』と『私』はよく知っている

 

「暗い過去というゴミ箱をいつまでもふたなどできないし」

 

私は思わず独り言をつぶやいてしまった

『暗い過去』とはネルフがゼーレの下部組織であったことだ

その真実を知っている者はかなり限定されている

ネルフが『真実』に蓋をして自らが『英雄』であることで発表している

真実が漏れなければネルフはいつでも英雄としていろいろと自らの立場を利用できる

しばらくすると避難警報が解除されて、シェルターから出ることが許可された

そもそも、今回のこれはあくまでも偽装工作によって発生した

ネルフもいつまでも避難命令を出すのは難しくなる

マスコミ対応にも影響してくるのは事実で、下手に掘り下げられると彼らにとっては問題になる

さっさと安全宣言を出すことで問題回避をする方が最良の判断であることは間違いない

 

「ようやく解除されたわね」

 

私はとりあえずホッとした。今のところは警戒されていないが、『彼ら』は『ネルフ』とは敵対関係にある

もちろんそれが正解なのかはわからない。でも『僕』には人の『真実』と『心』が読める

それを実行することが少ないのは私はインチキなんてしたくないから

普通の人生。『僕』はそれだけが得られるなら敵対関係にある人物と組織を破壊する

この世界から『存在』を抹消する。永久に日の光を浴びることができないところまで徹底的に『破壊』する

『私』が生きるために必要ならそれくらいのことを行うつもりでもいる

残りの課題は私に『特別な依頼』をしてきた連中の情報を探ること

彼らが何を行うつもりなのかが気になるところだ

ネルフにどんなに影響が出ても気にしない

この『世界の環境』が守れるならネルフがどんなことになろうと私には関係のない話であることは間違いないはず

『世界の環境』に大きな悪影響が出ることが起きるなら相手かまわず行動する

世界を管理している神様である『僕』の仕事なのだから

 

「管理のやり方は大変ね」

 

私はそうつぶやくと少しだけ『カンニング』のようなものをした

ネルフの中枢である『MAGI』にどんな影響が出ているか

こちらに関する情報がどれほどあるかどうかは極めて重要になる

私が私であるためには。今さら『今の私』が『昔の僕』に影響されて『過去のこと』ばかり考えるなんて

絶対にお断りだ

 

「さてと。トラブルはできるだけ避けないと」

 

降りかかる火の粉が発生するならその火の粉になる前に消火する

『やけど』という名の『傷』がつく前に、『危害』を能てくれる連中は始末しないといけない

 

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