ヤマトよ永遠に(妄想)   作:国連宇宙軍

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第十四話

 ヤマト・作戦会議室

 

 作戦会議室には古代、島、真田などの艦橋クルーと艦長の山南が集まっていた。

 

「これを見てほしい。この先にある銀河は光も通さないほどの密度になっている。便宜上黒色銀河と呼ぶ事にする。そして今回の観測により、この銀河の後方にもうひとつ銀河があることが分かった。地球からは黒色銀河の影響で全く観測されなかったんだ。我々はこの銀河を白色銀河と呼ぼうとおもう。敵の母星はこの白色銀河にあると思われるんだ。ただ、白色銀河に行くには黒色銀河を通らなければならないんだよ」

 

「ワープなどで迂回することは出来ないんですか?」

 

「ああ、ワープするには直径が大きすぎる。迂回するにもこの黒色銀河は端にいけばいくほど渦の流れが速くなる。ここを通るとなると余計に時間がかかってしまうだろう」

 

「そうですか。となると中心を抜けるしか方法は無いわけですね」

 

「ああ、そうなるだろうな。艦長、どうしますか?」

 

「銀河中心しか道が無いならそこを通るしかないだろう。古代、銀河中心を通る間は第一種戦闘配備のままだ」

 

「分かりました」

 

「よし、では艦内時間20:00に航行を開始する。全員持ち場で待機せよ」

 

「「はい」」

 

 九人は解散し各自の持ち場に戻り、部下に指示をだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エンジン始動、全艦発進!」

 

 ヤマトたちは縦一列の陣形になり、銀河中心部の突破を始める。

 

「レーダー・スキャナー共に感度悪い。暗黒ガスの影響だと思われます」

 

「こんな状況前にもありましたね」

 

「そうだな。今回も目だけがたよりだぞ」

 

「こんなときに敵が攻めてきたら困りますね」

 

「太田変なこと言うなよ」

 

「えへへ」

 

「作戦行動中だ。私語は慎め」

 

「すみません!」

 

 その時、

 

「んっ?」

 

 古代が席を立ち、前方を見つめ始める。

 

「古代、どうした?」

 

 異変に気づいた山南が古代に聞く。

 

「いえ、左側前方が一瞬光ったような気がしまして」

 

「レーダーに感は?」

 

「ありません」

 

「そうか。一応気を付……ぐっ!」

 

 山南が指示を出そうとしたとき、不意に艦橋を大きな衝撃が襲い、爆発音を響かせる。

 

「被害報告!」

 

「左舷第一砲搭下部に被弾。火災が広がっている模様!」

 

「消火班急げ! 波動防壁展開」

 

「相原、各艦に伝達。レーダー手、敵の位置は?」

 

「ノイズの影響で正確な位置は分かりませんが、恐らく左前方十五万宇宙キロぐらいかと思われます」

 

「敵の砲撃位置から、正確な位置を割り出してくれ。古代は、座標が分かり次第砲撃開始。ただし敵の撃滅ではなく、この宙域の突破を最優先に考えろ」

 

「分かりました。主砲発射用意。完了次第指示あるまで待機」

 

「島、主砲発射と同時に機関最大出力。現宙域を離脱する」

 

「分かりました」

 

「解析完了。ヤマトより左舷前方十四万宇宙キロに艦隊を確認しました。戦術長に座標送ります」

 

「戦術長受け取った。各艦データリンク完了。主砲、左旋回三十度、上下角プラス三度、撃ち~方始め!」

 

 ヤマトの主砲六門からビームが放たれ、敵艦隊がいると思われる座標に向かっていく。一テンポ遅れて他の艦艇からも砲撃が始まる。

 

「機関最大! ヨーソロー!」

 

 ヤマト艦隊は速度を増して、敵艦隊との距離を離していく。

 

 

 

 

 

 

「敵追撃してきます。距離三十万宇宙キロ」

 

 レーダーには相変わらず反応があるが、段々と距離を離しつつあった。その時、太田があるものを発見する。

 

「前方に大規模な小惑星帯を発見」

 

「そこで、やり過ごそう。島、ヤマト全速前進!」

 

「はい。全速前進!」

 

 ヤマトたち九隻は大きな岩に隠れ、エンジンを停止して敵艦隊が通り過ぎるのを待つ。数分後、敵艦隊が小惑星帯の前を通り過ぎ、消えていった。

 

「敵艦隊、反応消失」

 

「ふぅ、やり過ごせましたね」

 

「まだ油断は出来んよ。後十五分だけ待つ」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

「十五分経った。レーダー手、この先の空間はどうなっている?」

 

「この先は少し開けた空間になっています。ガスも薄くなっていると思われます」

 

「分かった。よし、発進しよう」

 

 一度停止したエンジンに再び火を入れ、動き出していく。

 

 

「……レーダー復旧。ああ!」

 

「どうした、澪?」

 

「ヤマトの周りにゴルバが九隻も!」

 

 古代はあわてて窓の外を確認する。すると四方八方にゴルバが浮かんでいた。

 

「くそ、いつの間に!」

 

「誘い込まれたか。相原、ネメシスに通達。〔貴艦はミサイル攻撃で対応せよ〕だ。真田、無人艦も同様だ」

 

「「分かりました」」

 

「古代、三式弾に切り替えろ」

 

「了解」

 

 各砲搭では、切り替えのために戦術科の隊員たちがあわただしく動いていた。

 

 

 

 

 

 ゴルバ・艦橋

 

「ミョーズもしくじったな。こんな艦隊に殺られるとは実力不足にも程がある。各艦、砲門開け。一斉射撃開始。蜂の巣にしてやれ」

 

 ゴルバ艦隊クーギス総司令の号令と共に九隻のゴルバの上部が回転して上がっていき、ビーム砲やミサイル発射菅などの多様な武器が姿を露にしてヤマトたちを照準に合わせる。そして一斉に発射されヤマトやネメシスに向かって飛んでいく。

山南艦長を生かすか殺すかどっちがいいですか?

  • 生かして次の作品でも艦長にする。
  • 殺す。
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