サイドストーリーのペグ子編前編。
はい、当然のように前後編です(死)。
本当は本編を書く予定だったのですが、予想よりペグ子のサイドストーリーのアンケートが偏ったので、もう逆転の目はないと思い先行して進めることにしました。
というわけで、ペグ子のサイドストーリーはお誕生日編です。ペグ子は8月8日生まれなので時期的にも今やっておく方がそれっぽくて良いと思いました。
そして、ペグ子のアンケートと入れ替わりで今度は薫のアンケートをとっていきます。
薫の個別ルートは以下の二つです。
①遊園地ルート
《ハロハピ》メンバーで遊園地に。最初は普通に楽しんでいたが、途中で鳴瀬君と薫は二人でお化け屋敷に入ることになってしまい、お化け嫌いの薫は……? 薫の乙女チックシーンを重点で書く予定です。
②お芝居ルート
演劇の発表が迫り、練習に熱が入る薫。舞台上での動きの確認のため鳴瀬君が他の役者の代役として協力する。本番当日、なんと準主役級の役者が急病で欠席。そこで、役者の動きを覚えている鳴瀬君が急遽舞台へ上がることとなり……。 こちらは乙女チックシーンもあるけれど、薫のカッコよさも強く推した展開になります。
多数の方のご投票をお待ちしています。皆様と一緒に作品を作っていくことができると幸いです。
それでは本編をどうぞ!
野良ベーシストは気付かぬ内に墓穴を掘る(前編)
ーー世の中には二種類の仕事がある。
それは、スーツを着なければいけない仕事と、そうでない仕事だ。
そして、俺は今改めて、自分がスーツを着る仕事には向いていないことを実感していた。
「ぐへぇ……襟元がキツい……。つーか、スーツなんて大学の入学式以来だぞ、まったく……」
首を絞める慣れないネクタイの感覚に顔をしかめる。
基本的に、俺はスーツのようなフォーマルな格好には向かない男だ。それは体格的な問題というよりは精神的な問題に近い。
グランジとパンクロックに青春を捧げた俺は、基本的にTシャツ・ジーンズ・スニーカーの三種の神器で身を固めている。しかもそれは、どれも着古したり古着で買ったりとボロいものばかりだ。使い古された気取らないファッションこそが、グランジやパンクにはよく似合うのだ。
故に、その対極に位置するピッチリかっちりのスーツとの相性は水と油である。世の中には、機能性に優れ、フォーマルに使え、凝ったファッションを考える必要がないスーツこそが至高の服装であると公言して憚らない人種もいるようだが、俺が彼らと歴史的な和解をする日は遠そうである。
前置きが長くなった。
では、この夏の暑い盛りに、なぜ俺がネクタイまでピッチリと絞めて窮屈なスーツを着こんでいるのか?
その原因は、俺が手に握った一通の封筒にあった。
使い捨ての封筒とは思えないほど信じがたいほど精緻な装飾が施されたそれの送り主は、何を隠そうペグ子だった。
封筒を開けて中から手紙を取り出す。そこにはペグ子直筆の可愛い丸文字でこう書いてあった。
鳴瀬へ
わたしの誕生日に毎年パパが開いてくれるパーティーにあなたを招待するわ!
ちなみに、なぜか毎年ちゃんとした格好の偉い人たちがいっぱい挨拶に来てくれるから、鳴瀬もスーツを着て来てね!
もし、スーツがなかったらわたしの方で用意しておくわ! 鳴瀬はキートンは好きかしら? それともダンヒル?
この封筒に会場の場所が載った招待状を同封してあるから忘れないで持ってきてね! それじゃあ、楽しみに待ってるわ!
