ハイスクールD×D Yto   作:今日から禁煙

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初挑戦です。

R-15要素ありです。

第8話です。


第8話

最初に頭に浮かんだのは貴方

貴方にならこの身を委ねてもいい

お願い、私を・・・

 

 

―〇●〇―

 

 

アーシアと買い出しに出掛けて、公園でリアスと兵藤に逢って、家でパーティーをした。

 

もし、今日の俺の一日を簡単に日記に書くとしたら、この二行で終わるだろう。

 

「ユウ君、私を抱いて」

 

紅い髪の彼女が一糸纏わぬ姿で目の前に現れなければ。

 

「私の処女を貰ってちょうだい。至急お願いするわ」

 

燃えるような紅い髪、蒼玉の揺れる瞳、僅かに漏れる吐息、芸術品のような四肢。

 

その全てが俺の目を捉えて離さない。

無意識の内に喉の奥を鳴らす。

 

「私の長い生涯でたった一度のものを貴方にあげるわ」

 

目の前の少女リアス・グレモリーは俺の手首を掴むと、女性の象徴とも言える乳房に俺の五本の指が埋没していく。

 

初めて出逢ったその時から彼女の双丘は見る者を魅了し、一体どれだけの男の欲望の捌け口となってきたことだろうか。

 

「誰にでもこんなことすると思わないで、貴方だからよ」

 

右手から伝わる極上の感触が脳内を埋め尽くしていく。

 

「ユウ君、私ではダメかしら?」

 

彼女から発せられる言葉の一つ、一つが鼓動を早くさせる。

 

「私はドキドキしてるわ、貴方はどう?」

 

外気に晒された彼女の白磁のように透き通った肌が緊張のためにうっすら紅潮していく。

 

その姿に俺の中で理性の崩れる音がした。

 

「リアス」

 

彼女の肩を掴むと、月の光に照らされた彼女の美しい紅い髪がベッドの上に乱れ散る。

彼女の両手をベッドに押し付けると、動揺しているのか視線を泳がせる。

 

「あまり俺を信用するなよ」

 

彼女の首筋に顔を埋め、舌を這わせていく。清潔感のあるシャンプーに匂いではなく、彼女特有の甘い香りと僅かに香る汗の匂いが俺の鼻腔を擽る。右手に収まりきらない彼女の双丘の片割れは俺の意思のままに形を変えていく。

 

「んっ!」

 

出逢ってから二年。一度も聞いたことのない彼女の甲高い声に心が踊る。

 

首筋を何度も吸い、紅い痕をつける。

吸い付く度に彼女のくぐもった声が吐息と一緒に漏れる。

床に落ちている制服のシャツでも隠れるかわからない絶妙な位置に痕を残していく。

 

ゴムボールで遊ぶように右手の五指を動かしていると、掌の中心を押し返すように乳房の先端が抵抗してくる。

 

彼女の反応に気を良くした俺は上着を脱ぎ捨てると、反対側の首筋にも同じ様に紅の痕をつけていく。

 

大きな瞳には涙を溜め、トロンと目尻を下げ、指を歯で噛み甘く漏れる声を我慢している。

 

「ひゃん!」

 

真っ赤になった耳を甘噛みしてみると、可愛らしく反応してくれる。

 

俺が妖しく笑うと、彼女をふるふると首を横に振ると、涙が目尻から零れ落ちる。

 

今、俺は悪い顔をしてるだろう。

 

鎖骨を啄みながら、臍を指で擦って遊ぶ。

 

「んぁ!」

 

指を擦る度に叫声を上げ、腰をくねらせる様子はまるで此方を誘っているようだ。

 

鎖骨から唇を離して彼女の表情を伺うと、呼吸を荒くし、意識が朦朧としているのか虚ろな瞳で天井に目を向けている。

 

右の乳房の先端を指で擦ると彼女は目を見開き、腰を浮かせる。

 

「そ、そこはっ!」

 

もう片方の掌を臀部に滑り込ませ、彼女の最も神聖な部分に指を這わせていく。

 

自由になった手で臀部を撫でている俺の手を押さえようとする。

 

その抵抗さえも楽しんでいたが、面倒になって来た。

 

彼女を大人しくさせようと、左の乳房に目を向けて先端を口に含もうと、顔を近づける。

 

