ヤマトよ永遠に(妄想)   作:国連宇宙軍

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第八話

地球から三十万光年・ヤマト

 

ヤマト艦隊は真っ暗な宇宙を航行していた。そんな中、ヤマト艦隊左舷方向に三つの光点が見えた。

 

「あっ!本艦左舷方向より高エネルギー反応複数接近。直撃コースです。」

 

「島、緊急回避だ!真田、全艦に波動防壁緊急展開!」

 

ヤマト艦隊は全速力で上昇を始める。そしてヤマトや他の艦隊に青白い膜が形成されたその直後、ビームがヤマト後方を掠めていく。

 

「波動防壁貫通された!」

 

「第三砲搭ならびに両舷カタパルト消失!第一格納庫被害甚大。」

 

「隔壁閉鎖!消火班は直ちに第一格納庫に急行。消火を開始せよ。」

 

「護衛艦〔衣笠〕〔五十鈴〕エネルギー直撃により轟沈!」

 

「山崎、エンジンを停止してくれ。炎が移る可能性がある。」

 

「分かりました。」

 

ヤマトはエンジンを停止し、現宙域に留まる。

 

「艦長。さっきの高エネルギーの正体が分かりました。あれは、五か月前の戦闘の時にゴルバが使用した主砲と同じものだと思われます。ただ、大分威力が小さいですが。」

 

「敵は、あれを小さくして普通の艦艇にも搭載したのだろう。厄介だぞ。」

 

「もうすぐ消火も完了いたします。ワープして逃げるべきかと。」

 

「そうだな。島、ワープ準備に入ってくれ。」

 

「了解。」

 

「消火完了しました。」

 

「ワープ準備完了。ワープ!」

 

ヤマト艦隊は、異次元に消えていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマト艦隊は通常空間に現れ、氷の鎧を剥ぐ。

 

「ワープ終了。全艦異常なし。」

 

「レーダーに感。前方に敵艦隊を確認。」

 

「仕向けられたか!くそっ!」

 

「全艦、戦闘配置!」

 

「主砲撃ち方始め‼」

 

ヤマトや他の艦艇から青い筋が発射される。敵艦隊も砲撃を開始し、激しい砲撃戦となる。

 

「第一甲板に被弾。第四通路閉鎖!」

 

「敵艦、二隻撃沈。」

 

「ドレッドノート級〔山城〕ダメージ増加。爆発します。」

 

その時、ヤマトの速度が低下し始める。

 

「徳川!エンジン出力低下しているぞ。何をしている‼」

 

「すみません!原因不明のエネルギー漏れが起こっています。」

 

「なんとかしろ!それでもヤマトの機関士か!」

 

敵のビームのうち一本がヤマトに直撃する。艦橋を大きな揺れが襲う。

 

「第一砲搭、沈黙!左舷パルスレーザー群応答なし。」

 

「艦首魚雷撃てー!」

 

ヤマトから魚雷が六本発射される。魚雷は敵艦隊に向かっていき、直撃する。

 

「全弾直撃!」

 

「艦左舷前方よりミサイル接近。」

 

「避けきれない!」

 

ミサイルが三本ヤマト前部に命中する。そこを中心に小さな爆発が起き、乗組員が外に吸い出されていく。

 

 

 

 

 

「真琴!こっちを頼む。」

 

「はい!」

 

医務室では、負傷者が入りきず通路に溢れていた。

 

「星名さんはこっちを頼みます。」

 

「分かりました。」

 

船務科の星名が、応急処置を手伝いながら通信をする。

 

「治療の人数が足りません‼誰か来て!」

 

「分かりました。すぐにいきます。」

 

数分後には船務科の西条などが合流し、処置を開始していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あと一押しだ。全火力をヤマトに集中させ撃破せよ。」

 

艦隊の砲門すべてがヤマトに向く。その時、艦隊の右端にいる艦艇が次々と爆発していった。

 

「巡洋艦、三隻轟沈!」

 

「何があった?」

 

「右舷より地球の艦艇が砲撃をしてきています。」

 

「なんだと!戦力を割いて敵艦艇を撃破しろ。すぐにだ。」

 

艦隊の三分の一が転進していき戦闘を始める。しかし、圧倒的な火力の差で全滅してしまう。

 

「派遣した艦艇全滅しました。敵はそのまま本隊に肉薄してきます。」

 

「仕方ない。一時撤退する。」

 

ミョーズの艦隊は転進しワープしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敵艦隊、撤退して行きました。」

 

「助かったのか?でもあの艦艇はなんだ?」

 

「えっ、春蘭じゃないんですか?」

 

「いや、あれは二番艦のネメシスだ。確か藤堂長官の密命で独自に行動していたはず。」

 

「ネメシスより通信です。パネルに出します。」

 

パネルに映しだされた人物に古代たちは見覚えがあった。

 

「清水じゃないか!」

 

「皆さんお久しぶりです。」

 

「そうか。君は艦長になったんだね。」

 

「はい。退役された前艦長に代わって私が拝命されました。」

 

「でも、何でここに?」

 

「実は長官の密命でガミラス移民船団の護衛についていたんです。そうしたら、旧地下ドックから通信がありヤマトと合流して欲しいと言われました。そしてヤマトの航路図を元に追っていたんです。」

 

「なるほど、だから俺たちと合流できたのか。」

 

「これから皆さんとご一緒させていただきます。山南艦長、よろしくお願いします。」

 

「ああ、こちらこそよろしく頼むぞ。」

 

「では、こちらでもヤマト艦隊の修理を手伝わせていただきます。」

 

「それはありがたい。なにしろひどくやられたもんでな。特に艦後部は損傷がひどい。手伝ってもらえるなら嬉しいよ。」

 

「今から作業用のロボットを向かわせるので指示をお願いします。」

 

「分かった。」

 

通信が終了し、ヤマトやドレッドノート級に作業用ロボットが配置され修理を始める。

 

「艦長、私は工作室でカタパルトや主砲を製造してきます。」

 

 

「真田、出来るだけ急いでくれ。」

 

「分かっています。」

 

真田は艦橋を出ていく。

 

「それにしても清水が艦長か。成長したなぁ。」

 

「そうだな。」

 

ヤマトの外では急ピッチで作業が進められていた。

 

山南艦長を生かすか殺すかどっちがいいですか?

  • 生かして次の作品でも艦長にする。
  • 殺す。
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