暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第四話・前編

 中央アジア・密林地帯

 

「よし、全機いくぞ」

 

「了解」

 

 今回の任務は、敵基地の攻略。わりと小さい基地なので三人だけでの攻略だ。攻略のために、各機ともマシンガンとバズーカを携帯している。 

 

 

「基地からモビルスーツとドップが出てきたぞ。全機、気を引き締めろ」

 

「あれは、新手のモビルスーツじゃないですか?」

 

「そのようだな。あの機体には気を付けろよ。支援用みたいだからビームサーベルの間合いに入れ」

 

「わかりました」

 

 

 三機は射撃を開始する。同じくして、三機のザクが各々の武器を放つ。それを三機はブースターでよけ、反撃を加える。

 

「おらよっと」

 

 放たれた弾がザクのコックピットを貫く。ザクは四散し破片をばらまく。さらに、上空から撃ってくるドップを片付ける。その直後、爆発の中から一つの弾が飛んで来る。

 

「シューリスよけろ!」

 

「あぶねっ‼」

 

 ジムの肩に大きな穴が開く。しかし、関節に被害はない。

 

「平気か?」

 

「なんとかってところですね」

 

「全機、足を止めたらやられるぞ」

 

「わかりました」

 

 三機は散開し、残りのザクとマゼラアタックを叩いていく。と、その時基地から新たなモビルスーツが出てくる。

 

「また、増援かよ」

 

「単なる補給基地じゃ無いんですか」

 

 シューリスとサクラスが文句を言う。

 

「しょうがないだろ。敵もわざわざやられるわけにはいかないからな」

 

 ラグスは弾薬がなくなったマガジンを交換しながら冷静に答える。

 

「サクリスは俺と一緒に丘の上の支援機を叩くぞ。シューリスは残りのザクとタンクを撃破してくれ」

 

「了解」

 

 二機は、丘の上を目指し密林を走り抜ける。敵のザクキャノンは腰に装備されているビッグガンを放つ。しかし、弾はラグスたちの後方に着弾する。

 

「サクリス、相手は手慣れだ。注意しないとやられるぞ」

 

「了解」

 

 ザクキャノンは肩部のキャノンを放つ。放たれた弾をサクリスはシールドで防ごうとするが腕ごとえぐりとられる。

 

「サクリス、平気か?」

 

「右手は動く。大丈夫だ」

 

「一気に詰めるぞ」

 

 ブースターを吹かし、丘の上にいるザクキャノンに近づいていく。ラグスはビームサーベルを抜き、すれ違いざまに振り抜く。ザクキャノンの胸部には振り抜かれた際の溶けた筋が残る。さらにラグスはビームサーベルを後ろからコックピットに突き立てる。

 

「よし。とりあえずはなんとかなったな。シューリス大丈夫か?」

 

「大分きついですよ」

 

「そうか。いまいくぞ」

 

 一方のシューリスは、さらに増えた敵からの集中攻撃を受け右手首と左膝の装甲を失い、あちこちにザクマシンガンの痕がついていた。

 

「こんなにやられたのは初めてですよ」

 

「よく耐えた。後は任せろ」

 

 陸戦型ジムに張り付いているザクに向かってマシンガンを発射し引き離す。さらに、周りのマゼラアタックを撃破しザクに切り込むための突破口をつくる。そこに、サクリスが腰に携帯していたバズーカを撃ち敵を怯ませる。ラグスはブースターを使って肉薄し、近くにいた一機のザクに向かってビームサーベルを振るう。しかし、ザクは、間一髪のところで回避する。そして、ヒートホークを出しビームサーベルと切り結ぶ。そこに、他のザクから援護のマシンガンが届く。ラグスは、ギリギリのところで避ける。実質三対一だがシューリスのジムは限界を迎え、サクリスのバズーカはラグスまで巻き込みかねないので撃つことが出来なくなった。一方のラグスは、一人考えていた。こんな小さな基地にこれだけの戦力がいるのだろうかと。

 

「オペレーター、基地に援軍要請を出してくれ。この基地には何かがある」

 

 その頃……

 

 

 

 

 

 

 

「何? 第四補給基地が攻撃を受けているだと! すぐに援軍を向かわせろ。あそこには、オデッサのマ・クベ司令に届ける鉱物がある。なんとしても失わせてはならない。急げ!」

 

「はい」

 

 基地司令はすぐにガウ三機を向かわせた。

 

 

 

 

「隊長、基地より返信が来ました。〔いま、たまたま近くで任務を終えた部隊がいる。その部隊を向かわせた。部隊が到着次第、被弾した機体は撤退せよ。〕です」

 

「わかった。オペレーター、ありがとう。サクリス、シューリスを連れて先に後方に戻れ。ここは、俺一人で持ちこたえられる。急げ!」

 

「了解」

 

「隊長やられないで下さいよ」

 

 サクリスはシューリスのジムを連れて、ホバートラックのある後方に撤退していった。ラグスは、援軍が来るまで持ちこたえるために一度距離をとる。そして、バズーカに持ち替えザクに向かって放つ。しかし、弾は当たらずに後ろの土に当たり煙を上げる。続けて二発目を撃つ。今度は一番前にいたザクの左足に当たり、吹き飛ばす。ザクはバランスを崩して転び、操縦系統をやられたのか動かなくなる。そんな中ホバートラックのソナーが何かを捉える。

 

「このエンジン音は! 隊長、ガウが三機接近しつつあります」

 

「なんだと!」

 

「はい。確かに、三つ確認できます」

 

「くそ、どうする」

 

「待ってください! 一機が墜落していきます」

 

「やっと来たか」

 

「反応、三。連邦のモビルスーツです」

 

 〔こちらは特務小隊スレイヴレイス。隊長トラビィス・カークランドだ。遅くなってすまない。これより、支援する。〕

 




感想等ありましたらお気軽にどうぞ。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

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  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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