小規模戦闘から一日、コンペイ島宙域では係留されていたマゼラン級やサラミス級が突然爆発する不可解な現象が多発した。駐留していた連邦軍の軍人からはソロモンの亡霊と呼ばれ恐れられた。ソロモンの亡霊はラグスたちが調査する前にホワイトベース隊によって撃破されたが、ラグスはなんとなく悪寒と頭痛を感じ一回だけだが艦艇の爆発を予測し、それが的中したことにより怪訝に思われてしまっていた。
「隊長、さっきはどうしたんですか?」
「頭の中に飛び込んできたから思わず呟いたらすごい変な目で見られたよな。でも俺は悪くない」
「全く、いきなりマゼラン級が危ないとか言い出したと思ったら外ではマゼラン級が本当に爆発するしで内部は大騒ぎだっんですから」
「それにしても、ジオンが戦闘にニュータイプを投入してくるとは俺も思わなかった」
「とりあえず連邦で確認できているニュータイプはアムロ・レイだけですよね」
「そうだな。連邦にも他にニュータイプがいるといいんだがな」
「まあそんな簡単には見つからないですからね」
ラグスとシューリスはその後も会話を続け一時間後には就寝した。
次の日には第一艦隊の主力がコンペイ島に入港し、本格的にア・バオア・クー攻略戦の準備が始まった。ラグスたちのモビルスーツは四機中二機の改修が完了し、あとはシューリスのジム・インターセプトカスタムとサクリスのジム・ガードカスタムだけである。しかし、シューリスの機体は足の整備が完了しておらず、サクリスの機体はバックパックの改修が進んでいない。さらに母艦である〔アルビナ〕もまだ小破状態である。これは、エンジンブロックに被害が及んでいたことにより慎重に作業が行われていたからである。
一方、ラグスはまたもやレビルに呼ばれ司令室に来ていた。
「毎回呼び出してしまって申し訳ないな」
「いえいえ、今回はどのようなご用件で?」
「ああ、君たちには別々にモビルスーツ隊を指揮してもらいたいんだ」
「それは……」
「何分ソロモン攻略戦で隊長クラスの人材が半減してしまってね。君たちの能力からしても十分勤まるはずだ。お願い出きるかね?」
「……分かりました。お引き受けします」
「そうか、それは良かった。他のところでも多くの戦果を挙げた部隊は解体し、若手部隊のまとめ役として着任させている。君たちにも出来るはずだ。所属については第二大隊所属となる。いつも済まないな。よろしく頼んだぞ」
「……レビル将軍、すまないんですが多分モビルスーツの整備と母艦の修理が間に合いません。少し遅れそうです」
「その点については了承済みだ。焦らなくていい」
「分かりました」
「一時間後に第二格納庫に部下となる兵たちを集める。時間までには行ってくれよ」
「はっ!」
ラグスは敬礼をして、部屋を出る。
一時間後・第二格納庫
格納庫には総勢二十四名の兵士たちが集まっていた。
「全員、揃ったな。俺は、第十五機械化遊撃小隊隊長のグラディ・ラグス、階級は中佐だ」
見た目から左官と思っていなかったのか中佐と聞いた瞬間、全員が敬礼を行い姿勢を正す。
「もうすぐ星一号作戦が開始される。しかし、我々はソロモン攻略戦で多くの仲間を失ってしまった。部隊は激減し、戦力は少なくなっている。さらに指揮官も不足し、部隊の統制は取れていない。そこで、レビル将軍が提案なさったのが戦果を多く挙げた部隊を解散し、指揮官が不足した部隊に部隊長として編入することだ。俺たちもそのような理由で貴官らの部隊に入ることになった。割り振りとしては、俺が第三十六小隊と第五十六小隊、そこにいるシューリスが第二十六小隊と第六十小隊、サクリスが第百十一小隊と第六十二部隊、ケンが第三十三狙撃部隊と第六支援部隊を持つ。これからの指示は彼らに聞いてくれ」
ラグスから紹介されると、シューリスたちは前に出て一言ずつ挨拶をして割り振られた部隊の隊員を呼ぶ。数分で話は終わり、部隊の統率をとるためにシュミレーションで訓練を始める。
三日後、レビル将軍率いる三つの大隊がソロモンから発進し星一号作戦が開始された。しかし、ラグスはなんとなく嫌な予感を感じていた。
最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。
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良いと思う
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会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
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このままで大丈夫