本来、こころと花音が出会う前の段階でオリ主とこころが出会います。
野良ベーシストはペグ子と出会う
「……マジでクソだ」
今日、これで何度目になるか分からない言葉を俺ーー
現在俺は背中にギグケースに入れたベースを背負い、右手にはベース用のバッテリー可動式小型アンプ、左手には3mのシールドを握って路上ライブ用のフル装備状態。その足取りは重く、そして鈍い。
俺の足取りが遅々として進まないのは、何もその装備の重さのせいだけではない。
むしろ装備の重さはおまけであり、俺が抱えたもう一つの問題の方が錆びた鎖のように俺の全身に纏わり付いて俺の足を縛り付けている。
では、その問題とは何か?
「あ゛ー! タクとシュンの裏切り者め! 何が音楽性の違いだ、てめえら女にちやほやされたいだけだろーが!」
そう、俺はついさっき大学の軽音部のバンドメンバーと喧嘩別れしたばかりなのだ。
桜の花咲く四月、大学二回生になった俺は、大学同期のタクとシュンの二人と組んだスリーピースハンド《バックドロップ》を率いて軽音部の新歓ライブに臨んだ。
《バックドロップ》はゴリゴリのロックバンドで、基本的に演奏するのはメンバーが持ち寄ったオリジナル曲ばかり。新歓ライブでも、他のバンドがメジャーなバンドのコピー曲ばかり演奏する中で、俺たちだけがオリジナル曲で最初から最後まで歌い抜いた。
その結果、俺たちに待っていたのは部内での孤立だった。後輩たちは皆分かりやすいコピーバンドの方に流れていった。新歓ライブ後の飲み会で俺たちに話しかける後輩は皆無といってよかった。
周りが大いに盛り上がる中で、俺たち《バックドロップ》の三人は会場の隅っこで肩を並べて、ちびちびと酒を呷ることとなった。
けれども、俺は好きに音楽ができれば後輩がついて来ようが来まいがどちらでもよかった。
むしろ、二回生になったことで部内の雑用が減るのに加え、後輩の面倒を見るために割く時間がなくなった分、練習に集中できるとさえ思っていた。そして、他の二人も当然、俺と同じ思いだと思っていたのだ。
ついさっきまでは。
今日の五限の講義が終わって大学の空き教室に集まった俺たち三人は、今年度の方針について話し合う腹積もりだった。
大学一回生の頃から俺たち《バックドロップ》が作ってきた持ち歌は二回生を迎えた今、二桁を越すまで増えていた。
そろそろ録音スタジオを借りて、オリジナルのデモCDを作ってもいいかもしれない。そして、小さな箱での対バンライブや、インディーズのレーベルからCDを出してゆくゆくはメジャーを目指していこう。
《バックドロップ》の今後について建設的な提案ができると喜び勇んで教室に向かった俺を待っていたのは。
「ナル、俺たちのバンド、方向性を変えていかないか?」
「……は?」
タクの口から漏れた裏切りの言葉だった。
「どういうことだよタク。方向性を変えるって、一体どう変えるっていうんだ」
「それはね、俺たちも他のバンドみたいにコピー曲に手を出そうって訳さ」
「……シュン。お前ら本気で言ってるのかよ」
《バックドロップ》の最大の持ち味はメンバー全員がオリジナル曲の作詞作曲ができるということ。それを突き詰めて、他に類をみないバンドを目指すというのが結成時の俺たちの理念だった。
コピー曲の演奏はそんな結成時の理念に反していたし、何よりオリジナル曲の練習時間が減る。俺は二人の言葉に強固に反対した。
しかし、タクとシュンの二人も俺と同じで頑なだった。話を聞くうちに分かったのだが、どうやら二人とも新歓ライブで後輩が誰も俺たちについてこなかったことが堪えたらしい。相容れられない俺たちの話し合いは次第に口論に発展し、最後は罵り合いになっていた。
「わかんねー奴らだな! 人気取りで歌ってカート・コバーンの『
激昂した俺が叫びながら握り拳で教室の長机を叩くのを、二人は冷めた目で見つめていた。
「人気取りでも誰もついてこないよりましだろ」
「やっぱりバンドは誰かに聴かせてなんぼだよね。