耳であれだけで哭いてくれたのだ、この突起を口に含んだらどうなるのか黒い欲望が脳を支配していく。

 

この後の展開に期待と男の象徴を大きく膨らませる。

 

「そこまでです」

 

突如、発せられた声の行方に目線を移す。

オカルト研究部にある魔方陣に似たものが床に浮かび上がっており、その中心にはメイド服を着た銀髪の三つ編みが特徴的な若い女性が立っていた。

 

「こんなことをして破談へ持ち込もうというわけですか?」

 

ベッドに横たわり、息を荒くするリアスと未だに彼女の上に跨がってる俺の姿にため息を吐く女性。

 

「そのような淫らな姿を晒して、男を知らぬのに強がるからこのようなことになるのです」

 

床に脱ぎ捨てられていたリアスの制服を拾い上げる銀髪の女性。

 

俺はリアスの上からベッドの端に身体を移動する。

 

シーツに身を包みながらリアスは身体を起こしてベッドに座る。

 

「このような下賤な輩に操を捧げると知れば旦那様とサーゼクスさまが悲しまれますよ」

 

制服を綺麗に畳み、リアスに差し出す。

 

「こうでもしないと、お父様もお兄様も私の意見を聞いてくれないでしょう?」

 

まだ顔は紅潮してリアスだが、口調はハッキリとしていた。

 

「私の貞操は私のものよ。私が認めた者に捧げてなにが悪いのかしら?」

 

黙って聞いている俺の様子を伺うと、リアスは銀髪の女性に向き合う。

 

「それに信頼する彼のことを下賤呼ばわりしないで。いくら、貴方でも怒るわよ、グレイフィア」

 

グレイフィアと呼ばれた女性は嘆息しながらも話を続ける。

 

「何はともあれ、貴方はグレモリー家の次期当主。無闇に殿方に肌を晒すのはお止めください。況してや男性と肌を重ねるなどもっての他です。ただでさえ、事の前なのですから」

 

女性の視線が俺に移り、頭を下げてくる。

 

「初めまして。私は、グレモリー家に仕えるグレイフィアと申します。以後、お見知りおきを」

 

俺は脱ぎ捨てた上着を羽織る。

全てが中途半端に終わってしまったため、眉間に皺を寄せる。

 

「菅原ユウです。駒王学園の生徒で、リアスさんとは友人です」

 

リアスが何か言いたそうにしていたが、構わずグレイフィアに頭を下げる。

 

俺の名を聞いたグレイフィアが目を大きく見開く。

 

「菅原ユウ?では、貴方が?」

 

グレイフィアが怪訝そうな表情を俺に向ける。

 

「彼がどうかしたのグレイフィア」

 

俺を異質なものでも見るようにグレイフィアは視線を向けてくる。

 

「いえ、何でもありません」

 

俺から視線を外すことなくリアスの言葉を否定する。

 

「私の根城で話をしましょう。朱乃も同伴でいいわよね?」

 

綺麗に畳まれていた制服を着ていくリアス。

 

「結構。女王とは常に王の傍らに控えているものです」

 

着替えを終えると、リアスは部屋を出て行こうとする。

俺はリアスの手を引き、額にキスをする。

 

「今日はこれで我慢するよ」

 

顔を真っ赤にしたリアスが両手で額を押さえる。

 

「菅原様。お戯れはお止めください」

 

すかさずグレイフィアから注意が入れられる。

 

「では、俺は寝るので出て行ってくれます?」

 

ため息を吐き、部屋を後にするグレイフィアと可愛らしくべーっと舌を出しながら後を追うリアス。

 

扉の閉まる音が耳に響いた。

 

 

―〇●〇―

 

 

「お嬢様は先にお戻り下さい」

 

家の外に出たグレイフィアがリアスに告げる。

 

「どうしたの、グレイフィア?」

 

自分の女王の元へ飛ばなかったことを疑問に思っているのだろう。

 

「私にはもう一つ所用がございますので」

 

私がそう言うと、リアス様は自身の女王の元へ魔方陣を展開して消えて行った。

 

「私の可愛い息子をいきなり下賤な者呼ばわりとは。身内に甘い慈愛の一族に染まったかい、グレイフィア?」

 

