暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第十八話

 コンペイ島・臨時修理場

 

「それにしても派手にやられたな。修理には時間がかかるぞ」

 

 ライダースの前には左腕と両足を失ったジム・スナイパーカスタムと両足を膝下から失ったジム・インターセプトカスタムが置かれていた。

 

「……すみません」

 

「まあ、技術者の腕が鳴るってもんさ。ただ、星一号作戦に間に合うかは分からんな」

 

「そうですね。まあ仕方ないです。ではお願いします」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 ラグスは修理場を後にしてシューリスたちと合流するためにコンペイ島内の臨時士官室へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 コンペイ島内・臨時士官室

 

「隊長、ホワイトベース隊のガンダムのパイロット見ました? まだ二十歳もいかない子供ですよ。あんな子供がモビルスーツに乗ってジオンのモビルスーツを倒すなんて世も末ですね」

 

「そうだな。それにしても、〔アルビナ〕もひどくやられたな。もう俺の来たときには中破だった」

 

 ソーラ・システム宙域にいたフェーべはジオン急襲部隊の攻撃を受け、中破していた。

 

「それにしてもジムがあんな状態でよくドム四機を倒せましたね」

 

「いや実は俺もよく覚えてないんだ。遠くからアルビナが攻撃を受けていることまでは分かったんだがな」

 

「もしかして今噂されているニュータイプってやつじゃないですか? ガンダムのパイロットもニュータイプって噂ですよ。じゃなきゃ三分でリック・ドムをあんなに撃破できないですからね」

 

「あれを聞いたときは俺もビックリしたよ。しかし、俺はニュータイプじゃない」

 

 話すタイミングを図っていたように今までは二人の話を聞いて黙っていただけのサクリスが突然口を開く。

 

「エースでもないのに敵MA へと突っ込んでいったバカは絶対にニュータイプじゃないな」

 

「おいサクリス! それは言うなよ」

 

シューリスがすぐに反論をするが、便乗するようにラグスも続ける。

 

「そうだな。敵わない敵にまっすぐ突っ込んでいくやつは絶対にニュータイプではないな」

 

「隊長まで! ひどいっすよ!」

 

 その後三十分ほど四人で話し込み、ラグスたちはコンペイ島内に用意された寝室に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間後

 

 ラグスはけたましく鳴る警報の音で目を覚ます。部屋から出て付近の様子を確認し、たまたま近くを通りかかった別の隊の少尉に事情を聞く。

 

「すまんが、なにがあったか教えてもらっていいかな」

 

「はい。何でも完全に撤退したと思われていたソロモン艦隊の一部が暗礁地帯に身を隠し、こちらの気の緩んだ隙をついて攻撃を仕掛けてきたんです。確か貴官らの部隊にも出撃命令が出たはずです」

 

「そうか、ありがとう」

 

 少尉は通路を通って格納庫の方へと消えていった。それと同時に近くの部屋からシューリスたち三人が出てくる。

 

「隊長! どうしたんすか。」

 

「ジオンの襲撃だ。俺たちも出るぞ」

 

「機体はどうするんですか?」

 

「わからんがとりあえず俺たちも格納庫に行こう」

 

 ラグスたち四人は格納庫に向かって走っていった。

 

 

 

 

 

 

 臨時格納庫

 

 格納庫内は突然の襲撃により大混乱となっていた。そんな中でも冷静な者からモビルスーツに搭乗し出撃していく。

 

「ライダースさん!」

 

「おお、ラグスたちか。確か君らにも出撃命令が出ていたな。ラグス、シューリス、サクリスのモビルスーツはまだ整備が完了していない。ルナツーから持ち込まれたジムコマンドで出撃してくれ。ケンのジム・キャノンは武装の追加だけだったから終わってるぞ。まあ、訓練する時間がないが頑張ってくれ」

 

「「はい!」」

 

 全員がモビルスーツに乗り込み、ソロモン内部から外に出た。すでに戦闘は始まっておりあちこちで輝く光が見えている。

 

「オペレーター、敵の戦力は?」

 

「ええっと……、チべ級二、ムサイ級五、ドム十五機、ザク二十機です」

 

「戦場を見るとこちらの数が少ないように見えるが?」

 

「ええ、残った第二艦隊の半数以上が小さくない損害を受け、修理中で動けません。さらに第一艦隊はまだ、ソロモンに向け航行中の部隊もあるので数は少ないです。でも第百四十二MS 部隊など数少ない第一艦隊所属のモビルスーツ隊が善戦しています」

 

「そうか、分かった。お前ら、行くぞ!」

 

「「了解」」

 

 四機はブースターを吹かし、戦場へと進んでいく。

 

「おらよ!」

 

 ラグスは右手に構えたビーム・ガンを向かってくるザクに向かって放つ。さらにその後方にいたドムに向かって二撃目を放つがこれは避けられてしまう。

 

「なかなかの手練れだな」

 

 ラグスはビームサーベルに持ちかえドムに急接近し、上半身を袈裟斬りにする。爆発する直前に胸部を蹴り、勢いをつけて次の目標へと移る。

 

 

 

 

 

 

 

「当たれ!」

 

 ケンは新しく支給されたバルザック式360㎜ロケット・バズーカをこちらに向かって厚い弾幕を張っているムサイの艦橋に向かって放つ。放たれた大口径のロケット弾は、見事に直撃しムサイは誘爆で四散した。二隻並んで航行していた内のもう一隻覚悟を決めたのか回頭し、こちらに突っ込んでくる。ケンは腰に新しく装備されたビームサーベルを引き抜き、ムサイとすれ違い様に一閃する。二つに別れたムサイは数秒後に四散した。

 

「接近戦も行けるかもな」

 

 その後、ケンはザク二機、ドム三機を撃破するという戦果を上げる。

 数十分後には、ジオンの部隊は全滅しソロモンには平和が戻った。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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