二人のその言葉を聞いた瞬間、俺は自分の中で決定的な何が切れた音を聞いた気がした。それは楽器に張られた弦が切れて、一瞬で演奏が崩壊していく様に似ていた。
激昂から醒めた俺は、極めて冷酷に聞こえるように、吐き捨てるような調子でその言葉を口にした。
「……じゃあお前らとはここで終わりだ。俺は《バックドロップ》を抜ける」
「は? いやそれは違うだろナル!」
「えっ、ちょっと待ちなよ!」
流石にこの言葉には焦ったのか、二人が慌てて俺を引き留めようとする。腕を掴もうとするタクの手を俺は乱暴に振り払った。
「音楽性が違う奴等と組む気はない。お前らは受けのいい流行りの曲でもって演奏してろ。俺は俺で勝手にやらせてもらう」
「ナル!」
「鳴瀬くん!」
引き留めるような二人の声を無視して俺は教室を飛び出した。その足で部室に向かうと、個人ロッカーの中から私物のベースとアンプ、シールドを引っ張り出してすぐに立ち去った。部室には何人かの部員がいたが、鬼気迫る様子の俺に声をかける奴は誰もいなかった。
こうして俺は野良のベーシストになったのだ。
「……マジでクソだ」
相変わらず、同じ言葉しか発することができない俺はとぼとぼと通りを歩く。
歩みは遅いが、別に行く当てが無いわけではない。その証拠に、俺の足は下宿のマンションとは反対にある駅前へと向かっている。
この街の駅前はストリートミュージシャンにとってはある意味聖地のような場所だ。近年ガールズバンドブームが到来したこともあって、駅前に行けば大概誰かが何かしらの楽器を演奏している。
バンドから抜けた今の俺はライブハウスや、スタジオには行けないし行く金もない。でも、ストリートなら何とかなるはずだ。もしかしたら、そこで新しい出会いがあるかもしれない。
そんな漠然とした淡い期待だけを胸に、俺は相変わらずとぼとぼと駅前に向かった。
そんな俺の淡い期待を打ち砕くかのように、駅前に着いた俺の目の前には今日に限ってどこのバンドの姿もなかった。やはり、ツイていない時というものは、人間とことんどん底に落ちていくものらしい。
「……しゃーない、俺だけでもやるか」
そんな状況でも泣き言は言っていられない。
誰にともなく呟くと、俺はアンプとギグケースを下ろしてケースからベースを取り出した。現れたのはナチュラルウッドカラーの小ぶりなベース、それはYAMAHAのmotionBと呼ばれる今は廃盤となったベースだった。
ミディアムスケールのネックに小柄なボディを持つこのベースは、その取り回しの容易さと、安心と信頼のYAMAHA製ということで、地元の楽器店で美品中古として吊るされていたのに一目惚れして買って以来、俺の頼れる相棒だった。
ストラップを首からかけて、トーンとボリュームノブを確認してからシールドを刺してアンプと繋ぐ。一弦を爪弾きながら、ペグを回して順番に音を合わせる。それで準備は完了だ。幸か不幸かタクとシュンはもう居ないので、二人の準備を待つ必要もない。
「……やるか」
ジーンズのポケットからピックを一枚引っ張り出すと、もやもやした今の気分を振り払うように、俺は弦に向かってそいつを叩きつけた。
ベボボボボボ……
ピックが弦を弾く振動がピックアップで電気信号に変換され、シールドを伝わってアンプから心地よい低音が響く。スラップやツーフィンガーを駆使したトリッキーなプレイもいいが、やはりベースの魅力はこの落ち着いた低音にある。ギターやドラムほどの華はないが、堅実に、そして確実にバンドを支えるのがベースの最大の持ち味なのだ。
しかし悲しいかな、今の俺にはその事に音で支えるべきバンドが存在しない。華を欠いた俺の演奏を、通りすがりの人は一瞥したり、たまに足を止めて聴いたりするものの、またすぐに自分が向かうべき場所へと足を運んで久しく留まることはない。
ーーやっぱりバンドは誰かに聴かせてなんぼだよね。
過ぎ去っていく人混みの中に、俺は先程教室で耳にしたばかりのシュンの声を聞いたような気がした。
ーー
聞こえるはずのない幻聴を振り払うかのように、それからしばらくの間、俺は目をつぶってただひたすらベースをかき鳴らし続けた。
ーーベベッベベン!
