ポケモンの世界が思った以上に面倒だった件!   作:gpアナガキ

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明日投稿出来ないかもしれません。


女子って怖いな。

「っていう事でコダックの卵をトキワシティの外れにある草むらに捨てたの。まあ、そこで貴方に拾われたコダックだなんて前にポケモンセンターで聞いた時はどうしようもない憤りを感じてしまったんだけどね。今じゃコダックのトレーナーは誰がなんと言おうとブルー君である事に変わりはないし、私自身の不満も解消出来たわ。」

 

「ん、やっと話終わった?」

 

「……………。」

 

「嗚呼、ごめん。自分で聞いててなんだけど長い話にはあまり得意ではなくて途中でぼーっとして聞いた話を流してしまうんだ。」

 

「はあ、まあそこら辺はおいおい説明するわ。」

 

「まあ、最終的にゴルダックの卵を野生に返して欲しいって育て屋さんに預けたおじさんが言ってそのまま捨てると俺が拾ったって事だろ。」

 

俺が早口で話すと、ユミさんはジト目でこちらを向いてきた。

 

「なんだろう、今まで好きだった気持ちを持ってた自分が馬鹿らしくなってきたわ。何故私はこの男を好きになったんだろう?」

 

「おい!自分で言うのもなんだがそこら辺しっかりしないで俺のところへ来たのか?」

 

「やっぱり私にはブルー君への好きって気持ちは無かった事に、」

 

「そう、そうですわ!」

 

俺達の会話を聞いていたのか、エリカ先輩が目を輝かせながらユミさんの手を取った。

 

「貴方にブルー君は勿体ない!人生損しかしていませんわ。こんな男を追いかけるのは私だけで十分です!ユミさん、自分の人生はちゃんと見切りをつけて時には諦めも肝心なのですよ。」

 

「そうですね。目を覚まさせてくれてありがとうございます先輩。先輩もいつかこんな駄目男なんかほっといて違う人生を歩んでいる方が一番良いと思いますよ。」

 

「あの、さっきまで俺へのアプローチが嘘のような会話してんだけど、女子って怖いな。ちょっと見限っただけでこんな反応するだなんて凄い諦めの早さだ。まあ、俺にとってもそれはそれで嬉しいんだけどさ。」

 

その瞬間、エリカ先輩は俺の片腕に両手でぎゅっと掴んで来た。

 

「何を言ってるんですかブルー君。貴方を私が諦めると思ってたんですか?」

 

「嫌、あのう………。(やべえ、最後の最後に面倒な人が残ってしまった。という事は、)」

 

「という事ですので私とブルー君の交際を許してくれますよね、お義母様?」

 

「うん、末永くブルーをよろしくお願いね。エリカちゃん。」

 

「は!?」

 

「私はこれで、すいません。ブルー君のお母さん。せっかくの誘いを断ってしまって、」

 

「いいのよ、あの子を尻に敷く子が現れるなら誰だって歓迎なの。ユミちゃんも応援してたんだけど、途中で愛想が尽きるのも女の取り柄でもあるのよ。だから、気にしないでユミちゃん、それと、いつでもここに泊まりに来て良いわよ。どうせブルーのベット空いてるし、使わないよりかはマシだわ。」

 

「はい、トキワシティのジムリーダーが帰ってくるまでここでお世話になろうと思います。」

 

「あ、あのう。それより末永くってどういう事?さっきも言ったけど俺の意思は?」

 

「無いわよそんなの。ブルーを大切にしてくれる彼女がいるなら誰でも構わないでしょ?エリカちゃんを愛想尽かされないように頑張る事ね。」

 

「嫌、愛想尽かされたいんだけど!っていうかいい加減離れてくれないかなエリカ先輩!」

 

「え〜、ブルー君とは長い間柄でやっと手に入れた彼女枠を手放すなんて私には出来ませんわ。そうだ、これから一緒に暮らす為の家を建てましょう。周りの人達に迷惑が掛からない大きな部屋でダブルベットを置いてブルー君と夜のひと時を………///」

 

「過ごさねえよ!っていうか話は着いたよね。って事で俺旅の途中だからまた今度ねエリカ先輩!」

 

「誰が1人で行かせるって言いましたか?」

 

「え?嘘だよね。今後の旅に付いてくる訳では無いよね?」

 

「流石にジムを置いてブルー君と旅なんてありえませんわ。なのでひとまず私の家に移動しましょう。話はそこからですわ!トロピウスちゃん、出ておいで!」

 

「ピース!」

 

「それではお義母様、ご機嫌様!トロピウスちゃん、タマムシシティまで飛んでください!」

 

俺はエリカ先輩からお姫様抱っこで担がれてトロピウスに乗り移動した。なんかとても複雑な気分だな。

 

「騒がしい人達でしたね。」

 

「そうね、あ!?そろそろオレンジが帰って来る時間だわ。夕ご飯の用意をしないと、」

 

「私も手伝いますよ。」

 

「それはとても気が利くわね。助かるわ、それとお父さん?とっくの昔に起きているんでしょう?早くオレンジの迎えに行ってきて。」

 

「ハハハ、わかったよ。(ブルー、末永く幸せにな。)」

 

 

〈一方その頃〉

 

ヤマブキシティ

 

「後はあのトレーナーを待つだけだ。この町のジムリーダーが帰って来るのをな。」

 

「貴様らのような奴等はジムリーダーが出なくてもこの私だけで十分だろう?」

 

「お前誰だ?見かけない顔だな。老いぼれはさっさと消えないと痛い目見るよ?」

 

「私の名前は空手大王、この町のジムリーダーだった男だ!」

 

「へえ、少しは楽しませてくれると嬉しいんだけど。」

 

 




今日はここで終わりです。ユミさんを引っ張るだけ引っ張って結局元に戻すといつなんの意味があったのかわからない終わり方になりました。ユミさんをこれからも長い目で見てやってください。(勿論今後の話にもちゃんと出てきます。)

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