ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件! 作:gpアナガキ
学校で着物を着た先輩は何処かの誰かさんを読んでいたのかは知らないが俺には関係無いのだろうと自分で解釈してクラスへ戻ろうとした。その時、ムスっとした顔で俺の前に着物の先輩が立ちはだかる。
「どうして無視するんですか?」
「逆に聞きますが、何故俺を?特に着物先輩と知り合いでも友達でも無いのに声を掛けられるのは不自然かと思いますが。」
「へえ、最近は生意気な後輩がいるんですね。この学校の生徒がこんな捻くれていたなんて、生徒会役員として見過ごせませんわ。」
「で、結局俺になんの用事があって声を掛けたんですか?」
「この書類を職員室まで運んでもらいたいのですが、手伝ってもらえます?」
「そこら辺の男子に声かければ勝手に運んでくれると思いますが?」
「貴方は私をなんだと思ってるんですか?」
「馬鹿な男子に色目使って周りの女子に良く喧嘩を売る野蛮人ですかね。」
「な!?私そんな酷い人間じゃありません!それに男子に色目使ってる?私はただ周りの殿方に普通に接してるだけですわよ。」
「それが駄目なんですよ。まあ、俺にとってはどうでもいい事ですけどね。」
俺がクラスへ戻ろうとした瞬間肩にポンと手を着物の先輩が置いた。
「何逃げようとしてるんですか?」
「俺関係ないですよね、それに手伝うとは一言も……、」
「この書類お願いしますね。」
俺が言い終わる前に前が見えないくらいの紙の束を一気に持たせられた。嗚呼、こういうのを社畜って言われているのか。俺は面倒な仕事を片付けた後、昼寝をしようと考えていたが教室に戻ると次の授業の予鈴が鳴った。最悪だ、今日は付いてないな。
〈数時間後〉
帰りのホームルームが終わり、俺はいつも通り家に帰ろうと玄関には着物の先輩が立っていた。
「あら、やっと来ましたか。待ちくたびれましたわ。」
「なんですか着物先輩、俺を追っかけても何も面白い事なんてありませんよ。」
「失礼な、今日書類を運ぶのに手伝ってくれたのでご褒美として何か奢って差し上げようと思っていましたのに、それは残念ですわ。これは、またの機会に………。」
「待たせてすいません、何処へ行くんですか?荷物もお持ち致しますよ。」
「現金な人なのですね、少し見損ないましたわ。」
「勝手に言ってればいいですよ。俺はサイコソーダが飲めればなんでも良いんですから。」
「そんな高い買い物はしませんわ。それに、貴方が選ぶのではなくて私が選ぶんですの。それと、荷物持ってくれるんですのよね?」
「なんの事か記憶にございません。」
「ハア、元々期待して無いので別に構わないのですが貴方って将来損しますわよ。」
「大丈夫です、将来はニート生活を考えているので働こうとも思っていませんしいいですよ。」
「それは、貴方の両親が可哀想ですわ。」
「なんとでも言えばいいじゃないですか。着物先輩には関係ない事ですよ。」
「その着物先輩って辞めてもらっていいですか?私の名前はエリカです。せめてエリカ先輩と言いなさいブルー君。」
「いつから俺の名前を知ってたんですか?」
「これでも生徒会役員なんです、貴方の学年の生徒名簿を見れば一発で分かりますわ。」
成る程、この人あれだ。疑問に思った事全てを理解しないと納得しない人だな。
「それでは、ショッピングモールへ行きますわよ。」
「え、今から?」
「はい、今から。」
「絶対に?」
「絶対に。」
エリカ先輩は俺の希望を同じ言葉で砕いてきた。あーあ、これじゃあ夕方に放送されるドラマの再放送が見れないな。
タマムシショッピングモール
「こうして見ると、カップルと思われますわね。」
「エリカ先輩と?は!」
「今鼻で笑った意味をお聞かせ下さい、解答によっては貴方をタダで帰すわけにはいきませんわ。」
「えー、だったらいいです。先輩から俺に告白してくれたら考えてあげてもいいですよ。」
「ウフフ、やけに上から目線で言いますわね。その言葉に
「え、冗談のつもりで発破かけただけなんですけど。」
「良いですわよね?」
ハア、言わなきゃよかった。
タマムシショッピングモール 屋上
「さて、利用権も買いましたし早速観覧車に乗りましょうか。」
「本当に乗るんですね。分かりました、ここは腹を決めて告白されますよ。」
「ブルー君が腹を決める必要は無いのでは?」
「エリカ先輩が解答によってはただで帰さないと言ったんでしょうが。」
「勿論ですわ、半端な理由で私を笑うのでしたらブルー君の裸を学校の国旗校旗と一緒に晒すのもアリと考える程には、」
「意外とエゲツない事考えますね。そろそろ順番が回って来ましたよ。」
「ええ、そうですわね。私に告白されるなんて人生で一度あるかどうかも無いのですから無下にしたら許しませんわよ。」
「はいはい、」
俺は適当に首で2回相槌をした。観覧車の中に入ると当然の事だが街が小さく見えた。誰でも高い所から見ると街は小さい筈なのに、ちょっとした感動が自分の中に残る。
「私よりも外の景色の方が好きなのですか?」
「はい、観覧車に乗るのがなかなか無い為タマムシの街を此処から見えたのは少し感動を覚えました。」
「………私もこの景色が小さい頃から好きでした。いつも通りに並んでいる商店街やポケモンスクール、ポケモンセンターにフレンドリーショップなどいつも通りの風景が私も好きで、いつのまにかブルー君もその一部に入ってました。」
「まだ出会って数時間しか見れてませんけどね。」
俺がそんな事を言うと、エリカ先輩は俺を睨みながら目で「黙ってなさい。」と訴えてきた。
「そんなブルー君を誰よりも愛していますわ、………これで良いでしょ///早く笑った理由を言いなさい。」
「え〜、しょうがないな。」
「貴方ねえ、………!?」
エリカ先輩が言う途中で「ガタ!」と音がして、それと同時に観覧車の中が傾いた。え?これ……俺達閉じ込められたって事だよね。
まだまだ続きます。
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