人が生み出した神様の私と世界   作:アイバユウ

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絶えることがない苦労

 

「それにしてもあなたはいろいろと人気者ね」

 

「リナさん。私はネルフに興味はないので」

 

パンドラの箱を開けた組織と関係を持つつもりはない

彼らが自らの自己欲求によってセカンドインパクトを起こした

それだけではなく、『神様』の存在は自らであるという事を大々的に宣伝した

そんな彼らを許させるはずがない

 

「ただし私は執念深い女なんです。復讐はしっかりとしますので」

 

「あなたは確実にネルフにマークされているわ。気を付ける事ね」

 

そんなことはわかっている。ネルフは確実に私のことを『僕』と関係があるから何か仕掛けてくる

あの学校に教育実習に行かされたのもすべて裏で動いているからに違いない

だから不用意な行動をすれば何もかもが崩壊するかもしれないのだ

そんなリスクという名の爆弾を起爆させるわけにはいかない

安全確保の面から言って必要なら徹底攻撃に移ることが求められる

 

「ところで、そろそろ教えてもらっても良いかしら?あなたが銃を持つ理由」

 

「今の状況を見ればわかると思いますよ。私はなぜかいろいろと狙われているので」

 

「それはそうだけど、かなり多くの組織やその関係者から的にされているのは何か秘密があるんじゃない?」

 

「私には関係のない話です。きっとネルフが私に興味を持っているから」

 

そんなところではというがリナさんは簡単に手を引くような人ではない

きっと何か確証を得ているはず

 

「警戒はすることね。私の方でも調べてみるわ。あなたは大切な友人だから」

 

「感謝します。リナさん」

 

私はそういうと大学図書館の中にある図書部の部室に向かった

今日はゆっくりと読書をして過ごそうと思っている

本の購入リストに関する協議は一時休戦扱い

続きの論争には時間はたっぷりとあるし私は大学の単位も余裕でクリアしている

のんびり図書部の部室で読書をしても問題ない。

それに新しい何か発見があるかもしれない

別にそれを見つけたからどうするというわけではない

ただ知識として身に着けることは重要である

何かの役に立つかもしれないから

私は今は試しているのかもしれない

世界のこの先の運命がどう動くか

ネルフが正しい歴史に修正するのかを観察している

もし何もしなければ私は何らかの行動をとらなければいけない

歴史を改ざんすることはあっては絶対に認められない

 

「この世界は誰もが神様になろうと必死ね」

 

私が神様のような存在であるからほかの人物が神様になることができるはずがない

偽りの神様になることはできるかもしれないが、それを認めるわけにはいかない

もしそんな存在がいるなら私はしっかりと『対応』しなければ。

 

「苦労ばかりね」

 

私はそんなことを言いながら図書部の部室に入ると文庫本を読み始めた

ここからは私にとって自由な時間である

 

 

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