ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件!   作:gpアナガキ

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うーん、この方向で出したいけどやはり抑えた方がいいのかな。


涙のオーダイル

私は3階のポケモン達を檻に入れて監禁して(ように見せている)から途中でワープ出来る便利な機械を使い路地裏にロケット団に捕まったポケモン達を逃していた。

 

「(それにしても、3階でこの量のポケモン達がいるとすれば上の階にはまだ多くのポケモンが捕まっているかもしれないわね。)」

 

私は次々と捕まっていたポケモンを路地裏やポケモンセンターに運び逃したが、そろそろロケット団も私の存在を嗅ぎつけてくるかもしれないので、占拠しているロケット団の幹部を倒してシルフカンパニーからロケット団を追い払おう。そう思った矢先、11階まで上がり社長室で捕まっている社員さん達を助けようと部屋を覗いた瞬間、「侵入者発見!侵入者発見!」とブザーが鳴った。

 

「そこにいるのは誰だ!お前ら、捕まえてこい!」

 

「「「「「は!承知しました。」」」」」

 

と言って、下っ端達は扉の前まで移動してこちらに迫って来た。

 

「(仕方ない、此処は正面突破して中に入るしかないか。でも、5人相手をするのは流石にキツイ、此処は下っ端5人をなんとかしないといけない。頼むわよラフレシア!)」

 

私はモンスターボールからラフレシアを出してねむりごなをドアの前に沢山頭の花から出して、勢い余ってドアを開けたロケット団員達はねむり状態となり5人とも眠ってしまった。

 

「誰だ、このシルフカンパニーの社長室に来てなんの用?まさか、捕まえたポケモン達を定期的に外へ出してたのは貴方?」

 

「そうだとしたらなんですか?」

 

「ふん、その時はポケモンを逃した場所を教えてもらうまでよ!私の名前はアテナ、ロケット団幹部にして幹部の中では私が一番ポケモンバトルが強いの。後悔しても遅いわよ!」

 

「なら、私は貴方に勝つだけです。肩書きなんて関係ない、この場で勝った人がこの空気を変えられる。なら、私が変えてみせる!」

 

「夢見がちな年頃だから仕方ないかしらね、そんな簡単に私に勝とうだなんて10年早いわよ!いきなさい、アーボック!」

 

「シャー!」

 

「ゴルダック、貴方に任せたわ!」

 

「ゴル!」

 

「悪いけど時間がないの。早く終わらせるわよ!ポイズンテール!」

 

「ゴルダック、まもるで防ぎなさい!」

 

「シャー!?」

 

「ゴル!」

 

「ゴルダック、今度はこちらから行くわよ!アクアテール!」

 

「ゴルダック!」

 

「シャーーーー!!」

 

アーボックはゴルダックのアクアテールで壁に勢いよくぶつけられて怯んでいた。

 

「しっかりしてアーボック!」

 

「ゴルダック、畳み掛けるわよ!しねんのずつき!」

 

「ゴダー!」

 

アーボックは今度こそ瀕死になって倒れたようだ。

 

「く、こんな強いトレーナーがいるなんて!今回は引き返すわよ貴方達!」

 

そう言って幹部であるアテナはロケット団員の下っ端達をかかとのヒールで踏みながら起こしていた。私は両手両足に口を縛られている人達を解放する事に成功した。

 

「た、助かったよ。君はなんて名前なんだ?事態が安定したらすぐ君に感謝状を送りたい!」

 

「大丈夫です、私自身ロケット団に恨みを持っているのでやっただけですから気にしないで下さい。それでは!」

 

私は言うだけいうとシルフカンパニーから離れようとした。その時、モップを持った事務員の格好をしたおじさんに呼び止められた。

 

「そこの君、ちょっと来てくれんかいのう。」

 

「………なんですか?」

 

「そう警戒せんでも、実はそのゴルダック見覚えがあっての。そのポケモンは育て屋さんでワシが預けたゴルダックにそっくりでな。もう預けて5年になって、ワシはこの体でなかなか迎えに行けないんじゃよ。だから、いつまでも預けておくわけにもいかんので君がもらってくれないか?金とモンスターボールなら此処で渡す。」

 

「え!?そんな、第1に私はその子のトレーナーじゃありませんし、つい最近そのゴルダックは育て屋さんで息を引き取ったんです。そのモンスターボールを貰う訳にはいきません。」

 

「何故その事を嬢ちゃんが知っとるんか?」

 

「私、育て屋さんのお婆ちゃんの孫なんです。今はちょっと喧嘩してて会っていないけど風の噂でそのゴルダックが死んだと聞きました。トレーナーが来るまで何も食べずにずっと同じ預けられているポケモン達を見送りながら生き絶えたって聞きました。」

 

「そうか、なら尚更じゃ。このモンスターボールと金でゴルダックの墓を作ってやってくれんかのう?」

 

「分かりました。しかし、お金はいりません。もうお墓をお婆ちゃんが作ってると思うのでモンスターボールだけ引き取っておきます。」

 

「すまんのう、もしそのゴルダックが卵を産んでいたら…その子を野生に返してやってくれんかのう。」

 

「どうして野生に返すんですか?人間の庇護の下で暮らした方が安全かと思いますが、」

 

「君は『涙のオーダイル』という本を読んだ事はあるかな?」

 

「はい、確かいつも仲の良いポッポを寝ている時に食べたオーダイルが泣いて自分を恨みその涙から怒りの湖が出来たと言い伝えられてる有名な本ですよね。」

 

「嬢ちゃん。もし、その本の通りなら怒りの湖に住んでいるポケモンはオーダイルの恩恵で住んでいる事になるじゃろ。なら、オーダイルは何の為に存在していたと思う?」

 

「………分かりません。」

 

「ハッハッハ、難しい話をして悪かったな。ワシは周りの生物に生きる場所を与える為だと考えている。今の世の中、なかなか相手の事を思う事が難しい中で最も重要な事でもあるんじゃ。人間もポケモンも助け合わないと生きていけない存在、そんな一つ一つ小さな存在でも誰かを助けて、誰かを幸せにする事でその小さな存在が存在した理由になると感じたんじゃ。怒りの湖に住んでいるポケモン達がオーダイルの涙でその湖が作られたのを知らなかったとしても、そのポケモン達が生きているのはオーダイルが流した涙のお陰、人やポケモンはそのような存在に感謝をして暮らしている。ならば、ゴルダックはどうじゃ?周りにいた預けられているポケモン達を最低限見守っていた筈じゃ。確かに人間の庇護の下で育てれば卵から孵ったコダックは安全かもしれん。しかし、今回のようにいつロケット団のような悪の軍団が野生のポケモンをさらうか分かったもんじゃない。だから、野生のポケモン達を見守って欲しい…

そんな願いを込めてお願いしたんじゃ。最後まで老いぼれの話を聞かせて悪かったの。」

 

「いいえ、凄く為になる話になりました。」

 

その後私は、育て屋さんに帰ってゴルダックの卵をトキワシティの外れにある草むらに捨てたのだ。

 

 

 




うーん、もしかすると4話しか投稿できないかも

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