暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第十三話

「ラグス、ジムスナイパーカスタム出るぞ」

 

「ジムキャノン、ケン出ます!」

 

 二機はマゼラン級の格納庫を出て漆黒の宇宙を進んでいく。

(今回がこの宙域で三回目の出撃になる。もうそろそろ敵も暗礁地帯に我々が潜んでいることを突き止めるだろう。もうそろそろ逃げないとかもしれない)ラグスは心の中で呟きながら、作戦宙域に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回は、チベ級が一隻にムサイ級四隻か。たぶん護衛のモビルスーツもいるだろう。ケン、分かっているだろうが前のようにはいかないからな。まず俺がチベ級をねらう。その後すぐに突撃し、打撃を与える」

 

「分かりました」

 

 ラグスはスナイパーライフルを構え、スコープを覗いてチベ級の艦橋を照準に合わせる。

 

「当たれっ!」

 

 引き金を引き銃口から放たれたビームは真っ直ぐチベに向かって吸い込まれていき、チベの艦橋を貫く。しかし、撃沈には至らず数十秒後には格納庫からモビルスーツが六機出撃してくる。

 

「俺が突っ込む。支援は任せたぞ」

 

「了解」

 

 ラグスはビームスプレーガンに持ち替えて、暗礁地帯から飛び出しジオン艦隊の中に突撃していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「陽動部隊に食いついたか。全機、暗礁地帯に突入。敵の母艦を探せ!」

 

「了解」

 

 十機のザクが散開し、暗礁地帯に侵入して捜索を開始する。隊長は暗礁地帯右側を岩をすり抜けながら捜索していた。それから数分後、隊長機の通信機が反応しオープン回線で部下から通信が入る。

 

「マゼラン級一隻を発見しました。指示を求みます」

 

「分かった。全機、聞こえていたな。ただちに集合し、仕掛けるぞ」

 

 隊長機は不敵な笑みを浮かべ、部下が示した座標に向かってブースターをふかしながら飛んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マゼラン・艦橋

 

 マゼラン級の艦橋ではラグスたちからの報告を待っていた。その時、レーダーが高速で近づく物体を捉える。

 

「右舷二時の方向から高速で近づく物体多数確認!」

 

「ちっ、予想よりも早いな。二機を発進させて対応させろ」

 

 通信使が頷き、通信をオンにする。

 

「シューリスさん、サクリスさんはただちに発進願います。

 

 〔了解しました。〕

 

「二機が発進次第、マゼランは反転し単装砲ならびにミサイルで応戦しながら撤退を開始する」

 

「二機の発進を確認」

 

「反転百八十度、単装砲ならびにミサイルランチャー発射用意」

 

 前方向を向いていた単装砲とミサイルランチャーが後ろ向きに回転し、まとまっているザクたちに向かって砲門を向ける。

 

「照準固定、発射準備完了。撃ちますか?」

 

「ああ、ただ二機の邪魔にはならないように注意してくれ」

 

「了解」

 

 艦長の指示から数秒後、ビームとミサイルが放たれザクに向かって飛んでいく。

 

「二つともそのまま撃ち続けろ。これより本艦は第二合流地点に向かい、そこで四機が帰還するまで待機する。最大船速に移行せよ」

 

 マゼランは速度を上げ、戦闘宙域から離脱を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サクリス、そっちの五機は任せたぞ」

 

「分かった」

 

 二機は二手に別れシューリスは左の五機を、サクリスが右の五機を相手に戦い始める。

 シューリスは右手に持っているビームスプレーガンで一番近くにいたザクのコックピットを撃ち抜き、それと同時にブースターを吹かして残った四機に向かって突撃していく。

 一方のサクリスはガーディアン・シールドを使ってザクマシンガンを防ぎ、反対にシールドに内蔵されているガトリングでザクを返り討ちにする。それを繰り返し二機を撃破するが、残ったうちの一機がヒート・ホークを持って突っ込んでくる。ザクから放たれた一撃をシールドでいなし、右腕に装備されているビームダガーをそのまま展開してコックピットを突き立てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗礁地帯・外縁

 

 ラグスはまず一番手前にいるザクのコックピットに向かってビームを放ち、その後右腕のビームサーベルを起動し近くにいたザクを横一線に切り払う。その時、ケンから通信が入る。

 

「隊長、なんか妙ですよ。反撃が全然優しすぎます」

 

「そうか! ケン、こいつらは囮だ! マゼラン級が危ない。戻るぞ!」

 

「はい!」

 

 二機はブースターを最大限吹かして、来た道を戻っていく。暗礁地帯の中をしばらく進んでいくと、戦闘の光と思われるものが見えてくる。

 

「あれだな。いくぞ」

 

 ラグスはシューリスを背後から狙っていたザクに向かってビームスプレーガンを二発撃つ。放たれたビームは真っ直ぐ飛んでいき、ザクの左足と頭を貫く。その後ザクは爆発し破片を周辺にばらまく。ケンもサクリスの近くでヒート・ホークを振りかぶっていたザクに向かってロケット砲を放ち撃破する。

 

「大丈夫か、お前ら!」

 

「ありがとうございます。隊長!」

 

「すごいですね、二人だけで八機もやるなんて」

 

「いや、ただ隊長やケンが来てくれなかったら俺たちは死んでいた。ありがとう」

 

「とりあえず詳しい話はマゼランに戻ってからにしよう」

 

「そうですね。帰りますか」

 

 戦闘を終えた四機はあらかじめ設定していた合流地点に向けて移動していった。

 

 

 

 

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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