「……ふぅ」
あれから数曲分ベースを引き続けた俺は最後の一音を爪弾いて、勢いよく弦から手を離した。
なんだかんだで、独りでもさして問題なく演奏ができたことに安堵しつつ俺は目を開く。開いた目の前には演奏前と変わらない、流れる人混みがあるばかりーー
「あなた、凄いのね!」
「うぉっ!?」
ーーではなかった。
足元から突然に元気な声が響いて、俺は思わず後ずさる。視線を下に向けると、そこには一人の少女がしゃがんでいた。
少女は金髪のロングヘアーで、その小柄な体格とくりくりとした瞳の童顔から年頃は中学生ぐらいに見える。しかし、着ている制服がこの辺りの女子高校のものである事実がそれを否定していた。
少女の姿を確認するも未だに怯んでいる俺に対して、その少女は立ち上がって身を乗り出すと、ボリュームノブが壊れたのかと思うような大きな声で話し始めた。
「私、弦巻こころ! 花咲川女子学園の一年生よ! あなたのお名前は?」
「えっ、つ、つるまき?」
「そう、弦楽器の『弦』の字に、糸巻きの『巻』で弦巻だよ! あ、こころは漢字じゃなくて平仮名ね!」
俺は急に名乗られたことに対して戸惑っていたのだが、この弦巻という少女は名前の漢字が分からなくて戸惑っていると解釈したようで、勝手に名前の解説をされてしまった。
しかし、相手に名乗られてこちらは名乗らないのも失礼な話なので、常識を弁えた俺はとりあえず少女に名を名乗ることにした。
「俺は基音鳴瀬だ、
「まぁ、大学生だったのね! 私、てっきり高校生かと思ったわ!」
そう言って弦巻はただでさえ丸いその目を更に丸くして驚く。コロコロと変わるその表情はまるでカートゥーンアニメのキャラクターのそれだ。たまに見る分には面白いが、ずっと見ているには騒がしすぎる。
「んで、その弦巻さんは俺には何か用?」
あまり長くかかわり合いになりたくない人種だったので、俺はスパッと用件から会話を切り出す。すると弦巻は待ってましたと言わんばかりに顔を輝かせた。眩しい。
「私のことは『こころ』でいいわ、鳴瀬! 私、今日は『
「へぇ、それで?」
ナチュラルに呼び捨てされたことは少し気になったが、いちいち突っ込んでいると話が進まないのでスルーして先を促す。
「そこであなたを見つけたのよ、鳴瀬! 私、あなたの演奏が気に入ったわ! あなたの演奏は絶対に聴いている人を
「それはどうも。話はそれだけ? なら、俺は帰りたいんだけど」
演奏を褒められたことに悪い気はしなかったが、それ以上に嫌な予感がして、俺は話を切り上げ機材を片付けてその場を立ち去ろうとする。
しかし、アンプの電源を落とそうとしゃがみこんだ俺に合わせて、弦巻も俺の目の前にしゃがみこむ。
……まずい。どう考えてもロックオンされているぞ、これは。……とりあえず無視しておこう。
そう固く決意した俺は、決して目の前の弦巻と目を合わせないようにアンプに目を落とすと、電源を切って刺さったシールドを抜こうとした。
だが、シールドに伸ばしたその手が先端のプラグを掴むよりも先に、弦巻の小さな手ががっしりと俺の手を掴んだ。
「なっ!?」
突然の凶行に、俺は思わず視線を弦巻に合わせてしまう。目と目が合った瞬間、彼女の顔に満面の笑みが浮かんだ。
「鳴瀬!」
「な、なにかな?」
戸惑いながらも何とか返事をする俺の手を、弦巻が更に力強く握りしめる。痛い。
「私とバンドをやりましょう! そして、私の歌とあなたの演奏で世界を
「……」
恐れていた言葉が弦巻の口から飛び出した。
バンド? 俺がこいつと?
