私は渚カヲル君と一緒に図書室に向かった
ルミナさんはできるだけ早く聞いてくれるだろうが面倒なことになることは間違いない
「それにしてもあなたたちはどうして図書委員をしているのかしら?そんなに本が好きなの?」
私は本が好きだから大学では図書部に所属しているし司書の資格を得るための勉強もしているから周囲の人から納得されているけどと彼に聞くと
「僕も読書は好きですよ。この学校の図書室にある本をすべて読むのが目標なので」
大学図書館で私が掲げている目標と同じものを持っているとは驚きだったが表情は出さなかった
私は在学中にあの広い大学図書館に所蔵されているあらゆるジャンルの本を読むことを目標にしているのだ
「あなたも相当読書が好きみたいね。でも気を付けることね」
「何をですか?」
「読書は知識を得るうえでは最も良いことだと思うけど、普通の勉強をおろそかにすることになるかもしれないからね」
これは私にも図書部の顧問の先生から注意されている
確かに読書はいろいろなためになることだけど、
大学の勉強をおろそかにしては卒業に必要な単位を落とすことになるかもしれない
「それはわかっています」
よく先生に注意されていますと渚カヲル君は答えた
お互い同じ考えを持っていることに共感しそうになったが口に出すことはなかった
「こう見えても学年で上位10位の範囲の中にいるので」
「それは良い心がけね。頑張って勉強していくことを忘れないことね。私もいろいろと勉強することがあって大変だから」
これは本心である。勉強を頑張るのは学生の使命である
それは私も同じである。私も大学生であることに変わりない
だからこそ様々なことを勉学していくことが求められていることは間違いない
「あなたには言っておくけど、私は組織に興味はないの。ただ碇シンジ君を裏切ったあなたたちが許せない」
「ネルフがシンジ君のことを利用したことは認めるよ」
「それはあなたが特殊な立ち位置だったからでしょ。でもあの時のネルフの関係者は違う」
ゼーレの人類補完計画と碇ゲンドウが進めていた人類補完計画は大きく異なる
ゼーレも碇ゲンドウも同罪だ。どちらも『僕達』を利用して世界をわが手にしようとしたのだ
「世界を自由にする権利は人類にはないのよ。それに私にはこの世界でただ1人、ゼーレやネルフ関係者を裁く権利があるのだから」
「すべてのゼーレやネルフ関係者を裁く権利ですか」
「そうよ。これはシンジ君から頼まれているの。必要なら親でも構わずとね」
これは『僕』の本音である。今更過去にとらわれている連中なんてどうでもいい
『僕』と『私』はただ正義が実行されたらいいと願っている。それを邪魔しているのはネルフ関係者だ。
いつまでも自分たちは英雄だと公表し続けていることに苛立っている。『僕』は