こころより
「ペグ子め、まさかこんな暑い時期が誕生日だったとは……」
そう、なんと俺はペグ子の誕生パーティーにお呼ばれしてその会場に向かっているのだ。
ペグ子の誕生日は8月8日。まさか、初ライブ直後にこんな恐ろしいイベントが待ち受けているとは誰が予想しようか。
ちなみに同封された招待状には、この界隈で一番高級&高層という二重の意味でお高いホテルの最上階に近い展望宴会場が会場として指定されていた。
そして、招待状とは別に入っていた参加確認の手紙は、なぜか開封した時点で既に「ご欠席」のところが塗りつぶされていて、「ご出席」が「出席」に書き換えられて可愛らしいハートマークで囲われていた。
……いや、同封する意味よ。ゲームの回避不能の負け確イベントなのか?
「まー、でもペグ子は他の《ハロハピ》メンバーの誕生日もめっちゃ気にかけてくれてたしな。こいつのだけ祝わないのは流石にないか」
実は既に、5月11日生まれの松原さんと7月30日生まれの北沢さんは、その誕生日をスタジオ《
特に、まだメンバー同士の絆が出来上がっていなかった頃にやった松原さんの誕生パーティーは、《ハロハピ》メンバーみんなの距離をぐっと縮めるのに一役買っていた。
こういうところでファインプレーを決めるのがなんとも言えずペグ子らしい。
……でも、もっとこの気配りを他のタイミングで発揮してくれてもいいんだが。いや、ペグ子のことだ。多分他のことも全部よかれと思った気配りでやってるんだろうな、うん。
「ペグ子に、その辺りを求めるのは酷だな……っと、ここが『スカイステアー』か。近くで見るとやっぱりでけーな、おい」
そんなことを考えている内に、俺はパーティーの会場であるホテル、『スカイステアー』に辿り着いていた。
『スカイステアー』は地上40階建てという威容を誇る高級ホテルで、名目上はホテルなのだが、様々な店舗が入った複合施設だと言える。
1階から8階までは免税店などの入った商業フロアとなっていて、外国からの宿泊者がわらわらと買い物を満喫している。ホテル部分は9階のフロントから上の階層だ。
ホテル部分も宿泊用の部屋だけでなく、随所にレストラン、遊技場、大浴場、シアター、ジムといった宿泊者用あるいは一時利用客用の施設が配置されており、今回のパーティー会場もそんな団体宿泊者用の施設のひとつだった。
エレベーターに乗って9階のフロントに向かう。
フロントのカウンターへと向かうと、こちらに気付いたホテルの受付嬢が恭しく頭を下げる。
「いらっしゃいませ。こちらは『スカイステアー』ホテル『アップタウン』フロントです。本日はご宿泊でしょうか?」
「いえ、今日は38階のホールで催されるパーティーに参加するために来ました」
俺の返答に受付嬢が微笑む。
「承知いたしました。それではこちらで招待状を確認させていただけますか?」
「はい、どうぞ」
俺がペグ子からの招待状を差し出すと、それを受け取った受付嬢はブラックライトにそれをかざす。どうやら偽造防止のため、特殊なインクでマーキングされているらしい。セレブってすげぇ。
しばらく、ブラックライトに照らされた招待状に目を落としたあと、受付嬢がにっこりとこちらに微笑む。
「お待たせいたしました、確認がとれました。ようこそ基音様、こちらのコサージュを胸元にお付けいただいて、フロント右手を奥に進んでいただき、三基ある上層階直通エレベーターで38階までお進みください」
「ありがとうございます」
招待状と引き換えで差し出されたコサージュを受けとる。信じられないほど精緻なヒマワリの彫金の随所に小粒の宝石が散らされた一品だ。恐らくこれひとつでもかなりの額がかかっているはずだ。
俺はそれを胸ポケットに取り付けるとエレベーターに乗り込む。
