ヤマトよ永遠に(妄想)   作:国連宇宙軍

10 / 25
これから投稿頻度が落ちます。


第九話

 地球から三十六万光年

 

「これは、星の残骸ですかね? 真田さんどう思いますか?」

 

「数ヶ月前に超新星が爆発したようだ。ガスが濃く、レーダーは使えないだろう」

 

「レーダー、スキャナー共にブラックアウトです」

 

「使えるのは目視のみか。全員目視による索敵についてくれ」

 

「「はい!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちら、展望室。右舷より敵艦隊の接近を確認」

 

「分かった。全艦直ちに第一戦闘配置。主砲発射用意!」

 

「各艦波動防壁展開」

 

「全艦データリンク完了。照準すべてよし!」

 

「撃ちー方始め‼」

 

 ヤマトや他の艦艇からショックカノンが発射される。しかし、いつもは敵に向かって真っ直ぐ飛んでいくはずのショックカノンが曲がりあらぬ方向に飛んでいく。

 

「どういうことだ!」

 

 さらに砲撃が飛んでいくがすべて敵艦隊から外れてしまう。さらに航行速度が落ち始める。

 

「山崎さん、エンジン出力が落ちています。なんとかなりませんか?」

 

「すみません。すぐに原因を調査します。徳川、どうした?」

 

「原因不明です」

 

「敵は何らかの装置を使っているはずだ。そのせいでエンジン出力も落ちているのだろう。これよりヤマト主砲は三式弾に切り替え、他の艦艇は魚雷で対応せよ」

 

「分かりました。主砲三式弾装填。各艦データ修正」

 

「ネメシスより通信。パネルに出します」

 

 清水がパネルに現れる。

 

 〔山南艦長、ネメシスは最新型のエンジンを二基搭載しています。多少威力と射程は落ちますがショックカノンを撃てます。レーダーも多少使えますが?〕

 

「そうか。ならネメシスはそのまま砲撃を続けながら敵の干渉装置を探してくれ」

 

 〔分かりました。〕

 

 ヤマトは実弾に切り替え発射する。他の艦艇は魚雷で敵艦隊を攻撃していく。その間に、ネメシスは砲撃を続行しながら移動し干渉装置を探す。ヤマトから発射された三式弾が命中し敵艦をへこませ爆発させる。

 

「三式弾命中。敵艦二隻撃沈」

 

「敵艦隊砲撃激しくなった」

 

「展開時間修正。残り三分で波動防壁消失します」

 

「ネメシスが装置を破壊するまではなんとしても持ちこたえろ!」

 

「はい!」

 

 山南が皆を激励し、戦意を高める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネメシス・艦橋

 

「レーダーに反応は?」

 

「ありません」

 

「そうか。ネメシスのレーダーが万全ならすぐにでも見つかるのに、くそっ!」

 

 清水は思わず嘆いてしまう。その時、

 

「待って下さい! 敵艦隊後方に四つの影を捉えました。干渉装置だと思われます」

 

「そうか。ヤマトに通信を繋いでくれ!」

 

「分かりました」

 

 

 

 

 ヤマト・艦橋

 

「ネメシスより通信!」

 

 〔山南艦長、干渉装置の発見に成功しました。しかし、敵艦隊の後方に位置しており突破しない限り破壊することは不可能です。〕

 

「そうか。清水艦長、ネメシスは波動砲を撃つことは出来るか?」

 

「艦長! それは……」

 

 古代が反論を唱えようとするが、山南が目で制する。

 

 〔はい。普段より多くのチャージ時間を要しますが発射可能です。〕

 

「そうか。ならすぐにでもチャージに入ってくれ」

 

 〔分かりました。〕

 

 通信が終了する。

 

「山南艦長、波動砲の発射には司令部の許可が必要なのではないですか?」

 

「実は、波動砲の発射は前もって私に一任されているんだ。だから私がいいといえば撃つことができるのだよ」

 

「それではだめじゃないですか‼」

 

「古代の気持ちも分かるが今の状況では波動砲を撃つしかないのだ」

 

「でも……」

 

「古代! 波動砲が制限されても撃たなきゃいけないときはある。覚悟を決めなければいけないんだよ」

 

 古代は三年前の沖田艦長の言葉を思い出す。そして、奥歯を噛み締める。

 

「はい……」

 

「ネメシスが波動砲のチャージを完了するまで艦隊は囮になる。全艦、最大船速。島、ネメシスの前に出ろ」

 

「了解。ヤマト最大船速。ネメシスの前に出ます!」

 

 ヤマト艦隊はネメシスの前に移動し、砲撃を開始する。しかし、前に出ると同時にさらに敵からの砲撃が激しくなる。その砲撃がヤマトの波動防壁を貫きヤマト本体に被害を与え始める。

 

「波動防壁消失!」

 

「第四ブロックに被弾! 火災が広がっています!」

 

「第二砲搭応答してくれ! くそっ!」

 

「ドレッドノート級一隻被害拡大」

 

 艦橋では被害報告が重なり、暗い雰囲気になっていく。

 非常灯が常時光り、艦橋を照らしている。

 

「怯むな‼撃てー!」

 

 ヤマトから三式弾が発射され、敵艦を貫き爆発させる。

 

「ドレッドノート級一隻轟沈!」

 

 ヤマトの隣を航行していたドレッドノート級が爆発する。その時、ネメシスからチャージ完了の報告が入る。

 

「全艦、急上昇! 波動砲の射程から退避せよ」

 

 全艦がネメシスの上面に移動し、波動砲の射程から避ける。その直後、ネメシスの波動砲口が光り莫大なエネルギーが放出される。放出されたエネルギーは敵艦隊に向かっていき一瞬で爆発に追い込み、敵艦隊の中央に大きな穴を開ける。そこを見逃さずに山南は指示を出す。

 

「開いた穴に突っ込み装置を破壊するんだ!」

 

「はい! 機関最大船速、ヨーソーロー」

 

「装置に全火力を集中せよ」

 

 ヤマト艦隊は敵艦隊の開いた穴に向かって航行し、装置に全火力を向け破壊していく。最後の装置を破壊し終えた時、ショックカノンを発射可能になった。

 

「主砲にエネルギー伝達。全砲搭ショックカノン撃てます」

 

「主砲、撃ちー方始め‼」

 

 発射されたビームは艦艇を簡単に貫き爆発させる。すぐに敵艦隊は壊滅し撤退していく。数分後、全ての艦が撤退し戦闘は終わりを告げた。

 

「終わったか。全艦、補修を急げ」

 

「はい」

 

 数時間後、ヤマト艦隊は再び母星に向かって航行し始めた。

山南艦長を生かすか殺すかどっちがいいですか?

  • 生かして次の作品でも艦長にする。
  • 殺す。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。