私と渚カヲル君の2人で一緒に図書室に到着すると碇レイさんが図書室で本の整理をしていた
「ネルフ関係者は読書が好きなの?」
「レイさんは僕と同じで図書委員会のメンバーなので」
「もしかして私のことをはめたつもりかしら?」
私の疑りの視線と言葉に渚カヲルはそんなことはないですからと言っているが
どの口が言っているのだか。絶対に私との会話の時間を作るために図書室までついてきたはず
「ルミナさんから連絡が来るまでは付き合ってあげるわ。特別大サービスのつもりと思いなさい」
本当なら話の付き合うつもりなどなかったのだが、
ここまで状況が用意されていると拒むのも失礼だと私は考えた。
ルミナさんが来るまでの短時間なのだからまぁ良いだろうと思った
私もここの本の整理に付き合うことにした
おしゃべりをしながら
「それで碇レイさんはどういう用件があるのかしら」
「もう1度だけ聞きたいのですが、どうして碇君はあなたを頼ったのですか?」
『私』は本気でため息をつきたくなるほどしつこい質問に面倒さを感じていた
『僕』は彼らにチャンスを与えてあげたのに過去にとらわれ続けている。
彼らがいまだにいつまでも過去を見るのではなく、未来を見て歩んでいってほしいのにそれができない
「あなた達もしつこいわね。何度も言うけど碇シンジ君はネルフ関係者が真実を公表してくれると思ったのにそれをしなかった」
それどころか自分たちが英雄気取りになって好き勝手にしているから『私』という存在を求めていたと答えた
「それは・・・」
「あなたたちはもう少しで大人になるのよ。過去ばかり見ないで未来を見て歩んでいくことね」
私はそう言うと図書室の本の整理を続けていった
『僕』の恩情でネルフの罪を漏らさないでしていたのに、
それを良いことにネルフは自らが英雄でありゼーレは世界を壊そうとした組織という構図を決定づけた。
「私はあなたたちネルフ関係者に甘い対応をするつもりはないから覚悟しておくことね」
「それってどういう意味ですか?」
「碇レイさん。自分の罪を理解しろということです。そしてその罪を背負いながらも未来を見て歩みだしなさい」
私に言えることはそれだけよと言うとちょうどルミナさんから携帯電話に着信が入ってきた
私は手伝いはここまでねと言うと図書室を出ていった
そして1階の職員室に戻るとルミナさんが待っていた
「それじゃ帰りましょう。カオリ」
「そうですね。ルミナさん」
私たちはそう言うと職員室にいる先生に帰宅することを伝える挨拶をすると学校の近くにあるバス停に向かった
その途中で私はこんなことを考えていた。過去は捨てることはできないことはわかっている
でもそれを糧にして未来に向かって歩むことはできる。ネルフ関係者はそれをしようとしていない
いつまでたっても過去のことを追いかけまわしている。
そんなことをしても無駄なのに