「はぁー、マジで緊張してきたな。こんなパーティー初めてだしな。つーか、人生においてこんなパーティー経験する奴の方が少ないっての……」
エレベーターの鏡になっている壁面で、ネクタイや襟元のチェックをしながらぼやく。ハイソな人間ではなく、一般ピーポーな俺には、金持ちのイベントは着ている服と一緒で居心地が悪いことこの上ない。
だが、俺にはまだ救いがある。
なぜなら、ここには俺と苦痛を分かち合える人間が最低二人はいるのだから。
エレベーターの階層表示が38階を示し、わざと古めかしい「チン」という音を響かせエレベーターが止まる。すると今度は音もなく扉が開き、俺は扉が開ききったのを確認してから外へ出る。
外へ出た瞬間、パーティー会場前のエントランスで談笑していた人たちの視線が一瞬こっちに集まり、すぐに離れてまた談笑の輪に戻る。恐らく、俺が知り合いだったら挨拶に来るつもりだったのだろう。
しかし、その中で4つの視線がまだ俺を射抜いたままだ。視線の主にはもちろん心当たりがある。
「あ! 鳴瀬くんだー!」
「おう、北沢さん。みんなも、待たせたな」
俺を見て元気いっぱいに手を振ってくれる北沢さんに軽く手を振り返しつつ、他の《ハロハピ》メンバーにも頭を下げる。
「ああ、大丈夫さMr.鳴瀬。私たちも今しがたここに集まったところなんだ。こころ姫からドレスを贈られてね、着替えていたのさ」
「へぇ、そうだったのか。似合ってるじゃないか」
そう言った薫は裾に小粒のクリスタルを散らした群青色のタイトドレスを身に付けていた。
細身のシルエットのドレスが薫のスタイルの良さを更に引き立てて、裾に散らしたクリスタルがまるで夜空のような煌めきを放ち、恐ろしいほどに大人の女性らしさを演出している。
トップモデルか映画の主演女優だと言われても納得してしまうほどの気品があった。
「ふっ、Mr.鳴瀬も私の魅力に釘付けといったところかな。ああ、老若男女問わずに魅了してしまう私の美しさ、なんて儚いんだ!」
「薫、お前、ほんとそう言うところだぞ?」
……黙っていればという但し書き付でだった。
「えへへ! はぐみもお姫様みたいなドレスを貰っちゃった! 鳴瀬くん、どうかなー?」
「うん、可愛いよ。ふんわりしたスカートが北沢さんによく似合ってるよ」
北沢さんのドレスはバルーンスカートと呼ばれる裾がふんわりと広がったタイプのスカートを使ったドレスだ。
フリルをつけるのではなくややウェーブをかけた薄桃色の生地を何層にも重ねることで、物語のプリンセスのように派手すぎない自然な膨らみを演出した芸の細かなそのドレスは、八重桜のような見る者の頬を自然と綻ばせてしまうような優しいデザインだ。
それは、善良な性質の北沢さんとお互いに引き立てあって、さながら桜の花の姫というような微笑ましさである。
「えへへー、はぐみ、鳴瀬くんに褒められちゃった! でも、かのちゃん先輩とみーくんもすっごく可愛いんだよー! 鳴瀬くん早く褒めてあげて!」
「ほぅ、どれどれ……?」
俺が褒めたことでにやけて緩んでしまいそうになるほっぺたを手で持ち上げながら、北沢さんが二人の方へと振り向く。その視線に釣られるように俺も奥の二人へと視線を向ける。
「ふぇっ!?」
「あ、いや、わ、私は別にっ!?」
急に話を振られた松原さんと奥沢さんはあからさまに狼狽える。
しかし、二人の美少女ぶりもかなりのものだった。
松原さんのドレスは髪の毛の色に合わせた淡い水色のAラインドレスで、裾に向けてすらり広がる美しいドレスを着こなすその姿はさながら人魚姫のようだ。
また、ドレスの一番アウターに使われている布は光を浴びて玉虫色に輝くようになっているらしく、それは松原さんが好きな海に漂うクラゲを連想させて、ますます彼女らしさが伝わってくる。
