人が生み出した神様の私と世界   作:アイバユウ

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私が守るべきもの

大学寮の自室が爆破されて親友の部屋で眠った。

その一晩はある意味では緊張してしまった

またしても襲われてしまうのではないかと警戒していた

枕の下には拳銃を隠して眠っていた。もちろんこの部屋を提供してくれた親友を守るためにも

この銃は最後の砦なのだ。私は守るしかないのだ。もう誰も犠牲者を出したくない

私の影響で傷つく人間を見たくないのだ

私は私のせいで何の罪もない人たち、親友たちが殺されることは望んでいない

むしろ逆なのだ。守りたい。私の代わりに犠牲になる事は絶対に認めない

もし誰かが私の犠牲になるという状況が出てしまうなら

どんな手段を使っても守り抜くつもりだ

平和だけを望んでいるのに、今のこの状況はその逆方向に進んでいる

親友たちが私のせいでけがを負うようなことになるなら、

私は自らの命を差し出してでも守り抜きたい

甘ったれな正義感かもしれないが。私は信じている

この世界が平和で過ごせることを願っているのだ

今は何としても世界が平穏であり続ける事が求められる

私は神様なのかもしれないが、別の意味で私は平等に裁かなければならない

私個人の勝手な決めつけで処罰する事はできない

人には法律という厳粛なさばきがある。私が裁く必要はないと言っても過言ではない

翌朝慣れない部屋だったためなのか、いつもよりも早く目を覚ました

ベッドで眠っている親友を起こさないように静かに行動して、室内の冷蔵庫の中を確認した

一晩泊めてくれたお礼として朝食を御馳走しようと考えたのだ

冷蔵庫にはシーチキンサンドイッチを作ることができる材料があった

キッチンで調理を行っていると親友が起きてきた

 

「カオリ?わざわざ朝食を作ってくれたの?」

 

「一晩泊めてくれたんですからお礼です」

 

私は調理を終えると2人分のシーチキンサンドイッチを室内のテーブルに置いた

 

「一緒に食べましょう。冷蔵庫から少しサンドイッチ作るために材料を使っちゃったから」

 

「気にしないで。あんまり自炊をしていないから」

 

あとで大学の近くにあるスーパーで買い物をしてくるからと彼女は大丈夫といった感じで言った

私達は一緒に朝食を食べ始めた。

 

「それにしても、カオリはいろいろと狙われているわね」

 

「ネルフに目をつけられた時から覚悟はしていたけどね」

 

それにしても爆弾を仕掛けてくるとは思ってもみなかった

今後、どういう組織がどのような攻撃を仕掛けてくるかと考えると苦労する

私達は楽しくおしゃべりをしながら朝食を食べると親友は大学で授業

一方の私は教育実習先の高校に向かうことにした

今日からは足首にグロック17を常に装備しておくことにした

これ以上誰かが私のせいで傷つくことは嫌だから

自分の事は自分で守ることにした。もう迷っている事は許されない

守るためには手段を選んでいられる状況ではないことは明らかだ

 

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