暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第百四十二MS 部隊の登場人物はオリジナルです。


第十四話

「もうすぐルナツーに到着しますね」

 

「ルナツーを出発してから一週間ぐらいしか経っていないが、なんか懐かしい感じがするな」

 

 暗礁地帯での戦いから二日、ラグスたちはルナツー付近まで戻ってきていた。

 

 

 

 

 

 

 ルナツー内・司令室

 

 ルナツーではソロモン攻略についての最終会議が終わり、レビルとティアンムだけが部屋に残っていた。

 

「それでティアンム君、お願いとはなんだね?」

 

「その件なんですが、第十五機械化遊撃小隊をお借りしてもよろしいでしょうか?」

 

「まあいいだろう。一応理由を聞いてもいいかね?」

 

「はい。ソーラ・システムの準備に第三艦隊に配備されているモビルスーツ隊以外のほぼ全部のモビルスーツが回ります。そのため付近の防衛は手薄になってしまいます。彼らにはその際の護衛をお願いしたいのです」

 

「そうか。理由は分かった。彼らに話しておく」

 

「ありがとうございます。では失礼します」

 

 ティアンムはレビルを残して部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラグスはルナツーに帰投後、一番にレビル将軍に呼ばれたため司令室に来ていた。

 

「君たち、ご苦労様だった。今頃ソロモンでは補給が届かず大変な思いをしているだろう。もうすぐソロモン攻略が始まる。その前に君たちには三日間の休暇を与える。ゆっくりと休みたまえ。その後、ティアンム君の艦隊の護衛に就いてもらう。よろしいかな?」

 

「休暇のご配慮感謝致します。護衛の件は承知いたしました」

 

「時期に大きな作戦が始まる。今はゆっくりと休んでくれ」

 

「ありがとうございます。では失礼します」

 

 ラグスは一礼し、部屋を出る。

 

 

 

 

 

「ラグス中佐!」

 

 ルナツーにある士官室に向かう途中、後ろから声を掛けられラグスは振り返る。

 

「あなたは?」

 

「申し遅れました。私は第百四十二MS 部隊隊長のアルス中佐であります。ラグス中佐の部隊のお噂は色々な所で聞いておりました」

 

「そうか。君たちの部隊がレビル艦隊の直轄部隊か。あと同じ階級だから敬語は止めてくれないか?」

 

「それはラグス中佐も同じじゃないですか。あと、言葉使いについては許してください」

 

「それで用件は?」

 

「ラグスさんたちのお噂は色々な所で聞いておりました。それで、ソロモン攻略が始まるまでに模擬戦をお願いしたいのです。うちらの部隊は、余り実戦経験がなく、ラグスさんたちのお相手をすることで少しは経験を積めるかと思いまして」

 

「そうか、事情は分かった。模擬戦は明後日の午前十時でいいか?」

 

「はい。ありがとうございます」

 

「準備もあるだろうから、先にルールを決めよう。モビルスーツは公平をきすため、全員ジムで行う。武器はそれぞれ自由だ。そちらの人数に合わせ、こちらも三人で戦う。それでいいか?」

 

「はい。それで大丈夫です」

 

「じゃあ、また後でな」

 

 ラグスは、アルスと別れて部屋に戻る。

 

 

 

 ルナツー・士官室

 

「皆、聞いてくれ。二日後に第百四十二MS 部隊と模擬戦をすることになった」

 

「第百四十二MS 部隊……ああ、レビル艦隊直轄の部隊ですね」

 

「そうだ。三対三でモビルスーツはジム、武器は自由。

 先に全員撃破した方が勝ちだ」

 

「分かりました」

 

「皆、準備しといてくれ。以上、今日は解散だ」

 

 

 

 二日後 ルナツー・外部演習場

 

「それでは模擬戦を始めるぞ。三対三の試合でいいな。ビームは最低出力、実弾はペイント弾だ。では二手に別れて開始する」

 

「分かりました」

 

 

 六機は二方向に別れて定位置につく。

 

 第十五機械化遊撃小隊からはラグス、シューリス、ケンが、第百四十二MS 小隊からはアルスと部下二人が参加している。使用するモビルスーツは公平に普通のジムで、武器に関しては全員ばらばらである。

 

「それでは、始め!」

 

 模擬戦が開始されてからまず突撃したのは、アルスの部下の一人だった。右手に持っているビームスプレーガンでシューリスを狙う。半秒後、銃の引き金が引かれビームが放たれる。それをシューリスは緊急回避でいなし、反撃とばかりにブルパップ・マシンガンの弾をばらまく。放たれた弾十五発のうち、六発が部下のジムの左腕に当たり損傷判定を与える。そのままの流れでシューリスは、威力を最低にしたビームサーベルに持ち換えてブースターで一気に間合いを詰め、相手のジムの腹を一閃する。真っ二つにされたことでAI が撃墜判定を出し、相手のジムは後ろに下がっていく。

 次に動きをみせたのはケンで、肩に担いだバズーカで敵が潜んでいると思われる場所に弾を撃ち込む。その直後、近くの岩に隠れて様子を伺う。それを繰り返すこと数分、しびれをきらしたのか一機のジムが飛び出してくる。ケンは待ってましたとばかりに飛び出してきたジムのコックピットめがけて腰に装備していたビームスプレーガンを放つ。銃口から放たれたビームは、まっすぐジムのコックピットを貫き、こちらも撃墜判定となる。

 残るはアルスの一機のみとなったが、アルスは冷静に岩の後ろに隠れチャンスをうかがっていた。そして、二人目の部下がやられ、相手のケンが油断した瞬間岩から飛び出し、持っていたビームスプレーガンでケンのジムを貫く。その直後、ラグスが後ろからバズーカを撃ち込みアルスも撃墜判定をくらう。

 

 

 

 

 模擬戦終了後、ラグスとアルスはルナツーにある談話室にいた。

 

「今回は、ありがとうございました。とても勉強になりました」

 

「いや、こちらこそだ。また頼む」

 

「明日はいよいよソロモン攻略ですね。頑張って下さい」

 

「ありがとう」

 

 二人は最後に握手をし、次の日から始まる攻略に備えて各自の部屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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