「んあ・・・ここどこー」
目を覚ましたら森でした。ちょっとアフターサービスが酷くないだろうか。夜だから暗いし・・・ってか、え?なにこの状況。デカい黄金龍が空飛んでて?なんか黒い龍もいて?何これ、怪獣大決戦?シャンフロっていつからゲームジャンル変わったの?
「きゅっ!きゅきゅっ!」
んえ?何か小動物的な存在の声が聞こえたような・・・
「痛ァ!?」
なんか噛んだ、なんか噛んだ!ええい、捕まえちゃる!必死になって足元の白い何かを捕まえる。
「よし、捕まえた!・・・って何これ、ハムスター?超可愛いんやが。」
首根っこを捕まれじたばたと暴れている白いハムスター。シャンフロにこんなのいたのか?まぁ今はそんなこと気にしてる場合じゃないか。グッバイ、ハムスター。次にあったらペットになってくれ。
「ってか、行けばわかるって言ってたけど何処だよ、その秋津茜さんとやらは」
「きゅっ、きゅきゅっ!」
デジャブー?
「おいおい、ハムスター。俺は今君に構ってられるほど暇じゃないんだが?」
ん?なんか動いてる・・・・・・あ、これジェスチャーのつもりか?えーっと、何何?前足をクイクイって・・・
「ひょっとして、ついて来いってこと?」
「きゅっ!」
そうらしい。それにしてもハムスターが
「きゅきゅっ!」
「あー、はいはい。ついてくってちゃんと。ってか移動速度遅くない?もう少し速く走ってもいいんだけど。」
流石にハムスターの走る速度に合わせていられるほど余裕があるとも思えない。だから声をかけたのだが、
「きゅきゅきゅきゅきゅっ!!」
は?えっ、はっや!ハムスターの全力、はっや!やべぇ、追いつけねぇ!くそっ、仮にもこちとら忍びの頂点ぞ!?負けてたまるかっ・・・!
「うぉぉおおおおおおっ!」
遮那王憑き、ニトロゲイン、パーシスタンド、ついでにもう1回ニトロゲイン!移動速度やスタミナ補正のあるスキルを多重起動して何とかハムスターに追いつく。何て速さだ、ハムスター。こちとらレベルキャップは解放してないとはいえExtend。そこまで雑魚ではないつもりなんやが?
「・・・・・・ん?」
戦闘音・・・それ自体は別におかしい事じゃないが、ハムスターが少し減速してきている。疲れやスタミナ切れと言うよりは
「魚人忍法【
イルカとかが備えている超音波を利用した範囲探知。魔法であるアクティブソナーよりも広範囲を探れるこれなら・・・・・・見つけた!ここから真っ直ぐ進んで約500メートル。人数は・・・・・・なんかおかしいな。これじゃまるで
「へい、ハムスター。アクセル全開だ。お嬢様がピンチらしいぜ。」
「きゅきゅっ!?きゅきゅきゅきゅっ!」
おお、お前も急いでくれるか・・・え、まだスピード上がるんですか?まあいい、見えてきた!
「・・・・・・ペナがねーから割とガチでやったんだがなぁ……いやはや、まさか持ちこたえるとは・・・・・・」
!まずい、1人の男が這いつくばっている奴に剣を振りおろそうとしている。ここからだと這いつくばっている方はよく見えないが、まず間違いなくあれが秋津茜とやらで問題ないだろう。くそっ、まだ距離がある!走ってちゃ間に合わねぇな!
「間に合えよ・・・!魚人忍法【雷纏・黒紫腕】!!」