ふわふわと柔らかなその姿は、まさにお伽噺の世界から迷い出てきたお姫様といった風情である。
奥沢さんのドレスはストレートなシルエットが特徴のIラインドレス。体のラインが見えにくいそれはスタイルで自己主張するのが苦手な彼女らしいチョイスだった。
だが、その代わりにドレスは肩口が大きく開き、また、そこにだけ凝った意匠が施されているので、自然と露出した鎖骨などに視線が集まるちょっぴり大人のドレスだ。深いワインレッドのカラーもそれを加速させている。
その姿は普段の女子高生の少女とは明らかに違う。薫とはまた違ったベクトルの落ち着いた大人の魅力を放ち始めた、一輪の薔薇の蕾の佇まいだ。
「いや、二人ともすごくいいよ。どっちも二人らしさ、二人の魅力が凄く出てる。なんか、いつもと違って新鮮な感じだ」
「ふぇぇぇぇ……」
「そ、そうですかね? えへへ……」
俺の言葉に二人は恥ずかしそうに俯いて笑う。
正直、俺も歯の浮くような台詞を言ってかなり恥ずかしい。こんな台詞を真顔で吐けるのは薫ぐらいだろう。
でも、俺に自然とそんな言葉を口にさせるほど《ハロハピ》の彼女たちは美しかったのだ。
そして、ひとしきり照れていた二人は少し落ち着いたようで、その顔を上げると奥沢さんから順に口を開いた。
「あー、お褒めに預かり光栄です、鳴瀬さん」
「わ、私も褒められて凄く嬉しいです」
そこまで言うと二人は顔を見合わせる。
「でも、私たちよりもこころを見たらもっと驚くと思いますよ」
「こころを? いや、だってあのこころだぞ?」
疑わしげな口調の俺に松原さんが首を横に振る。
「多分、鳴瀬さんが思っている以上に、こころちゃんは凄いですよ」
「マジか、もしかして某アメリカのアニメ映画のプリンセスみたいなんじゃないよな?」
俺の言葉に今度は奥沢さんが首を振った。
「いえいえ、私たちの口から言うのはあれなんで、とにかく見て下さいよ。あれはほんとに驚くんで覚悟しておいてくださいよ」
「奥沢さんがそこまで言うレベルなのかよ……」
思ったことは割とずばりというタイプの奥沢さんがここまで念を押すということは相当なものなのだろう。
そして、話を聞いていた薫と北沢さんの二人もうんうんと頷いている。
「二人の言う通り、今日のこころ姫は一段とチャーミングだったよ。Mr.鳴瀬も、これを期に彼女の評価を改めるんじゃないかな」
「うんうん、こころちゃんはぐみよりもずーっとお姫様みたいだったよ! メイクに時間がかかるからってはぐみたちは先に出てきたんだけど、多分、今はもっと可愛くなってるよ!」
「ほーん、それじゃあ精々期待しておくかな」
ペグ子を褒め称えるみんなの言葉に、俺はあえて気の無さそうな返事を送る。
……だって、あのペグ子だぞ? 期待値を下回ってきたら反応に困るだろう。
正直言って、あのお転婆ペグ子がそんなにお姫様のように変わるとは俺には思えなかった。
だからもし、ペグ子が俺の想像を超えないレベルで登場したら、そのがっかり感が絶対に表情に出ることは想像に難くなかった。そして、そんな顔をすればペグ子がまた俺に噛みついて来ることは間違いなかった。
その時、「チン」という音がしてエレベーターがこの階に停まる。扉が開くと同時に、大量の黒服の人たちがエントランスに流れ込んできた。どうやら本日の主役のお出ましのようだ。
エントランスでは黒服の人たちが会場までに等間隔にならんで道を作り、その道をロールされたレッドカーペットが走り抜けた。
そして、エントランスで談笑をしていた招待客たちの拍手を浴びながら、黒服にエスコートされて一人の少女がカーペットに足を乗せる。
「ここ、ろ……?」
その少女を見たときの俺はさぞかし間抜けな面を晒していたことだろう。