あり得ない展開に俺は思わず目を被いたくなった。
確かに、俺は今はフリーの野良ベーシストだ。バンドの誘いも歓迎しているし、実際今日はそれを期待して駅前に足を運んだところもあった。
しかし、俺が求めるそれはバチバチのロックができるバンドであって、決して目の前の弦巻が考えてるような頭がハッピーなバンドではない。
しかも、弦巻はさっき間違いなく「私と」と言った。これが意味するところは一つしかない。俺は確認の意味も込めて恐る恐る彼女に質問した。
「なぁ、つるm……「『こころ』よ!」
「……こころ、お前さんの言うバンドのメンバーっていうのは」
「もちろん、私とあなただけよ! 私が歌で、あなたが楽器。完璧じゃない!」
……うわぁ、頭痛い。
目の前の弦巻の暴論に今度こそ本当に俺は手で目を被った。
たった二人でバンドが成立すると思っているのもあれだが、まさか自分は何の楽器も弾けないとは。
ボーカルオンリーでのバンドメンバー募集など、常識で考えて真っ先に弾かれる案件だ。俺はその事実を10層ぐらいのオブラートに包んで弦巻に告げた。
「こころ、非常に言いにくいんだが、俺と二人でバンドは無理だぞ」
「どうして? 歌う人がいて、楽器を演奏する人がいればそれでバンドでしょう?」
弦巻はきょとんとした表情で首を傾げた。
「楽器にも色々あるんだよ。俺が弾いていた楽器はベースなんだけど、これは主にドラムなんかとリズムを担当する楽器なんだ。だから、バンドを名乗るなら最低でもメロディを担当する楽器が一人欲しい。ギター、最悪でもキーボードあたりだな」
「まぁ、そうだったのね!」
弦巻がさっき大学生だと告げた時に見せたような驚いた表情になる。本当にコロコロと表情が変わるやつだ。
俺は驚いた表情の彼女に畳み掛けるように言葉を発した。
「だから、俺たちだけではバンドは無理だ。最低でもメロディ担当を一人、欲を言えばドラムも何とかして連れてこい。そしたらバンドのこと考えてやるよ」
この言葉は俺にとって、事実上の絶縁宣言に等しかった。ボーカルしかできない弦巻に他のバンドメンバーを集められるとは到底思えない。よしんば楽器ができる奴を見つけても、そんな奴は大抵既に他のバンドに所属している。俺みたいな技術のある野良は希少なのだ。
そんな俺の考えなど露知らぬ弦巻は、脇を固めて拳を胸の前でぎゅっと握って気合いを入れていた。事実を知っている俺からすれば大した道化っぷりである。
「よーし、分かったわ鳴瀬! 私、すぐにメンバーを集めてくるわ! でも、今日すぐには無理かもしれないから連絡先を交換しておきましょう!」
「え」
弦巻のこの提案に、俺の額を一筋の汗が流れた。
……しまった。連絡先の交換は想定外だった。これだと万が一の時に逃げられないじゃないか。
「ほら、鳴瀬! 早くスマホを出して! ズボンのポケットに入ってるんでしょう!」
「うわっ!? 自分で出すからポケットに手を入れてまさぐるな!?」
公衆の面前で女子高生に股間付近をまさぐられるという危ないシチュエーションに焦った俺は、まんまとスマホを弦巻に差し出してしまった。
なすすべもなく成り行きを見守るしかない俺の前で、彼女は二台のスマホを操作すると、すぐに俺のスマホを返してきた。
彼女が自分のスマホを操作すると、俺のスマホに知らない番号から着信のバイブレーションが入る。スマホの通話ボタンを押してのろのろと耳に当てると最早聞き慣れた声がスピーカーから響いた。
