ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件! 作:gpアナガキ
トキワの森
俺達はポケモンセンターから出た後、すぐにニビシティへ向かう事にした。しかし、オーキド博士の言う通りトキワの森には迷路のように道になっておりなかなかニビシティへの通路が開けない状態にあった。
「ここ何処だ?一体後何分でニビシティに辿り着くんだ?」
「俺が知るかよ。それよりもレッド、俺達なんか見られてないか?」
「なんかって、気のせいじゃねえの?」
嫌、気のせいではない。丁度俺達の後ろから誰かが見ている。
「レッド、一回先行っててくれ。ちょっと野暮用が出来た。」
「ん?どうしたんだよブルー、下半身の方の野暮用は早めに済ませろよ。」
「嗚呼、分かっ……下半身、何故だ?」
「お前朝からトイレ行ってないだろ。」
「そっちの野暮用じゃねえよ!」
「分かった分かった、何?大きい方?」
「違うわ!」
「ま、何にしろ早く済ませろよ。」
そう言うとレッドは前へ歩いて行った。レッドの奴言いたいだけ言いやがって、後で覚えてろよ(怒)
「おい、後ろの木の後ろに隠れてる奴……何の用だ!」
すると、木の後ろからユミさんが出てきた。
「あれ、トイレに行きたいんじゃなかったのですか?」
お前もそれを言うか!?
「違いますよ。後ろからずっと追ってきてたのは知ってたからレッドを先に行かせて、誰が何の為に俺達を付けてきてたのか聞く為にアンタを呼び止めたんですよ(疲)」
「それはご苦労様ですね。私は確かに貴方達を追っていました。正確に言うと、"ブルー君を"ですけどね。」
俺を?
「5年前の事覚えてませんか?私は貴方に会ったことあるんです。」
5年前?5年前と言うと、まだ父さんがタマムシの会社で働いていた時だ。あの時は父さんの帰りが遅くて俺が毎回母さんがポケモンスクールにお迎えに来てくれた頃だったっけ。懐かしいけど、ユミさんのよう顔……あ!?
「もしかして、引っ越しと同時に入れ違えでポケモンスクールに編入したサクラちゃん!?」
「誰ですかその人!?違いますよ。それに昔からユミという名前は変わりません!」
「え?それじゃあ昼休みになると自分より可愛い女子を転校させまくったユミさん!?」
「それ私じゃないです!?それにその人の名前は上級生のエリカさんです!」
「ん〜、それじゃあジョウトから転校してきた子、ユミさん?」
「私は生まれも育ちもカントーです!ジョウトから来たのは少し年上のミカンさんですよ!ワザとやってませんよね?流石に怒りますよ(怒)」
「え!?ちょっと待って、マジで分かんないんだけど。」
「ハア、それじゃあこのメガネに覚えはありますか?」
そう言って、ユミさんは赤いメガネを付けた。あ、思い出した!?
「まさか、そんな……、」
「やっと思い出しましたか。」
ユミさんは安心したようにホッと一息吐いた。
「隣のクラスでマミちゃんを虐めてたユミちゃん!?」
「反対ですよ!?私がマミちゃん達に虐められてたんです。どんな覚え方したらそうなるんですか!」
そういえばそんな子いたなあ。あの泣き虫メガネって隣のクラスで言われたような無いような、まあ本人もこう言っているしユミさんの事だったんだ。そういう事にしよう。
「そう言えば、どうして俺について来たんだよ。昔のよしみって言っても、俺ユミさんに話したこと一回もないぞ。」
「確かに私は貴方に話しかけられた事は一回もありません。でも、お礼を言いたくって!あの時マミちゃん達が私を虐めてた時、貴方が止めてくれなければ私はそのままマミちゃん達に虐められてた。だから!」
そういう事か。
「お礼を言わなくても、あの時俺に突っかかって来たから追い払っただけだ。別にユミさんを思って行動した訳じゃない。」
「それでも、私は嬉しかった。誰かがマミちゃん達を止めてくれた事に!」
「でも、5年前の話だろ?タマムシからマサラに引っ越した後は俺ポケモンスクールにも行ってないようなニートだぞ?そんな奴に5年前のたまたまユミさんを救ったからって、お礼をする程でも無いと思うぞ?」
「それでもです!マサラに引っ越してゲームをしまくって母親を泣かせるようなブルー君でも私は感謝してるんです!」
「嫌、母さんはまだ泣かせてねえよ!って、なんだかもっと疲れたような気がするな。」
「ふふ、変なの。」
「事の発端はユミさんが俺をストーキングしてたからですけどね。」
「ストーキングはしてません!?あれ?さっきまでお礼は言わなくても良いって言ってたのって、まさか照れてたんですか!?お礼をされる事が少ないから照れたんですね。意外と可愛いところもあるんですね、ブルーさんって。」
「違うわ!照れてないし、お礼をされる事が少なくなくない訳でもないけど!」
「面倒な言い回しですね。結局認めてるじゃないですかww」
コイツ面倒臭せぇ〜。
「あ、そういえばブルーさんって前までマサラタウンに住んでたんですよね。お礼ついでに挨拶してこようと思います。照れ屋なブルーさんの親の目を見に♪」
「勝手にしろ、もういい。あ、そういえばユミさんってなんで……ってもういないか。また面倒な事になりそうだな。」
そう言いながら顔では少し俺は笑っていた。
今回は、オリジナル展開と衝撃の暴露回です。どんな事を暴露しているかは、後になって皆さんも話を見ていると気づくのではないでしょうか。
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