図書部の部室で文庫本を読んでいる時間もそろそろ終わりの頃になった
私は大学図書館に返却する本を片付けるとそれを持って受付に向かった
「図書部からの返却です」
私の言葉に受付担当をしている女性司書はため息をついた
「あなたも本当に懲りないわね。もう少し返却するのをしっかりと守ってもらわないと困るわ」
「すみません。今度は守ります」
「あなたはいつもそうよね。守る守るといっておいてぎりぎりの返却時間になる」
いつものことだけど、しっかりとしてもらわないと困るのと言われた。
さらに今後の私への本の貸し出しを取り消すことも考えないといけないと
それはそれでかなり困ってしまう。せっかく読書が好きで図書部に在籍しているし
図書委員会にも入っているのだ。
本を借りることができなくなるととんでもない不幸が降ってくるのと同じである
そんなことは何が何でも避けていきたい
「今後は気を付けます」
「今度こそ守ってもらうわよ。私も司書として仕事があるから」
「気を付けますので今回は大目に」
いつものあなたのセリフに信頼性はあまりないことを自覚するようにと言われてしまった
確かにその通りであることは間違いない。
私には自覚ということができていないことはわかっている
どうしても忘れてしまうのだ。私としてもどのように対応しようとしているのだが
いくら神様に近い『僕』でも『人間』の範囲の1人に入るのだから忘れることもある
「本当にすみません」
私は謝罪をすると本を返却して寮に戻ることにした
その前に近くのスーパーで食材の買い物に向かった
スーパーではいつものように買い物をしようとしている時に誰かに監視されているかのような視線を感じた
いったい誰なのかは今の段階ではわからないが面倒なことに巻き込まれるのは嫌な話である
さっさと買い物を終わらせて寮に帰ることにした
大学寮に帰れば簡単に侵入できることはないはずだ
まぁ完全にとは保証されないところが少し面倒なところではあるが
それでも民間のアパートよりも大学寮の方が安全であることは間違いない
「今日の夕食はカレーにしておこうかしら」
私は必要な食材を買っていくとレジで精算をして商品をレジ袋に入れた。
そしてぐに大学寮に向かった。その間も誰かに監視されているような冷たい視線を感じた
これは間違いなく誰かが私のことをマークしていることは間違いない
早く寮に帰ることにした。一応リボルバーは持っているので万が一の時は対応することはできる
だけど、これを使ってしまうと確実に私は危険な方向に向かうことは間違いない
警察にどうして銃を持っていたのかと追及を受けることになる
そうなればかなりトラブルが連発して起きてしまう
「面倒な世の中ね」