ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件!   作:gpアナガキ

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今日は決戦ランスの話を出そうと思います。


納得してんじゃねえよ!

俺はなんだかんだ言いながら結局はレッドとリーフに縄を解いて貰った。

 

「ったく、ロケット団の奴らもうちょっと人質は大切にしろよな!」

 

「お前誰視点で言ってんだよ。」

 

「そんな奴はほっておいて行きましょ、レッド君。もうすぐハナダシティに着くと思うわ。」

 

そんな会話をしている途中で、歩いている途中にRと書かれたモンスターボールが1つ落ちていた。

 

「これは、……なんだ?」

 

レッドは首を傾げながらそのモンスターボールを手に取った。

 

「Rの文字が書かれているって事は多分ロケット団が無理矢理捕まえたポケモンをその中に入れたんじゃないの?」

 

「でもこのモンスターボールの中身カラですよ。」

 

「それじゃあモンスターボールからポケモンを出したのかしら?」

 

それだとわざわざモンスターボールにポケモンを入れる必要がない。それどころかむしろ化石のまま運べば良かったんじゃ……、嫌待てよ。前ニビ博物館でテロをロケット団が起こした時は既にロケット団は復元されて普通のモンスターボールに入れられた古代のポケモンを持ち去って行った筈だ。とすると、そのモンスターボールは何かのフェイクか?それとも元々カラの状態にする必要があったとか?くそ、どうでもいい事を考えるのは嫌いなのにどうしてここまで考えてしまうのだろう。

 

「どうしたのブルー君、いつもより顔が変になってるけど」

 

「顔は余計だ!」

 

「それよりどうする?このまま行っても良いけど、さっきあったロケット団の罠に引っかかったお陰で場所がどこか分からないぞ?」

 

「別にこのまま進んでも構わないと思う。」

 

俺がそう言うと、リーフは「どうして?」と答えてきた。

 

「そのモンスターボールは見てわかる通りロケット団によって作られたものだろう。そして、ロケット団は何故このオツキミ山に立て籠もってると思う?」

 

「化石を掘り出してもっと古代のポケモンを復活させる為?」

 

「嫌、違う。それだとニビ博物館でロケット団は化石諸共持ち去って行く筈だ。だけど、そうじゃなかった。ロケット団はあの時モンスターボールに入っていた古代のポケモンだけを持ち去って行った、という事は此処で化石を発見する必要はない。」

 

「じゃあなんなのよ?」

 

「此処で誰かを足止めさせる為とかだったりしてな。そこにいるロケット団幹部のランスさん?」

 

俺がそうワザと大きな声で聞くと、奥からまたランスが現れた。

 

「お見事ですブルー君。ですが点数を付けるなら80点ですかね。」

 

「お前らの考えている事は大体予想がつくよ、どうせ今頃はロケット団本部に偽装したトラックかなんかを使って移動させてる筈だ。まあそうだよな、ジュンサーさんだけならともかくニビシティのジムリーダーであるタケシさんまで動いたんだ。お前らの行動を把握されたら折角奪った古代のポケモンが取り返されてロケット団の計画が御破算になっちまう前に動く筈だ。」

 

「へえ、ブルー君ってもしかして頭が良い?」

 

「嫌、違いますよリーフさん。類は友を呼ぶって言うじゃないですか。」

 

「成る程!」

 

納得してんじゃねえよ!おいなんだよ、俺ちゃんとロケット団の真相を暴いた筈なのになんでこんなに全然褒められねえんだよ。それどころか碌でなしの人間って遠回しに言われたよ。

 

「ふふふ、私もブルー君はこっち寄りの人だとは思っていたがここまで来るとロケット団にスカウトしたいぐらい貴方は悪に優れている。ブルー君、ロケット団に入りませんか?」

 

「おい、余計な事は言わんでいいからはよお前は帰れ!」

 

コイツとんでもねえこと言いやがった、何が悪に優れているだ!後ろの2人が「「確かに!」」って言いながら首を縦に振ってんじゃねえか!ちょっとは否定しろやボケ!

 

「今回は私自ら手を出そうとは思いませんでしたが、気が変わりました。貴方は後で私達の1番の敵となるでしょう。その前に仲間共々あの世へ送ってあげますよ!」

 

「やらせるかよ、行けコダック!」

 

「ドガース、行きなさい!」

 

「さっさと蹴り付けるぞ。コダック、ねんりき!」

 

「ドガース、どくガスです!」

 

その瞬間コダックはもろにどくガスを受けながらもねんりきでドガースを一撃で仕留めた。

 

「な、私のドガースが一撃!?」

 

「タイプ相性を知らねえのかよ、どくタイプはエスパータイプに弱いんだよ!」

 

「ふん、ならばこれはどうでしょうか。私はまだドガースを持っています。この意味が分かるでしょう?」

 

「まさか、止めなさい!ここにはまだ貴方の部下だっている筈よ。それに貴方自身この山の中で生き埋めに……!」

 

「負けるくらいなら死んだ方がマシですよ!行けドガース、だいばくはつ!」

 

「な!おいブルー、このままじゃ崩れるぞ!どうすんだよ。」

 

俺は2人の慌てようを見て少しニヤついていた。なぜなら俺には"打開策"があったからだ。暫くすると、ドガースは何もしなかった。

 

「あれ?何故だいばくはつをしないのですドガース、まさか!?」

 

「馬鹿め、そのまさかだ!コダック、ねんりきであのドガースにトドメを刺せ!」

 

「コ、コダッ!」

 

コダックは毒に苦しめられながらもドガースをまた一撃で戦闘不能にさせた。

 

「テメエの考えている事くらい分かるんだよ。同じ事を何度も食う訳ねえだろ!」

 

「……フフフ、ハハハハハ!」

 

あれ?

 

「まさかだいばくはつを止めたとはなかなかやりますねブルー君。これはお礼ですよ、」

 

と言いながらランスはモモンのみを投げてきた。

 

「私を殺せなかった事を後悔すると良いですよブルー君。さらばだ!」

 

負け犬はそう言った後、煙玉で姿を消した。




今回は頑張りながらも仲間にとことんダメ出しされたブルー君であった。

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