人が生み出した神様の私と世界   作:アイバユウ

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私と碇レイ

昼頃になると本の整理は終了した

私とルミナさんは校舎の屋上で昼食を食べる事にした

すると碇レイさんが一緒に食べませんかと提案してきた

私としては断りたいところだが、お誘いを断る理由が思いつかなかったので

仕方なく良いですよと返事をしてしまった。

ちなみに私の昼食のメニューはサンドイッチだ

自家製である。

 

「どうして碇君はあなたにすべてを託したんですか?」

 

「彼は自分の未来をわかっていた。利用されるくらいなら自分でけりをつけた」

 

私を仮に拘束して拷問しても私には仲間がいる。ネルフの真実を知っている者がねと伝えた

もちろんはったりである。だが時にはこういうはったりが有効な時もあるのだ

特に今のこの状況では私が単独プレーをしているのではない事を知れば簡単には手を出さないだろう

だがそれもどこまで持ってくれるかわからない。私は神様だから死ぬことはないが

それでも怪我をすることはある。傷跡はすぐに治ってしまうが、

人であることを示すために人と同じ回復にするしかない

急激に負傷が治ったら怪しまれる。だからこの前の狙撃時のけがは一応包帯でカバーしている

もっとも、負傷しているかのような素振りはパフォーマンスに過ぎないのだが

 

「平和な世界を望んだ彼は裏切られたと感じた。そしてネルフは自分達の都合の良いように正義の味方をしている」

 

ネルフはゼーレの下部組織だった。サードインパクトを起こすために編成された

なのに今はまるで自分たちが世界を救ったと大々的に宣伝している。

誰のおかげで平和になったのかわかっているはずなのに

『僕』は全てが平等に裁かれるべきだと考えたのにネルフは自分に都合が悪い情報を抹消した

そして正義の味方であると世界中に宣伝した。

正義の味方など存在するはずがない。光ある所に闇があるのだから

ネルフが正義の味方であることを立証されたら私は驚く

偽りの真実で正義の味方が成立している。私はここから先は内緒の話をするためベンチから立ち上がった

碇レイさんに内緒話をしましょうと言ってルミナさんとは少し距離を取って2人だけでの話をした

 

「碇レイさん。サードインパクトで彼は真実を知った。この世界のすべてを。だからけりをつけたのよ」

 

「どんな真実なのか教えてくれませんか?」

 

「ヒントなら教えてあげるわ。ゼーレと人類補完計画。そしてあなたの存在。リリスに最も近かったあなた」

 

「碇君からどこまで話を?」

 

「彼は私の質問に対してはすべて答えてくれた。だからネルフとゼーレの影を知っている」

 

「どうしてそれを私に話してくれたんですか」

 

「ネルフに付きまとわれることは避けたいからよ。碇ユイさんは自己満足のために彼を犠牲にした」

 

そう、自分の知りたいという欲求を我慢する事をしないで実験を行った

その結果がどうなったかを知らない事は嘘だろう。『僕』はあの実験以降捨てられた

碇ユイを取り戻したいという碇ゲンドウの欲求に振り回された

罪があるというなら彼らだ。それを自覚しながら隠し続ける

罪を罪で上塗りをしているようなものだ。だからこそ許せない

私は、いや『僕』を都合の良いようにしか利用する事しか考えている連中に協力してやる義務はない

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