ヤマトよ永遠に(妄想)   作:国連宇宙軍

3 / 25
第二話

「全艦、攻撃を開始せよ」

 

 

 春蘭の近藤艦長の合図と共に攻撃が開始される。数多の艦からビームが発射され、敵艦を貫いていく。

 

「敵艦、反撃に出ました」

 

「主砲照準合わせ!」

 

「照準指定完了」

 

「てぇー!」

 

 春蘭の前方の主砲二基八門からビームが発射され的確に敵艦を貫く。他の艦も負けじと敵艦を沈めていく。

 

 

 

 

 

 

 暗黒星団帝国・第一征服艦隊

 

 

「地球艦隊、戦闘に入りました。援軍も到着の模様」

 

「そうか、では重核子爆弾を地球に向けて侵攻させるんだ」

 

「了解しました」

 

「我々もあとからついていくぞ」

 

 第一征服艦隊は他の艦隊と真逆の方向……つまり警戒が手薄になっている宙域にいた。近くには五百メートルをゆうに越えるだるまのような形をした物体が浮いていた。その物体は、ゆっくり飛行を始め、太陽系に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 地球・防衛軍司令部

 

「長官、十一番惑星方向より飛来する物体をキャッチしました。パネルに出します」

 

 

「なんだこれは?」

 

 司令部内はざわめきに包まれた。そこにはあのだるま形の物体が映し出されていた。

 

「雪、至急十一番惑星守備隊を向かわせろ」

 

「はい。こちら司令部。至急十一番惑星守備隊は、飛行物体に近づき調査せよ」

 

 〔了解しました。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 十一番惑星守備隊

 

「これより謎の飛行物体調査に向かう。全艦発進」

 

 

 艦隊は冥王星を発進し飛行物体に向かって航行していった。しかし、物体から三万宇宙キロのところで通信が途絶えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「十一番惑星守備隊、通信途絶!」

 

「なんだと!」

 

「飛行物体、木星を通過」

 

「長官、木星基地も通信途絶しました」

 

「何が起こっているんだ」

 

「飛行物体、火星を通過。火星基地通信途絶」

 

「飛行物体、地球に接近しつつあり」

 

「地球上空守備艦隊は?」

 

「上空に展開を完了しています」

 

「よし、なんとしてもあれを止めるんだ」

 

 

「艦隊、攻撃を開始した模様」

 

 パネルには艦隊と飛行物体が映し出された。そこでは、地球艦隊が物体に向かって発砲していたがエネルギーは装甲に弾かれ消えていく。そして、数分後、不意に地球艦隊の攻撃が止んだ。

 

「状況を報告せよ!」

 

「艦隊通信途絶しました」

 

「なんだと! 艦隊はちゃんと存在しているではないか」

 

「長官! 物体が降下してきます」

 

「迎撃ミサイル発射!」

 

 地表からミサイルが十本続けて放たれる。しかし、ミサイルは全弾はじかれ爆発する。

 

 

「物体、都市部から二十キロの地点に降下」

 

「工作班を向かわせ調査させろ」

 

 

 

 東京・とあるビル

 

「サドセンセイ、テキノシンリャクデス」

 

「なんじゃと! とうとう地球は敵の侵略を許してしまったのか。二度の大戦に打ち勝ったというのに。」

 

「ドウシマスカ?」

 

「・・英雄の丘にむかうぞい」

 

「ナンデデスカ?」

 

「古代たちは、必ずここに集まってくる」

 

「ソウデスネ。イキマショウ」

 

 

 佐渡たちは走って英雄の丘に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 東京郊外

 

 物体に向かって空間騎兵と調査部隊が近づいていく。そして調査を開始しようとしたとき、一人が不意にたおれこんだ。他の隊員が不審に思い不意に上空を見上げると上空からたくさんの敵兵が銃を乱射しながら降下してきていた。敵兵は街のいたるところで発砲し、市民は虐殺されていった。

 

 

 

「敵兵、十二地区を制圧。まっすぐこちらに向かってきています」

 

「全員白兵用意だ」

 

 その直後、敵兵が壁を破って突入し司令部で銃撃戦が開始される。しかし、普段戦闘をしない司令部要員はあっという間に蹴散らされてしまう。

 そんな中、藤堂は紙に何かを書き雪に渡した。

 

「長官、これは?」

 

「そこに古代がいる。古代と合流したらイカルスの真田に連絡をとるんだ」

 

「承知しました」

 

 

 雪は敵が入り込んでいない通路から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「古代君!」

 

「雪! 会いたかったよ」

 

「そんなこといってる場合じゃないでしょ!」

 

「すまない。で、長官からの命令は?」

 

 「〔ヤマト乗組員と合流し、イカルスの真田志郎と連絡を取れ〕」

 

「真田さんと? 分かった。雪、英雄の丘に行けばみんなに会えるはずだ」

 

「そうね。いきましょう」

 

 

 

 

 

 

 英雄の丘

 

「沖田艦長、地球はとうとう敵の侵略を許してしまいました。司令部は制圧され、都市は壊滅しました」

 

「サドセンセイ、アレヲ」

 

「佐渡先生ー」

 

「おお、古代と雪じゃないか。元気だったか?」

 

「お陰さまで」

 

「古代!」

 

「島、それに相原も。みんな元気そうだな」

 

 さらに、太田、南部も集結しヤマト第一艦橋クルーは全員揃った。

 

「相原、イカルスの真田さんと通信を繋いでくれ」

 

 相原はあらかじめ持っていた通信機で連絡を取る。

 

「……こ……イカルス天文台。真……だ」

 

「真田さん、古代です。早速ですが、ヤマトはどこにあるのですか?」

 

「ヤマ……は、今……こにあ……」

 

 通信が途絶えてしまう。

 

「敵からの通信妨害でこれ以上は無理です」

 

「古代、確かに真田さんはここにあるといったよな」

 

「ああ。よしイカルスにいこう」

 

「でもどうやって」

 

「政府の特別連絡艇があるわ」

 

「そうか」

 

「私が案内するわ。付いてきて」

 

 みんなは走って向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

「古代君あれよ」

 

「よし、みんな乗り込むんだ」

 

 

 六人は連絡艇に乗り込み、島が操縦をしようとするが操縦幹は全く機能しない。

 

 

「古代、ドームが開かないぞ。出発ができない」

 

「あそこにコントロールルームがあるわ。私がいってくる」

 

「雪、自動発進まで二十秒だぞ」

 

 

 雪は走ってコントロールルームにいき、操作を始めた。しかし、六人を追ってきた敵が雪を狙おうとする。

 

「くっ」

 

 古代は敵を狙い撃つ。その間に雪はコントロールルームのパネルを操作し走って戻ってくる。ドームの屋根が開き、黒く染まった空が姿を現す。階段を上がり乗り込もうとした時、雪は肩を撃たれ地面に転ぶ。

 

「雪、つかめるか?」

 

手を伸ばし雪を掴もうとするが古代の手はあと少しのところで届かず連絡艇は発進してしまう。

 

「雪──!」

 

 連絡艇は地球を脱出しイカルスに向かっていった。

 

 

 

 

 

 数分後・地球

 

 倒れている雪のもとに一人の男が近づき、雪を抱え連れていった。

山南艦長を生かすか殺すかどっちがいいですか?

  • 生かして次の作品でも艦長にする。
  • 殺す。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。