少女は、普段は背中に流しているその豊かな
普段はメイクなど一切していないその顔は、今日はチークなどが引かれ、唇には淡い桃色の口紅がつけられて、その瑞々しさは今もぎ取ったばかりの若い果実のようだ。メイクなどしなくてもぱっちりと開いたその目元だけが、普段の彼女のそれであり、彼女が俺のよく知るその人だということを証明している。
ドレスは上質な真紅の生地を惜しげもなく使った一級品。プリンセスラインのふわりとしたスカートは彼女が今日の主役であることをこれでもかと主張して、大胆なほどに開いたその背中は、まるで蝶の羽化の如く、少女から大人へと孵りつつある彼女らしい魅力を伝えるのにこれ以上のデザインはないかと思われた。
正直、これだけ言葉を尽くしても、その魅力の半分も語れていない。しかし、これ以上に彼女の魅力を語れる言葉が胸の奥から湧いてこないのだ。自分の語彙力に関して今以上にもどかしい思いをしたことは20年の俺の人生の中では今までなかったし、恐らくこれからもまず無いだろう。
それほどまでにその少女ーー弦巻こころは完成していた。心の中ですらペグ子と言うのが憚られるほどに、今日のこころは完成しきっていたのだ。
横を通るときに軽口の一つでも飛ばそうかと思っていた少し前の俺はどこかに消え去って、おれも《ハロハピ》
のメンバーたちも気が付くと拍手の輪に加わっていた。
こころがカーペットの上を進み俺たちの前に差し掛かる。
すると、こころの方が俺たちの存在に気付いて、足を止めると満面の笑みで話しかけてきた。
「みんな、来てくれたのね! 嬉しいわ!」
本当に心の底から嬉しいと思っているのが伝わってくる表情でこころが笑う。
「……まぁ、招待状の『欠席』のところが塗りつぶされてたしな」
いや、そうじゃないだろ、俺。
本当はもっと違うことが言いたかったのに、口をついて出る皮肉に側頭部を殴りたい衝動に駆られる。どうやら俺は思った以上に意気地がない奴だったらしい。
こころはそんな俺を見て一瞬きょとんとしたあと、再び満面の笑みを浮かべる。
「もちろん、鳴瀬は絶対参加だもの! だって、わたしたち《ハロー、ハッピーワールド!》が集まれたのは、わたしが最初に鳴瀬と出会ったからよ? 《ハロハピ》はわたしと鳴瀬から始まったんだもの、あなたがここにいないと始まらないわ!」
そう言ってこころはウインクを一つ飛ばす。
「それじゃあ、色々段取りがあるからまた後でね! パーティー、楽しんでいってね!」
「ああ、そうさせてもらうよ」
軽く手を振る俺と《ハロハピ》のメンバーを残してこころは煌めく光を浴びながら、拍手の渦の中でカーペットを進んでいく。そうすることが当然とも言うべき自然な立ち振舞いに、彼女が本当は俺とは別世界の住人であることを改めて思い知らされる。
こころが俺から離れていくのにつれて、体だけではなく心の距離まで離れていくように思えて。
本当に俺が言わなければならなかった言葉は、結局最後までその口から出ることはなかった。
というわけで前編でした。
次回はほぼオリジナルキャラのこころちゃんの家族が出ます。なるべくそれっぽい設定にしますが「イメージとちがう。このキャラクターは出来損ないだ、食べられないよ」(山岡)と思われる方もいると思います。
笑って許して?(はぁと)
というわけでとにかく頑張って書くのでお付き合いおなーしゃーっす!
奥沢さんのサイドストーリー、読みたいのはどちら?
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結婚式場ルート。着ぐるみで疑似結婚式。
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田舎ルート。おばあちゃまの家でお泊まり。