Highschool‐FLEET lonely-Hero 作:脆橋めら
エデンの園は植えられた。
入学式が終わり、乗る船の発表される。
1年生がのる船は既に決められている。
誰が、どの船に乗るか、掲示板に記載される。皆がその掲示板に集まり自分が乗る船はどれなのか確認している。
明乃ともえかもその発表を見ている1人だ。
「晴風・岬明乃」
「武蔵・知名もえか」
2人は少なくとも違う船。乗る船は違う。
もえかは、明乃と一緒の船に乗れなかったことを残念に思う。
中学の3年間、会えなかった空白の期間。同じ船に乗って色々と話をしたかった。
「2週間かぁ、長いなぁ〜」
長い。2週間は長い。空白の3年間会えずしてやっと会えたのにまた2週間。とても、もえかにとって、とてもとても長い2週間だ。
ーー運命のいたずらはきっと始まっばかり。
ましろは、頭を抱えた。
神様はどれだけ自分を虐めるのだろう。
先程ぶつかった女の子ー「岬明乃」が入ってきたのだ。
人は悪い印象を受けたら覚えやすい。
ましろにとって、ぶつかった事は新鮮で頭に残っていた。だからこそ、目でおったのだろう。
多少の違和感。
あの後先生が入ってきたが彼女に話しかけたのは『甘栗色の髪の女の子』だけだった。
普通は感じない違和感、しかし、あの時は、あの時はみんなに普通に喋れるような感じなのだ。
おどおどはしていたものの、しっかりと謝れる子だった。もちろん、たった1回、話しただけの彼女を語るのはおこがましい事だが、それでも、違和感は拭えなかった。
警戒レベルを引き上げる。あの子は、何者なのだろう。
「ふふっ」
思わず笑える。見ている。見ているよ。
宗谷ましろ。違和感を感じているのでしょう?警戒しているのでしょう?
悪いことが起きたことは印象に残りやすい。
あくまで『やすい』なのだ。なら、どう印象に残す?
ーーそれは、簡単。『警戒される』こと。
相手を警戒している間は、その人を見るでしょう?頭の中に残るでしょう?
あの時、偶然ぶつかって接触したのだとしても、ただの「運」が良かっただけで、私の予測ではなかったとしても、
ーーもう、賽は投げられた。
「エデンの種」は植えた。
育つのが楽しみだ。
ーー私の園。そこで助けられるのはきっと、「独り」だけなのだ。
「ーエデンの園計画」
宗谷真霜はつぶやいた。
自身の所属する組織「ロンリーズ・ヒーロー」、独りを救うためのヒーロー。
「招待するのはたった独り、けど、招待されて救われたのなら、それは、ーーー幸せなのでしょう?」
いまはまだ準備段階。種を植えたばかりで、きっと結果は先だけど、楽しみでしょうがない。
残酷な世界で選ばれた「独り」はどれだけの幸せを成就出来るのか。
今はまだ知らない。
進まない。
だって、まだ、古庄教官出てないんだよ?
そして、なんやかんや、ミケちゃん暗躍中。
初投稿緊張…なう
「次回予告」
ーエデンの園は独りの抜け道。
助けられるのはきっと、「独り」