闇夜の中からその人物は姿を表す。

 

「貴方様こそ盗み聞きとは、相変わらず趣味が悪いですね。レシステンシア様」

 

私はその人物に深々と頭を下げる。

 

「お久しぶりでございます」

 

十五年振りに目にしたレシステンシア様の姿は少し痩せたように見えた。

 

「可愛い奴め!あの朴念人に本当に勿体ないね」

 

私の頭を乱暴に撫でてくる。

変わらない彼女の愛情表現に自然と笑みが零れる。

 

「その朴念人に泣き付いたとお訊きしましたが?」

 

事情はお聞きしていたが、面白そうなので揶揄ってみる。

 

「私を揶揄おうなんて百年早いんじゃないかなムッツリちゃん?」

 

しまった。地雷を踏んでしまった。

 

「身内の情事の最中に部屋へ押し掛けるなんて、流石の私にも出来ないよ」

 

ニヤニヤと笑みを見せながら、距離を詰めてくる。

顔に熱が伝うのが自分でも分かる。

 

「どうだった、成長した義妹の身体は?」

 

私の頬を撫でるようにそっと触れてくる。

 

「男受けするいい身体だったろう?」

 

彼女は口を耳に寄せてくる。

 

「私の息子もいい身体をしてただろ?」

 

囁くような小さな声に私は距離を取ると、彼女はお腹を抱えて笑っていた。

 

「いやぁ~、相変わらず良い反応してくれるね~!お陰で良く眠れそうだよ」

 

ヒラヒラと手を振りながら家に戻って行く。

 

この方はいつだってそうだ、いつだって私の心を掻き乱す。

 

「貴方は、貴方はいつだってそうです!あの時だって!」

 

私の脳裏に過去の記憶が甦る。

 

「どうしてあの時、私を連れて行ってはくれなかったのですかレシステンシア様」

 

私は幼子のように涙を流しながら手を伸ばす。

 

「昔の話さ」

 

私の懇願に寂しそうに笑って彼女は家の中に入って行った。

 

この時期にしては冷たい風が頬を叩いた。

 

 

―〇●〇―

 

 

「はぅ、頭がガンガンしますぅ」

 

今、俺とアーシアは学園に向かって歩いている。

いつもの可愛らしい顔は真っ青であり、歩く度に顔をしかめる。

 

今朝、時間になっても起きてこない彼女を不思議に思い、部屋に呼びに行く。

 

ノックをせずに部屋に入った俺が悪かった。

 

フラフラと覚束ない足取りでブラを取り替えようとしていたアーシアと目が合う。

 

「ごめんなさい」

 

俺は目を丸くして、ゆっくりとドアを閉める。

 

今日は何かと女性の裸と縁がある。

ドアに寄り掛かって心を落ち着かせていると、突然ドアが開かれ、バランスを崩す。

 

重力に逆らうことが出来ず後ろに一歩、二歩と踏ん張ろうとするも体勢を立て直すことは叶わず、後ろに倒れそうになるが、背中に柔らかな感触が伝わる。

 

「ユウさん大丈夫ですか?」

 

どうやら彼女に支えられているようだ。

では、背中に感じる柔らかな感触はやはり。

 

「あ、ありがとアーシア」

 

背中越しにお礼を言うと、部屋を出ていこうとすると手を引かれる。

 

自然と彼女と向き合うような形になる。

 

「ユウさんこれは?」

 

上半身裸であることを気にすることなく首に架けられているペンダントを掌に乗せる。

 

見覚えのないペンダントにアーシアは首を傾げる。

ペンダントに視線を落とす度に彼女の慎ましい胸部が視界に入る。

 

「そ、それは俺からのプレゼント。同居一ヶ月記念の」

 

極力彼女を見ないようにしながら答える。

 

ペンダントを見つめながら彼女は肩を震わせている。

 

「ア、アーシア?」

 

急に俺の腰に腕を回して抱き着いて来る。

 

「一生大切にします」

 

表情は窺うことは出来ないが、声が震えている。

 

「私はユウさんに貰ってばかりです。だから」

 

ネクタイを引っ張られ、強引に頭を下げられると彼女は顔を近づけて来る。

 

「はぅ!」

 

