大学寮に無事に到着すると私はルミナさんと月見酒を飲む用意を始めた。
ちなみに私の部屋の冷蔵庫にはビールも入っている
それとブラックの缶コーヒーもある。徹夜で作業をするときにはよく飲んでいる
もちろんカフェイン中毒にならないようしっかりとセーブしているが
「カオリ?そろそろ良いかしら?」
私はルミナさんを部屋に招き入れて満月の月を見ながら月見酒を始めた
「このワインってフランスの超高級品じゃない!どうやって入手したの!?」
「ちょっと裏から手を回したんですよ。私が開発したある特許技術の使用を認める代わりに最高級ワインをって」
「本当に良いの?このワインってお酒に素人の私でも銘柄だけでも知っているしかなり高いって有名のよ」
「ルミナさんには毎日お世話になっていますから楽しく飲みましょう」
私はワインのコルクを抜くと私とルミナさんのために出したワイングラスに注ぐと1つのグラスを渡した
「それじゃ、乾杯」
「カオリ、ありがとうね。それじゃいただきます」
私たちはまずは軽く一口飲むと良い味ですねとルミナさんは言った
確かにそのとおりである。かなり良い味わいを出している
さすがは高級ワインといったところである
「それにしてもカオリのネルフ嫌いはすごいわね。あっちはその逆なのに」
「私はネルフと関係なんて持ちたくないのに。本当に困る状況になっているわよ」
私はネルフとはもう関係などは持ちたくない。
接触するつもりもないのに向こうから問題をいつまでも放り投げてくる
できることなら『消失』させてやりたいところであるが、それは『神様の私』が直接手を出すわけにはいかない
神様が好き勝手にすることはいけないからだ。
人の生死を決めるのは法である。人が定めた法によって秩序が機能しているこの世界
神様が特権を使って行動することは最小限でなければいけない
わたしに直接攻撃してくるなら確かに正当性はあるけど、平等の観点から言って許されない
「私は研究者になるつもりはないから。教師のほうがよっぽど向いていると思うし」
「カオリが教師になるなら優秀な生徒が生まれそうね」
カオリは教え方が上手だからとルミナさんは言った
私はよくルミナさんと一緒に勉強することが多い
だからお互いの学力はよく知っている。
ルミナさんが困っているところをサポートすることはよくあることだった
「ところでカオリは何科の教師になるつもりなのかしら?」
「今のところは未定です。できればいろいろな科目に挑戦してみたいと思っていますけど」
私の言葉にルミナさんは欲張りすぎると苦労するわよと
確かにそのとおりである。欲張りは良くない
でもまだ方針を決めていないということは大きい
正確に何科の教師になるのかを決めていないのだから