「もしもし、聞こえる~?」
「聞こえる、というか目の前にいるだろ」
「それもそうね!」
スピーカーから響く弦巻の騒がしい声と、目の前の弦巻から発せられる騒がしい声は二重に俺のメンタルを削った。前門の弦巻に後門の弦巻といったこの状況は、俺に死を覚悟させるのに相応しかった。
今すぐ時間を巻き戻して出会いの部分から無かったことにしたいと嘆く俺の前で、弦巻は相変わらずの笑顔である。
「これで連絡もバッチリね! メンバーが揃ったら連絡するからちゃんと出てね!」
「はいはい、分かりましたよ」
「それじゃあ私は早速メンバーを探しに行ってくるわ! バイバイ、またね鳴瀬!」
投げやりに返事する俺をその場に残して、弦巻は台風のようにその場を去っていった。
局地的台風弦巻が残した爪痕は非常に大きく、その爪痕が残されたものは主に俺の平穏な未来であることは想像に難くなかった。
「……はぁ、何かどっと疲れた。今日はさっさと帰ろう」
バンド脱退からの弦巻襲来という二重の不幸に見舞われた俺のメンタルは既にボロボロだった。
今日は早く家に帰って風呂に入って寝よう。
そう固く誓った俺が機材の片付けをしていると。
「鳴瀬~!!」
「!?」
なんと、立ち去ったはずの弦巻が俺の名前を大声で叫びながらこちらに走ってきた。
保護者が見つかった迷子かお前は! 恥ずかしいわ!
天下の往来で大声で叫ばれる俺の名前に赤面していた俺だったが、彼女の方を見たときにあることに気づいた。
「……あれ? 一人増えてない?」
こちらに向かってまっすぐに駆けてくる弦巻の右手は見知らぬ少女を半ば引きずるようにして掴まえている。
「鳴瀬~!」
「ふぇぇぇ~!?」
弦巻が更に近づいたその時には、彼女の声だけではなくて見知らぬ少女のべそをかくような声まで響いてきた。そして、最後までその勢いをキープしたまま、彼女は俺の前まで走り抜けると、踵で急ブレーキをかけて目の前で止まった。
猛スピードで若干息が上がっていた弦巻だったが、それでも笑顔を崩さないのは流石だと思えた。それからひとしきり呼吸を整えた彼女は、すぐに俺に向かって嬉しそうに口を開いた。
「鳴瀬、早速ドラムが見つかったわ!」
「え゛」
電光石火の出来事に思わず固まる俺を無視して、弦巻は喋り続ける。
「この子は同じ学校の松原花音ちゃん! さっき偶然ドラムを持ってるところをスカウトしたのよ!」
「ふぇぇぇ~!? わ、私もうドラムは辞めるって……」
「そんなのもったいないわ、花音! 私と一緒にバンドをしてハッピーを探しましょう!」
「ふぇぇぇ~!?」
弦巻の言葉にあからさまに花音という少女が狼狽えていたが、この場で今一番狼狽えていたのは間違いなく俺だった。
……マジで? こいつ、ガチでメンバー集めるつもりか?
まさか集めてこいと言った五分後にメンバーを連れてくるなんて誰が想像できただろうか。
「今度は二人でメンバーを探しに行ってくるわ!」と言い残して再び走り去っていく弦巻と松原の二人を眺めながら、俺は心の中で軽率な約束をした10分前の自分を呪っていたのだった。
とりあえず、一章完結まで話は考えたのでちょこちょこ投下します。
奥沢さんのサイドストーリー、読みたいのはどちら?
-
結婚式場ルート。着ぐるみで疑似結婚式。
-
田舎ルート。おばあちゃまの家でお泊まり。