唇と唇が触れる瞬間、彼女から奇声が発せられる。

彼女は頭を押さえながらしゃがみ込む。

 

「あ、頭が痛いですぅ」

 

そう彼女は所謂二日酔いだった。

 

俺は今日は休むように伝えたが、彼女は頑として聞かず、隣を歩いている。

 

学園に着き、アーシアと昇降口で別れる。

調子が悪くなったら保健室で休むように伝える。

 

後で様子を見に行った方がいいな。

 

教室に向かう途中でリアスのことを考えていた。

 

そう言えば、彼女が何故あのような行動に出たのか俺は知らない。

普段の彼女は高飛車で高慢な所はあるが、色恋に関しては夢見る乙女だ。

実際俺が彼女の身体を求めた時、自分から仕掛けて来たにも関わらず目を丸くしていた。

グレイフィアという女性が口にしていた破談という言葉やリアスが口にした父や兄とワードを踏まえて考えてみると、なんとなく彼女が置かれている状況が見えてくる。

 

(公爵家の姫ならそれも当然か)

 

ため息を吐き、教室に入る。

詳しいことはリアスが話してくれるだろう。

 

HRの時間になり、担任教師が入ってくる。

 

昼休みにアーシアの様子を見に行くと、兵藤や友人に囲まれて笑っている彼女が居た。顔色も良くなっており、安心した。

 

「菅原先輩?」

 

教室に戻る途中で木場に声を掛けられる。

 

「珍しいですね。先輩が二年の区画に来るなんて」

 

周囲に居た女子生徒達の奇声が聞こえてくるが、無視する。

 

「アーシアの調子が悪そうだったから気になったんだけど、大丈夫そうだから戻る」

 

木場の横を通り過ぎる。

 

「先輩、部長と朱乃先輩は登校してますか?」

 

すれ違い様に木場に問い掛けられる。

 

「いや、来てないけど」

 

その返答に木場はなにかを思案しているようだ。

 

「そうですか」

 

そんな木場の様子に俺は首を傾げながら教室に戻って行く。

 

その日、リアスと朱乃が姿を現すことはなかった。

 

翌朝になっても学園に二人の姿をなかった。

 

「あら、菅原君。珍しいですね一人とは」

 

昼休みになり、中庭で昼食を食べていると黒髪ショートカットでスレンダーな体型の眼鏡を掛けた知的美少女と黒髪ロングに凹凸のしっかり付いたボディーラインを持ち、同じように眼鏡を掛けた美少女に声を掛けられる。

 

「そーちゃんにつーちゃん。こんにちは」

 

駒王学園の生徒会長支取蒼那と副会長の真羅椿姫がそこに居た。

 

「菅原君、その呼び方は止めるようにお願いしたはずです」

 

やれやれと眉間を押さえる蒼那。

 

「いつもオカルト研究部の女性陣に囲まれているのにどうしたのですか?」

 

蒼那が周囲を見渡すもそこに親友の姿はない。

 

「リアスと朱乃は学校に来てない。アーシアはクラスの子達と食べてるみたい。搭城ちゃんは何処に居るのかな?」

 

俺は弁当を食べ進めながらここにはいない彼女達の情報を伝える。

 

「リアスと姫島さんが来ていない?」

 

蒼那と椿姫はお互い顔を見合わせると何かを納得したように蒼那が頷く。

 

「菅原君は何か聞いてますか?」

 

蒼那の質問に左右に首を振る。

 

「近々、リアスから直接話があると思うのでその時は聞いて上げて下さい」

 

そう言い残すと、蒼那と椿姫は俺に頭を下げ、去って行った。

 

リアスと蒼那は親友だから何か事情を知っているのだろう。そう言えば昨日の木場も心当たりがあるようだった。

 

放課後になり、今日はバイトなのでアーシアを迎えに二年の区画まで行くと、アーシアと兵藤と木場が一緒に居た。

 

「丁度、先輩の所へ窺おうと思っていたところです」

 

俺に気が付いた木場が近づいて来て話し掛けてくる。

 

「部長が先輩にお話があるのでオカルト研究部の部室まで来てほしいと言ってますので付いてきていただけますか?」

 

リアスが学校に来ているらしい。

 

