(バイクに乗り込もうとしているときの絵)
バイクで市内を走行しているとかなり気分が良くなった
第三新東京市がよく見えるあの展望台に向かってバイクを飛ばした
私にはとても快調なエンジン音を出して走行している時はかなり良い気持ちであった
ちなみに制限速度は守っているのにずっと尾行している車がいることには気が付いていた
「誰が尾行しているのか?」
私は少し速度を落として急カーブが続く坂道を登り始めた
普段ならこの道を利用する人間は少ない。この先は行き止まりになっているからだ
本来の目的地ではないが別の展望台につながっているのでいつもと違った展望景色が見える
尾行車はそれでもくっついてくる。完全に私が狙いのようである
展望台に到着すると私はバイクを駐車場に止める
もしもに備えてバイクに隠しているアサルトナイフをバイクから取り出そうとしたが
ここで騒動を起こすと今後に大きな影響を与えると判断してあえて出さなかった
だが警戒心はかなり持って対応することにした
車から降りてきたのは加持さんだった
「これはこれは加持リョウジさん。あなたが直々に面会とはどういう事でしょうか?」
「今日の俺は護衛が仕事でね。君に会いたいという人がどうしても何とかしてくれと」
そういうと次は後部座席から渚カヲルが降車してきた
嫌な予感が大当たりであった。できればこんな再会はもう二度としたくなかったのだが
どうしても何かを語らせたいということなのだろうか
まぁ少しくらいの話なら構わないと判断して話をすることにした
「それで、今日はいったい何を話したいのかしら?」
「君はシンジ君が死んだというけど、彼が目指していた未来の方向性については同調しているのかな」
「彼は平和な世界になることを目指していた。だから私は教師の道を目指しているのよ」
『私』は『僕』の遺志を引き継ぐために。
重い責任であっても『僕』はその責任を抱えて歩むしか道はないのだ
それがどれくらい大変な事であってももう決まっているのだから
「彼の遺志は私が引き継ぐことになった。それだけの話」
何度も同じ話をさせないでほしい
おそらく彼は少しの間違いを見つけて真実を探ろうとしているのだろう
そんなミスをするわけにはいかない。こちらの情報が漏れることは避けなければならないのだから
もしばれたら抹殺しなければならない。そうなれば逃亡生活が待っている。そんな未来は嫌な話である。
だからこそ私は彼らの質問にこのままとぼけながらゆっくりと将来に向かって歩みをしていくだけである
「同じ話を何度もさせないでもらえない?これ以上は迷惑よ」
「わかっているけど、僕は真実を知りたいだけなんだよ」
「あなた方ネルフにとって真実というのはサードインパクトの真相を知られたくない」
それだけの話でしょと私は言い切った
本当の真実が洩れたら彼らは終わりなのだから