「本当にしつこいわね。ネルフ関係者は。そんなに碇シンジ君のことが心配なら真実を公表するべきだったのに」
ルミナさんと一緒に大学寮に帰ろうと高校校舎内の廊下を歩いていた
面倒な人たちに好かれたことは間違いない
それもはた迷惑なほどに好かれているほどだ。そんなものは私としては折ってやりたいところだ
はた迷惑な感情など私が『抹殺』してやりたいと考えているが、
私自身が本当にそんなことをするわけにはいかない
「何を考えているのかどうかわからないわね」
「カオリも大変ね。変な人に好かれてしまって」
「そうですよね。私も同意見です。本当に変な人たちに好かれたようなものです」
高校の正面玄関に到着すると靴を履き替えて校舎から出ていった
「今度スキューバダイビングでもしに行こうかしら。ストレス発散に」
「カオリ。ライセンスを持っているの?」
私は海岸の町にいた頃にそこでライセンスを取得した。
ただしスキューバダイビングの機材は持っていないのでレンタルをする形になるが
それでも第三新東京市の近くには芦ノ湖が存在している
潜るにはうってつけの場所であることは間違いない
以前にも潜ってきたことがあるので機材をレンタルすることは簡単にできる
お金はそれなりにかかるがそれでもストレス発散にはちょうどいいことは間違いない
明日は土曜日で学校はお休みである。今日中に連絡を入れておくことにした
「羨ましいわね。でも私は勉強の方に専念するわ」
「ルミナさんはストレス発散方法は何ですか?」
「私は大学図書館で借りてきた本を読んだり、買ってきたラノベを読んで二次創作小説を書いたりする事かな」
「ルミナさん。作家志望があるんですか?」
「まぁね。こう見えても出版社にオリジナル作品を書いて応募しているんだけどなかなか難しくて」
「すごいですね。作家になって売れたらサインをくださいね」
私は冗談半分で言うとルミナさんはカオリなら一番に知らせてあげるから安心してと教えてくれた
本気で作家を目指しているということは素晴らしいことである
教師以外にも道を持っているということは何かの役に立つかもしれない
「私はスキューバダイビングの機材レンタルをしているところに電話をしますね」
高校からバス停までの道のりの間にレンタルのための準備を始めた
携帯電話を取り出して以前利用したスキューバダイビング機材レンタル店に電話をした
そして予約を取ると比較的簡単に機材のレンタルをすることができた
これで明日のお昼ごろから潜りに行くことができることが分かった
連絡を終えるとちょうどバス停前に到着した
「カオリ。大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。明日は久しぶりに潜りに行ってきます」
バス停で待っている間にそんな話をしながら待っているとすぐに市バスがやってきた
それに乗り込んで大学寮に戻っていった