本当なら時間がないと断るところだが、リアスとは昨夜の一件もあるので話を聞いておいた方がいいだろうと思い、木場に付いて行くことにした。

 

オカルト研究部の部室に入ると、リアスと朱乃と小猫の三人が部室に居た。

 

「来てくれてありがとう。ユウ君」

 

手にしていたティーカップを置き、立ち上がるリアス。

昨夜のことは気にしていない様子だった。

気まずくなられるよりは良いが、緊張していたのは俺だけかと、なんだかバカらしくなった。

 

「バイトがあるから短めで」

 

リアスに促され、ソファーに腰を降ろす俺とアーシア。

 

「昨夜はごめんなさい。あんなことになってしまって」

 

昨夜のことを詫びるリアスの頬は少し紅潮していた。

俺の勘違いだったようだ。

やはり昨夜のことを気にしているようだ。

 

「俺の方こそ悪かった。箍が外れた」

 

俺もリアスに頭を下げる。

 

「貴方が謝ることではないは私からお願いしたことだもの」

 

両手の指を擦り合わせ、上目遣いでチラチラと視線を向けてくる。

 

なにこの可愛い生き物。

 

その様子を見た他の面々は二人が何を話しているのか分からずに首を傾げる。

 

(昨夜?箍が外れる?まさかリアスとユウさんは)

 

ただ一人朱乃だけは二人の会話の内容に目を丸くする。

 

「話がそれだけなら俺とアーシアはバイトに行くよ」

 

態々オカルト研究部に来てまでする話ではなかったと思い、立ち上がる。

 

「待って!話しはまだあるの」

 

部室を出て行こうとする俺とアーシアを引き留める。

 

「色々話があるの。まずは貴方の働いているお店のことね」

 

店のことでリアスが俺に話があるとは珍しい。

 

リアスと朱乃は度々、店に顔を出すことがあり、料理長やスタッフ達によく揶揄われた。

 

朱乃に視線を向けると、首を左右に振っている。どうやら朱乃も知らないようだ。

 

「あのお店のある土地の一帯をグレモリー家で買い取ることにしたの」

 

リアスの言葉の意味が理解出来ない。

 

そもそも駒王の街はグレモリー家の所有する土地であると以前聞かされた。

今更、買い取るも何もないのではと思う。

 

「詳しく話すと、街全体は以前話したようにグレモリーの所有地だけど、土地自体は各々の物なの。例えば、あのお店はグレモリー領にあるけど、土地の所有者はお店のオーナーの物だったのよ」

 

リアスの言葉の脳内で変換しながら理解していく。

 

「街全体の管理はグレモリー。土地は個人の固有財産。グレモリー家ではそうやって二つに分けて問題の解決にあたっているの」

 

つまり、今回リアスが店一帯の土地を買い取ると言うことは。

 

「理解したわね。つまり私があのお店のオーナーになったというわけ」

 

足を組み換え、リアスはニヤリと笑う。

 

「えっ?」

 

リアスが店のオーナー?

あの店は料理長の夢だったはず、スタッフ達と試行錯誤して作り上げた汗と涙の結晶。

料理長が前に恥ずかしそう話してくれた夢の城。

 

「だから貴方はこれからはお店に行かなくても大丈夫よ」

 

俺の目標であり、俺の理想の店。

 

「勿論お給料は支払う。だからこれからはオカルト研究部の仕事を手伝ってもらうわ」

 

店のみんなの顔が脳内に浮かぶ。

 

「という訳で早速・・・ってどうしたのユウ君」

 

気が付くと俺は部室の出口に向かって歩いていた。

 

「ユウさん!」

 

アーシアは俺の後を追ってくる。

 

「悪いアーシア。一人にしてくれ」

 

俺の去ったオカルト研究部の部室内に静寂が訪れていた。




第8話更新しました。
初のR指定描写が拙いですね~。
そういう系の小説を手に取ったことがないので思い付くまま書きました。
納得いかない部分もあると思いますが勘弁して下さい。

書いてて思ったことですが、リアスとアーシアの接し方が全然違いますね。
そこは過ごしてきた時間の差ということで多目にみてください。

閲覧してくださる方、感想をくれた方、誤字・脱字の修正をしてくださる方ありがとうございます。

ではまた次回。バイバイ
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