乙ちゃんがフォロワー様800名を突破されました
その記念として、私の小説に参加させて頂く
事になりました。というわけで初登場回です。
俺の初任務は
現地に既に向かっている
先輩隊士と同期と合流し、数名であたる事になる
烏のサクラに聞いた話によると
夜な夜な人が行方不明になる
歳の若い男女のみが消える
鬼をおびき寄せる為、年齢の若い隊士を派遣した
「そういう事か…急ごう。もう夕暮れだ」
街に入る際には日輪刀を隠さねばならないが
俺の武装は羽織に収納されている
走りながらも俺は自分だけの型を思い描く
奥義が使いこなせないのは、今は良くても
後々、致命的になるだろう
早々に自分だけの型を物にしなければ
杏寿朗に追い付かなくては!
彼なら柱も夢ではないからな
集合場所に居たのは
やたら目付きが悪く、態度がデカイ先輩
元気に挨拶してくれた黒髪を縛った女の子
やや緊張しつつ、挨拶をくれた茶髪の女の子
一言も話さずこちらを警戒する長髪の女の子
「遅いぞ!先輩を待たせるとは偉い新人だなァ!!あぁん?」
こういう手合いには、逆らわないほうが楽だ
「申し訳ありません、先輩。川上雅晃と申します。」
「ふん、まぁ良い。さっさと雑魚鬼を狩って帰るぞ?俺はな、安全に楽に出世してぇんだよ!」
名も名乗らず先輩は先へ行ってしまう
「川上さんですね?私は乙(おと)と申します。後方支援を得意とする慈(いつくしみ)の呼吸を使います。」
「あ、あの…あの…羽村佳津(はむらかつ)です。か、風の呼吸を使います」
「…大葉眠(おおばたみ)よ。水の呼吸を使うわ」
あの先輩が何の呼吸なのかは分からなかったが、癒しの呼吸とは聞いたことがない
「俺は川上雅晃、炎の呼吸を使う。乙さん、慈の呼吸は聞いたことがないのだが…派生か?」
「はい。元々私は水の呼吸を使っていたのですが、体質に合わなかった様で…風の呼吸も学び、新しい呼吸を作りました。二人は最終選別の同期なんですよ」
「私が負傷してしまった時に、手当てしてくれたのよ」
「あたしも同じ!不思議なんだ、乙ちゃんの側に居ると傷が治ってる気がしてねぇ」
実際に見てみないと分からないが、癒しの気功などを使っているのだろうか?
段々と日が落ち、夜が近付いてくる
鬼達の時間だ
皆、それぞれ呼吸と型を修めているが
やはり女の子だ、表情に恐怖が見え隠れしてる
「あ、あの~先輩?」
「あ?なんだよ、後輩共!さっさと斥候にでも行けよ!で、鬼が出たら直ぐに僕を呼べよ?意味は…分かるだろ?」
先輩はニヤリと汚い笑みを浮かべた
隊士とはいえ女性に、おとりになれ
鬼が出たら手柄は横取りという命令
下手をすれば死ぬんだぞ?
「先輩」
「あん?なんだ…!?」
俺は鬼に向ける時の殺気を
先輩に向けて放った
「鬼を見つけたら斬り殺しても良いんですよね?」
あとで三人から聞いたんだが
あの時の俺は先輩よりも怖かったらしい