ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件! 作:gpアナガキ
俺の耳はおかしくなったのだろうか?今ニドキングが喋ったような気がしたのだが、カスミさんはカスミさんで「ごめんごめん、」と両手の手の平を合わせながら顔の前に出しながらそんな事を言っている。
「そういえばブルー君知らないよね、紹介するわ。この人はマサキさんって言って昔は人間だったの。」
「おいカスミちゃん、その言い方やと今はポケモンって聞こえるやないか。俺は今でも1人の人間や!」
「1匹のニドキングじゃなくて?」
俺は尋ねるように聞くと、
「違うわボケ!」
とニドキングは答えた。このツッコミとボケを切り裂く反射神経、この人もしかして俺のテンションについて来れる人!?
「わいをからかっとったら地獄見るぞ!」
「まあまあそう言わずに、あれ?ポケモンだからモンスターボールに入る筈ですよね?何故入らないんですか?もしかして野生の!?」
「ハイハイ野生のマサキでーす。て、な訳あるかボケ!さっきから人間やって言ってるやろうが、ここまでボケてくる奴は久し振りに会ったさかい血圧が上がるから年上にはもうちょい優しくする事を学ばんか!それとわいの体はニドキングやけどトレーナーの下に着く気はないわボケ!」
「すいませんマサキさん、家を壊してしまったからお詫びにこれを渡しますね。」
カスミは少し申し訳なさそうに紙袋をマサキさんに渡した。
「おおきにカスミちゃん。ほら、こんな大人を思いやる気持ちを持てる最近の子がええ大人に育つんや。分かったか坊主?でカスミちゃん、なんで袋の中身がポケモンフードしか入ってないんや?」
「あれ?モモン味にちゃんとしといた筈ですけど?」
「だからわいは人間や!」
マサキさんがそう言いながらポケモンフードを地面に投げつけた瞬間俺はモンスターボールをマサキさんの額にぶつけた。
「え!?」
マサキさんがそう言ったのもつかの間、3回左右に揺れた後モンスターボールはカチっと音が鳴った。カスミは「え、嘘!?」と言いながら近づいて来た。俺がモンスターボールの中に入っているマサキさんを出すと、「急に何するんや我!」と奴は怒鳴り散らしてきた。
「すんません、目の前に生きのいいニドキングがいたからつい。」
「そうや、こう見えてもレベル30にもいってない強さやけど舐めたらあかんでってんなわけないやろ!何やらせとんのじゃボケ!」
「嫌、久し振りに面白そうだから波に乗って見ると、まさかマサキさんをゲット出来るとは思ってなくてつい。」
「ついでわいをゲットするな!それだとわいは只の200円で売られているモンスターボール如きに吊られたもんやろうが!」
「違うんですか?」
「違!………くない。ハア、もう疲れたわ。」
「ブルー君、幾ら何でも酷いわよ。家の修理代も含めて払い反省しなさい。」
「「それ反省すんのはアンタだろ!」」
「あれ、バレちった?」
それから俺とカスミはマサキさんから事情を聞いてなんだかんだありマサキを人間に戻す事になった。
「おい、なんだかんだって説明雑やろが!もっと状況を分かりやすく教えんかい!」
ナレーションにまで口出しすんなよ自称人間(仮)
「なんや自称人間(仮)って!」
そんな事がありながらもマサキさんの家の残骸の方へ行き元に戻る装置の方へと案内してもらった。
「ほら、この装置を見てみい。」
そう言ってマサキさんが見せてきたのは大きな筒型の機会が2つ長いコードで繋がっているものだった。
「わいはこの中に入るからこのボタンを押してくれ!じゃあ頼んだぞ。」
マサキさんはそう言いながら機会にはいると、俺は指定されたボタンを押した。すると装置の中が光り出し、同時に機会の中から1人の中年男性とニドキングが出てきた。
俺は早速マサキさんの方に声を掛けた。
「マサキさん良かったですね。」
「それわいじゃなくてニドキング!」
え!?俺は自分の目を疑った。見た目は年の離れた中年男性に見えるがやはりニドキングからは戻らなかったようだ。
「もういいわい、付き合ってくれてありがとな。後カスミちゃん、家の事は業者に依頼すればなんとかなる。心配せんでもええよ、」
「モンスターボールに入って寝る事が出来ますしね。」
「うっさいわボケ!元々の元凶犯がお前の癖に何を言うとるんじゃ!」
「まあなんにしても、あ!?コダックのアクアテール覚えさせる為に来たんだけど忘れてたわ。ごめんねブルー君。」
「良いですよ、この人弄るの楽しかったですし。」
「余計なお世話や!」
「あ、そうだ!?マサキさん俺のポケモンとして旅しませんか?」
「するかアホ!それにしたとして何かメリットがあるんか?」
「ありますよ、旅してる間に元に戻れるかもしれないし!」
「は!そんな都合の良い展開待ってるわけないやろ、坊主世間舐めすぎや!」
「じゃあ一生そのままで良いんですね?」
「何やと!」
「ここで機械を弄っていたらいつ元に戻れるか分かりませんよ?それよりかは俺の役に立って下さいよ。」
「結局それがお前の本音やろうが!」
俺はこんな形でニドキングことマサキさんをゲットしたのだった。
ニドキングの力は強いもののマサキさんが戦力になるかは別問題であるとブルーはこの時知らなかった。
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