ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件!   作:gpアナガキ

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今日は5話投稿出来ればいい方ですかね。


哀れコダック、お前の事は忘れない。

お母さんサイド

 

「それで、面談というのはどのような事を話すのですか?」

 

「確かにそれを知らなければいくらブルー君への愛があっても伝わりませんからね。」

 

「それは個人の思いの強さを私に表現して欲しいわ。ブルーって旅立つ前はスクールにも行かずずっと自室でゲーム廃人と化していたから出来るだけブルーをリードしてくれる子が私的に評価は高いわ。まあ、まずはユミちゃんから面談を開始しましょうか。エリカちゃんには悪いけどブルーのいる部屋で待っててもらえないかしら?勿論、先駆けは無しよ。」

 

「……はい、分かりましたわ。」

 

エリカはそう言うとブルーのいる部屋にスキップしながら移動した。

 

「それじゃあ、ブルーとの過去……はもう聞いたわね。それじゃあブルーをどうして好きになったのか聞いて良いかしら?」

 

はっきり言ってユミちゃんは側から見ると大人しそうに見えるけどすっごく純情でブルー一筋なところがもあるから私の中では期待の星だわ。

 

「そうですね、それは個人の思い出と言うよりもこの世界の設定(システム)でそうなっているからと言うのが私の中で一番の理由ですけど…流石にそれはお義母様には通じませんよね。」

 

「当たり前よ、それは大企業の会社に面接する時『私はこの会社に働く運命なので働かせて下さい。』と言ってる事と同じだわ。そんなの面接官側からすると虚言にしか聞こえないの。何をするにもそれ相応の理由があるわ、ユミちゃんならブルーと古い付き合いだし好きになった理由があるんじゃないの?」

 

「それなら、私は過去に…………、」

 

〈一方その頃〉

 

「あの、そろそろ手首と足首に縛られている縄を解いてくれないかな?」

 

「ブルー君が逃げる可能性があるのに何故、それをすると私にとってデメリットでしかありませんわ。」

 

う、確かに母さんの事だからちょっと逃げたところでジュンサーさんに捜索願いを出すと思う。

 

「出来ましたわ。ブルー君、そろそろお昼にしましょうか。」

 

「え?もしかしてお昼ご飯をエリカ先輩料理してくれたんですか!?(マジかよ、絶対俺に食わせる気だなコイツ。クソ!ただでさえエリカ先輩の作った料理は1つだけでも腹の中でだいばくはつをするのにあのセリフから察するに軽く20〜30俺の腹の中に突っ込ませる気だなこの人!このままじゃ意識が持たずに死んでしまう。考えろブルー!何か解決策がある筈だ!)」

 

「今日は私の得意料理であるコロッケを作りましたわ。男の子だから一杯食べると思い沢山作ったのでお代わりは沢山ありますわ。あ!?そういえばブルー君って両手両足が縛られていましたわね。これは仕方のない事、食べさせるのに口渡しでやっちゃいけないとは言われていない。これはブルー君の両手両足が使えないから仕方の無く私はブルー君にただコロッケを食べさせる事であって先駆けではありませんわ。」

 

「(何言ってんのこの人。口渡しじゃあ直接口に突っ込まれるって事だよな。やめろ!俺の腹を爆心地にする気か!あ、そうだ!?)」

 

「エリカ先輩、俺の手持ちのコダックにも食べさせて良いですか?俺じゃあこの量を食べれないし腹ペコ虫のコダックなら喜んで食べてくれると思いますよ!」

 

「ブルー君がそう言うなら仕方ありませんわね。それじゃあ台所でポケモンフーズを食べているコダックに味見をしてもらいましょう。」

 

「(フ、フハハハハ!勝った!勝ったぞ俺は!食欲盛んなコダックならどんな食べ物でもブラックホールのような胃袋でコロッケなど一瞬で俺の分まで食べ終わるだろう。今のうちにマサキさんをモンスターボールから出してコダックを回収しながら逃げるか。)」

 

その瞬間台所から「コダーーーー!?」と大きい鳴き声が聞こえた。しかし、エリカ先輩は台所から帰ってくる気配がない。もしかするとコダックに無理矢理コロッケを口の中に突っ込まされてるのでは無いだろうか。

 

「(哀れコダック、お前の事は忘れない。)」

 

俺はこっそりとニドキングをモンスターボールから出して縄を解いて貰った後コダックを回収する為に狭い所もぬるりと倒れるハクリューを向かわせると一緒にエリカ先輩まで連れてきた。

 

「おい、お前を呼んだのは見つからないように行動して欲しかったからだけど何さらっと要注意人物招いてんだよウナギ野郎。」

 

俺の言っている言葉を察したのかハクリューは俺の体にほこりまみれの体で這い上がって来た。

 

「ちょっ!?悪かった!悪かったからお前一旦離れろ!」

 

俺がハクリューと格闘しているうちに何か口に突っ込まれ柔らかい何かを押し付けられた。その瞬間口元に残った感触はヌメヌメとした具が喉元に通る感じだった。その瞬間、俺は後悔した。何故なら俺の頭の中がコロッケの味を拒絶して意識を失ったからである。人間って辛い事を忘れる理由が少しだけ分かった気がする。

 

「ウフフ、気絶する程美味しかったですか?ブルー君。」

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