大学図書館に今度購入する予定の本についての議論は白熱した展開になっていた
リナさんが消火したことによって収まったどころか、会議室内の空気が凍り付いた
その後は冷静な話し合いになり、互いにけん制しあって場の空気を読みあいながらの状況で、
まるで軍事作戦を展開しているかのような状況である
「午前の会議はこのあたりで一度終わりましょう。午後からもっと冷静に議論をすること」
それから私利私欲にまみれた会議は認めないのでと
私は少し外の空気を味わいたくなったので会議室を出ると大学図書館の外に向かった
「本当に会議はいつも戦争ね」
これは前回の本の購入会議の時も同じようなことが起きた
事態の収拾を付けるのにはかなりの苦労した
まるで市場の競りのような状況になっているので、会議が終了するまでに4日もかかってしまった
もちろん夜は家に帰って翌日再度も本の購入希望会議を行った
「カオリ。あなたはいくつも冷静に物事を判断するのが上手よね」
私が大学図書館から出て外の空気を吸っているとリナさんが話しかけてきた
「そんな風に見えますか?」
「いつも最終的にはあなたは自分の希望の本の購入希望を通すから」
それだけうまくの交渉術があればいろいろと役に立つでしょと
確かに交渉はうまい方だと自分でも理解している
リナさんがタバコを取り出したので私はライターをポケットから取り出した
私はタバコを使うことはしないがもしも何かの役に立つこともあるかと思っていつも持っている
「悪いわね」
私がライターで火をつけるとリナさんはタバコにかざした
火をつけるとタバコを吸い始めた
「健康に良くないですよ」
確かにタバコは健康には良くない。
それに私としても煙を吸うのは好ましい事ではないので、ライターを使い終わるとポケットに戻した
「私は今を楽しく生きることを最大限に楽しむことにしているの。我慢はできるだけしないようにね」
「私も我慢をするような生活は嫌いです。でも健康に影響がでたら長生きはできないですよ」
「昔の習慣を簡単にやめることができないのは仕方がないわ」
確かにそのとおりである。昔からタバコを吸っていたなら簡単に禁煙にするのは難しい
できることなら少しずつタバコの使用回数を減らしていくしかない
長年の習慣を急にやめるとダイエットと同じで反動が大きく出てしまう
それだけにこればかりはゆっくりと時間をかけてやるしかない
でもそんなことを気にしない人も多いことは事実である
リナさんもその1人であるようだ
「そんなにタバコは良いものですか?私は健康に悪いものとしか認識できませんが」
「吸ったことがない人にはわからないわ。それにストレスがたまると少しずつタバコ休憩をと考えるわ」
「そんなものですか」
私には理解できない話だ