タクシーに乗り込んだ私は大学に戻ることにした
これで一安心と思ったが思わない妨害工作されることを感じてため息をつきたかった
「ゼーレの人間ね。今度は私にどんな無茶な話でもしてくるの?」
運転手がゼーレの工作員であることは運転手である男性を見た時に『頭の中』を見てわかっていた
どうやら私に『安寧』や『平和』を与えるつもりはないようだ
一応私は神様のような存在だが、時には別の『神様』がいるかもしれないと
そうでなければトラブルが連発することはあり得ない
「我々と手を組まないか?君も好き勝手にできる」
世界を好き勝手にすることはできないはずなのに
そんなことを理解していないのはネルフとゼーレである
「私は支配に興味はないのよ。それに前回あなた達に協力したのはあくまでもビジネス上の付き合い」
それ以上の関係は必要ないし邪魔をするなら徹底的に攻撃すると返答した
私が本気になればどうなるかはすでに分かっているはず
つまり、あちらも簡単に手を出すことはない、と思っている
「あなた達は私に何をしてほしいの?」
「ジオフロントに入るのを手伝っていただきたい」
できないとは言えない。
ただしそれに協力したとネルフサイドに気づかれたら、
その時は私のせっかく楽しんでいる大学生ライフはすべて失うかもしれない
そんなリスクを背負ってまでやるだけの『価値』があるのかが極めて重要である
「あなた達は私に殺されても良いのかしら?」
「もちろん、君の意見を優先するようにと上は言っている」
だがこちらも仕事なのでなと運転手は言っている
この流れから考えると断ることはできないかもしれない
しかし問題であることは間違いない。協力すればこちらの存在をネルフに知られる
おまけに反ネルフで動いていると知られるとかなり危険なリスクを背負うことになる
「いちいち私をおもちゃにしないでもらわないと。あなた達の幹部に伝えなさい。協力をするかどうかは少し考えると」
「良い返事を期待しても良いということか?」
「私の中で検討はするけど絶対に協力するかは断言できないわ」
彼らに協力することが私にとってはリスクが上がるだけ
そんなことをすればますます状況が悪化になるだろう
好転することは基本的にならないことはわかっている
「君は何を求めているのか教えてもらえるかね」
私はお金に興味はない。多額のお金をもらって協力する理由もない
今のこののんびりとした暮らしを維持することができれば、
それだけで『僕』と『私』は満足している