暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第二話

 半月後・中央アジア

 

 

「まもなく作戦空域に到達する。全機降下せよ」

 

 ミデアが低空飛行を敢行し、モビルスーツが降下する。

 このころはまだモビルスーツ用のパラシュートが配備されておらず、輸送機が低空飛行で下ろすしか無いのだ。

 

「全機、これより徒歩で作戦エリアに向かうぞ」

 

「了解」

 

 モビルスーツが密林の中を静かに移動する。

 

「作戦の確認をするぞ。初任務は密林の中にあるジオンの基地につながる橋を破壊し敵の補給部隊を足止め。できれば足止めした部隊を叩くという作戦だ。幸い敵は車両だけらしい。目標の橋の数は三ヶ所。初の戦闘になると思うが、訓練どうりにやればできるはずだ。全機散開し、各目標を叩け!」

 

「隊長こそやられないでくださいよ。それにしてもケンはかわいそうですね。」

 

「後でケンにもモビルスーツが届くらしいから大丈夫だろう。」

 

 

 そんなたわいもない会話をしたあと、三機のモビルスーツは各々の目標を叩くため散開していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 作戦エリア・西の橋付近

 

「初任務だからって緊張してたけど簡単じゃあねえか。この橋を破壊すればいいんだろ。おらよっと」

 

 川にかかっている橋が破壊された。その時、モビルスーツのレーダーが反応を捉える。

 

「きたか」

 

「こちら、シューリス。補給部隊を補足しました。これは!隊長、敵のモビルスーツの反応があります。俺はこれより攻撃を仕掛けます!」

 

「シューリス、無茶をするな」

 

「ザクなんかに負けるわけないすよ」

 

 レーダーが捉えたのは、ザク三機、車両二両だった。

 ジムは早速、手に持っている百ミリマシンガンの弾を放つ。しかし、ザクはブースターを器用に使い、避けてしまう。

 

「速い!」

 

 ザクはお返しとばかりに各々の持っている武器を放つ。

 シューリスは避けきれずシールドで防ぐ。

 

「くっ、強い」

 

 シューリスは、マシンガンの弾幕を張り続けるが全く当たる気配はない。

 

「何で当たらねえんだよ!」

 

「シューリス、焦ったら負けだぞ」

 

「隊長!」

 

「無茶をするなといったろ!」

 

「すみません。今後、気を付けます」

 

「とりあえず、ザクを撃破するぞ」

 

「はい」

 

 ラグスは、バズーカをザクの足下に向けて放つ。放たれた弾はザク付近の地面に当たり砂ぼこりを立て、ザクが怯む。

 

「今のうちに、体勢を立て直すんだ」

 

「了解」

 

 陸戦型ジムは体勢を立て直し、再度発砲する。マシンガンから撃たれた弾はコックピットに直撃する。さらにそこにラグスがバズーカを撃ち込み、ザクは四散した。

 

「よし、一機!」

 

「サクリスそっちはどうだ?」

 

「目標である橋は落としました。今のところ敵影は確認できません」

 

「了解した。引き続き警戒してくれ」

 

「了解」

 

 

「シューリス、俺が囮になる。その間に背後に回りザクを撃破してくれ」

 

「了解しました」

 

 陸戦型ガンダムはバズーカの残った弾をすべてザクに撃ち込む。そしてザクが怯んでるうちに腰にマウントしていた百ミリマシンガンを取りだしザクに走って近づいていく。その間にシューリスは背後に回る。

 

「おら! こっちだぞ」

 

 ラグスはマシンガンの弾をザクに向けてばらまく。ザクはシールドを使って防ぐが、背後から陸戦型ジムのビームサーベルで縦に真っ二つにされる。

 

「よし、あと一機だ」

 

 ラグスは弾幕をかいくぐりザクに近づき、蹴りを入れる。そして、コックピットに取り出したビームサーベルを突き立ててザクを沈黙させる。その間にシューリスは二両の車両をマシンガンで撃破する。

 

「終わった」

 

「サクリス、基地に帰還する。合流地点まで来てくれ」

 

「了解しました」

 

「隊長、助けに来ていただきありがとうございました」

 

「いや、今回の作戦は俺のミスだ。もっと敵の戦力を把握するべきだった」

 

「いや、俺が焦ってしまったせいです」

 

「まあ、過ぎたことは仕方ない。とりあえず基地に戻ろう」

 

「はい」

 

 ラグスとシューリスは合流地点でサクリスと合流し、ミデアで自分たちの滞在する基地に帰還していった。

 

 

 

 

 

 

 中央アジア・連邦基地

 

 

「シューリス、今日はすまなかった。俺の把握ミスだ」

 

「始めての任務ですし、全然気にしてないですよ」

 

「そうか。ありがとう」

 

「それにしてもあのザクを簡単に撃破できるなんてすごいですね」

 

「連邦のモビルスーツは優秀だな」

 

 

 その時、基地司令の秘書が入ってきた。

 

「ラグス少佐、司令が呼んでおります」

 

「わかりました。すぐにうかがいます」

 

 

 

 

 

 

 司令室

 

「司令、お呼びでしょうか」

 

「ザクを三体倒したらしいな。」

 

「はい。最初モビルスーツの存在は確認されていませんでしたが、部下のシューリスが遭遇し私と二人で撃破いたしました」

 

「そうか。そんなに固くならなくていい。連邦の量産型モビルスーツがジオンのモビルスーツを倒したのは今回が初めてなのでな。問題点や指摘があれば聞きたいだけだよ」

 

「はい。ジオンのモビルスーツは三機一小隊で行動しています。また、各機体に役割があります。なので、連邦も支援や護衛などに特化したモビルスーツを作るべきだと判断しました」

 

「ありがとう。レビル将軍にも伝えておくよ」

 

「ありがとうございます。失礼いたします」

 

 ラグスは出ていこうとする。

 

「あっ、そうだ。次の任務は明後日だ」

 

「承知しました」

 

 

 

 

 

 

指令室からの帰り道、ラグスは不意に呼ばれ、振り返る。

 

「ラグス!」

 

「ライダース技師、どうされましたか?」

 

「明後日の任務で使用する百八十ミリキャノンが届いたぞ。結構癖があるから明日は訓練してくれ」

 

「了解しました。ありがとうございます」

 

「あまり気を張りすぎるなよ」

 

「はい」

 

 その後ラグスは少し雑談をしてライダースと別れ寝室に向かっていった。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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