後輩であるしずくのアピールが凄すぎる   作:桜紅月音

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時間は早いものでもう1月の終わりですよ。
明日からプロ野球のキャンプだ~

毎年の楽しみがやってくるぜ!




10話 演技と襲撃は紙一重

「先輩…なんであんなことに…」

 

「いや…生きてるんだけど…」

 

「先輩…私の前から居なくなっても…天国で幸せになってください…」

 

「いや…しずくの目の前にいるじゃん…」

 

というか…しずくがこんな事を急に言いだすことが怖いんだけど…

 

「先輩…分かってます…私が、先輩の分まで生きますから」

 

としずくは両手を合わせて、その場で祈る。

いや…僕が死んだように扱うの辞めて…

 

「しずく…」

 

「もう!なんですか!先輩!」

 

「ようやく…気づいたか…」

 

「気づいたとかじゃないです!せっかく演技の練習してたのに!」

 

と言いながら僕の腹をぽかぽかと叩くしずく。

演技だとしても…僕の前でそんな事はしないでくれ…。

 

「演技の練習って言ってたけど…こんな場面の演技する必要なんてあるのか?」

 

「次の演技が死んでしまった幼馴染を思うヒロインの役なんです!」

 

どういう役なんだよ!

恐らく…感動系の劇なんだろう…。

 

「それはそうと…僕の目の前で僕が死んだシーンとか辞めてね?」

 

「仕方ないですね…先輩の目の前ではやりません…」

 

うん?僕の目の前の時はやらないって?

という事は、僕が見てない、しずくが自分の部屋にいる時とかにするって事か。

 

「それもやめてね?」

 

「先輩?あくまで演技の練習ですよ?そこまで縛る必要ありますか?」

 

「確かに…僕が居ない時まで縛る必要はないかもな…」

 

「ですよね!なら、先輩が居ない時にこの演技の練習やらしてもらいますね!」

 

「それでいいよ」

 

これ以上言っても…こっちが肩身の狭い思いするだけだし…。

 

「という訳で、中途半端になちゃったのでこのまま最後までやってもいいですか?」

 

「こっちからしたらもう終わりだと思ったんだけど…」

 

「あれでも終わってないんですよ?」

 

「そうかい、邪魔して悪かったな」

 

としずくの練習の邪魔をこれ以上したら悪いと思った僕は、しずくの元から去ろうとしたら、しずくから手を握られた。

 

「どこに行くんですか?」

 

「邪魔したら迷惑だと思って、教室から出ようとしてるだけだけど」

 

「邪魔とは言ってないよ?」

 

「それでも、演技の練習はするんでしょ?」

 

「そうですけど?何かありますか?」

 

「いや…さっきのあれをまた見せられるのは…」

 

演技だと分かったといえ…流石にあれをもう一回見るのはしんどい…。

 

「大丈夫ですよ!さっきの先輩の奴はやらないので!」

 

「それならいいけど…」

 

としずくの言葉を信じて、教室から出るのを辞めて、椅子に座ろうとした。

そしたら、しずくが僕の背後に回って、どんと押してきた。

 

「痛っ!」

 

咄嗟に押された事に反応できなかった僕は、床と見事に激突して、その痛みが襲ってきた。

そんな中、お構いなくしずくが僕の上に乗って来て

 

「その代わり、先輩には私の用事に付き合ってもらいますから」

 

「しずく…何をする気…?」

 

「ふふふ」

 

 

 

 




次回は、3月中を目指します。
2月は厳しいかもしれない…
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