それでは本編です。
〔暗礁地帯より数キロ先をジオンの艦隊が航行しています。数、ムサイ級3、パプア級3を確認。モビルスーツ隊は直ちに発進願います。〕
訓練から数時間後、マゼラン級艦内の士官室で休んでいたラグスたちにそう通信が入る。
「ケンはすぐにパイロットスーツを着用しモビルスーツで発進。シューリスとサクリスはコックピットで待機せよ」
「「了解。」」
急いで格納庫に向かっていき、パイロットスーツを着用してからコックピットに入る。ラグスとケンはモビルスーツを起動し、発進態勢に入る。それと同時に格納庫横のハッチが開いていく。
「ラグス、ジムスナイパーカスタム出るぞ。」
ラグスは足を使って床を蹴り、外に出ていく。
「ケン、ジムキャノン出ます!」
続いてケンのジムキャノンも格納庫を出て、ラグスの後に続いて移動していく。
数分間暗礁地帯を移動し、やがて二機は暗礁地帯の端に到着する。ラグスは近くの岩に隠れR4ビームスナイパーライフルを構えて、こちらの一番近くを航行しているムサイの艦橋を狙う。それと同じくして、ケンに通信を入れる。
「ケン、ムサイの後ろのパプアを狙えるか? あいつは足が遅いから、ジムキャノンでも狙えるはずだ。」
「分かりました。やってみます。」
ケンはムサイの後ろを航行しているパプア三隻の内、一番手前のパプアに狙いを定める。
「同時に攻撃するぞ。準備はいいな。」
「いつでも行けます!」
「分かった。三、二、一、撃つぞ!」
スナイパーライフルの銃口から一筋のビームが発射され、真っ直ぐムサイに飛んでいく。それと同時に、ジムキャノンの肩のロケット砲が火を吹き弾を発射する。
ムサイ級・艦橋
「もう少しで、ソロモンに着くぞ。連邦は必ずソロモンに侵攻してくるはずだ。気を引き締めろよ。」
「ですよね。でもソロモンが落ちたらさすがにヤバイですよね。」
「大丈夫だ。ソロモンにはドズル閣下がいらっしゃる。落ちやしないよ。」
艦橋では普通の会話が飛び交っていたが、直後に後方を航行していたムサイ級が爆発し、その衝撃波が艦橋を襲う。複数人が倒れ、艦長も体制を崩すが、すぐに椅子に掴まり説明を部下に求める。
「状況、報告!」
「後方を航行していたムサイ級一隻が轟沈しました、」
「レーダー手は何をやっとるんだ!」
「それが、現宙域に連邦軍の反応は全くないんです。」
「そんな……んっ?」
その時、再び衝撃波が艦橋を襲う。
「今度はどうした!」
オペレーターが艦長に状況を伝える。
「パプア級一隻轟沈しました!」
「どこから狙ってやがるんだ。」
モニターを見ていた観測兵が叫ぶ。
「あっ、高エネルギー反応が右から来ます!」
「回避運動、急げ!」
先頭を航行中のムサイが反転を開始した直後、エネルギーが艦橋のすぐ横を通りすぎていく。
「左翼を航行中のムサイの船体中央に直撃。ムサイは火薬庫に引火、爆発しました」
「くそ、ソロモンに連絡を……「右舷より高速で近づく物体を探知。数2!」
「ちっ、対空防御始め!」
「このまま、けりをつけるぞ。ケンはパプア級を頼む!」
「了解。」
二機は艦隊の懐に侵入し、二手に別れる。ラグスは左ふくらはぎに装備しているビームスプレーガンを右手に持ち、パプア級の前方を航行しているムサイから放たれる弾幕を左右に避けながら向かっていく。そして、ムサイの左右のエンジンブロック、三基のメガ粒子砲、艦橋の順に撃ち抜いてムサイを完全に無力化させる。
一方のケンはパプア級二隻に向かっていき一隻目の艦橋をビームスプレーガンで抜き、二隻目は左船体を肩のキャノンで破壊する。パプア級は弾薬に引火したのか一撃で大爆発を起こし、破片を付近にばらまく。
「こちらは片付きました。」
「こっちも終わった。船に戻ろう。」
ラグスたちはきた道を戻ってマゼラン級に帰還していった。
「隊長、どうでしたか?」
ラグスたちがマゼラン級に着艦すると、シューリスが駆け寄ってくる。
「俺がムサイ級三隻、ケンがパプア級を三隻撃沈した。」
「モビルスーツは出てこなかったんですか?」
「ああ、たぶん物資輸送部隊だったんだろうな。護衛のモビルスーツは全く出てこなかったよ。」
「次は出撃させてくれませんか?」
「でも、シューリスのジムは長距離用の武器持ってないだろ。まず遠距離から何隻かやらないと突っ込むのは無理だからな。それにマゼラン級の護衛もしなければならないから、やはりこの編成は合っていると思うぞ」
「そうですね。無理言ってすみませんでした。」
「いや、こちらこそ最初に説明しなくて悪かったな。これからは気を付ける。とりあえず談話室に戻ろう。」
「了解です」
ラグスたちは格納庫を後にして談話室に向かっていった。
「改めて今回は最初に編成を説明しなくてすまなかった。こういうことはやはり最初に言っておくべきだった。」
談話室の椅子に座り、ラグスは皆に謝る。
「遅れて申し訳ないが編成を伝えたい。今回の陽動作戦は、長距離からの狙撃が要となる。よって、近距離型のサクリスと狙撃武器を持っていないシューリスの機体はこの作戦に適していないんだ。そして、この艦の護衛も必要となる。だからシューリスとサクリスはここに残ってもらう決断をしたんだ。」
「最初に説明してもらわないと困りますよ。」
シューリスが冗談半分でラグスに軽く怒る。
「そうだな。ただしばらくはこの編成でいきたいと思うんだがすまないな。」
「いや理由が分かれば大丈夫です。この艦の護衛は任せてください。」
冗談を真に受けて謝ってしまったラグスに思わず吹き出してしまったシューリスだったが、マゼラン級を守るという編成を理解しそれに従事しようと思った。
その後はたわいもない話で盛り上がり、数時間談話室で話続けた四人であった。
最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。
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良いと思う
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会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
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このままで大丈夫