暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第四話・後編

「これより、援護する」

 

「ありがたい。よろしく頼む」

 

 スレイヴレイスと呼ばれる部隊は、各々の持ち味を生かし攻撃を加えていく。まさに、一人一人が他の人の持ち味を生かしながら自分の長所を出していくという理想の部隊像を実現していた。

 

「スゲーな。皆が助け合いながら行動しているぜ」

 

「ああ。本当にすげーぜ」

 

 破損が酷いシューリスとサクリスの機体はミデアにつまれ回収されていった。だが、シューリスとサクリスはホバートラックに残りスレイヴレイスの戦闘を見て、勉強をしていた。

 

「おらよっ!」

 

 一機、また一機と敵を倒していくスレイヴレイス隊。それは、まるで死神にとりつかれているようだった。

 

 

 

 

「しょうがない。基地を放棄する。なんとしても鉱物だけは持ち出すぞ」

 

「はい」

 

 基地司令は、基地を放棄し逃げることを決断した。ジオンが戦うために必要な鉱物の持ち出し準備をし、ザクやドップが引き付けているうちに静かに脱出していった。

 

 

 

 

 

「これで最後だ」

 

 空を飛びながら爆弾を投下してくるガウを落とし、戦闘は終了した。辺りには、ザクやガウ等の破片が広がっていた。

 

「ふぅ、終わったか」

 

「手伝っていただきありがとうございました」

 

「いやいや、たまたま近くにいたから来れただけさ。改めて、トラビィス・カークランドだ。よろしく頼む」

 

「第十五機械化遊撃小隊隊長グラディ・ラグスです。共同作戦等で一緒に戦いたいものですね」

 

「そうだな。そうだ、敬語は使わなくていいよ。あと、また会えたら酒でも飲もうぜ。じゃあな」

 

「ああ、じゃあな」

 

 スレイヴレイスはミデアに載って帰っていった。その姿を見送り、ラグスは、基地施設の方に向かっていった。

 

 

 

 

「これは……」

 

 基地内部のパソコンには、ジオンにとって重要な資源やモビルスーツに関する情報がファイルに入って保存されていた。

 

「オペレーター、この情報をジャブローに通信で届けてくれ」

 

「分かりました」

 

 ラグスは、基地内部を見て回るが資源やモビルスーツなどは残されていなかった。

 

 

「基地に戻るぞ。ミデアを呼んでくれ」

 

「了解しました」

 

 ラグスの陸戦型ガンダムとホバートラックはミデアに積まれ、基地に戻って行った。その道中、

 

 

「隊長、スレイヴレイスは化け物ですよ。あんなに連携できるなんてすごいっすよ」

 

「ああ、俺も見ていてびっくりしたよ。俺らもあんな風になれるといいな」

 

 改めて部隊の連携を重要に考える二人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中央アジア・連邦基地

 

「今回は、大変だったそうじゃないか」

 

「はい。ただの補給基地かと思ったら敵の資源などがおいてあり、重要な基地だったみたいです」

 

「でも、君たちは連邦にとって大切な情報を手にいれてくれた。これで連邦のモビルスーツ水準は大幅に上がる」

 

「役に立てたなら光栄です」

 

「それでこの件についてレビル将軍が直接お話したいそうだ。君たちの機体はしばらく修理しなくてはならないし、休暇だと思ってジャブローにいってくれないかね」

 

「分かりました。では機体の方はよろしくお願いいたします」

 

「任せてくれたまえ」

 

「では、失礼します」

 

 ラグスは司令室をあとにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 後日・ジャブロー

 

「君たちが第十五機械化遊撃小隊の四人だね。私はヨハン・イブラヒム・レビルだ。よろしく頼むよ。」

 

「第十五機械化遊撃小隊隊長グラディ・ラグスであります。今回はこのような場を設けていただきありがとうございます」

 

「そう固くならなくていい。君たちが手にいれてくれたジオンの情報のお陰で連邦が開発しているジム等の問題点が解決した。これにホワイトベース隊のガンダムのデータをフィードバックさせれば完成することができる。

 本当に君たちのお陰だ。ありがとう」

 

「いえいえお役に立ててよかったです」

 

「そこで、君たちを私直属の部下にしたいのだがどうかね」

 

「私たちなどでよろしいのですか」

 

「ああ、なにぶんまだモビルスーツはそんなに配備されていなくてね。私直属の部下が欲しいと思っていたんだ。受けてくれるならでは手続きをしよう」

 

「将軍、ひとつよろしいですか?」

 

「なんだね」

 

「今回の情報をつかめたのは、スレイヴレイス隊の活躍があってこそです。どうか、彼らにも」

 

「そうだね。彼らにも功績に値する報酬を与えておこう」

 

「ありがとうございます」

 

 このあとラグスたちとレビルは前線の問題点などについて熱く話し合った。

 

「君たちの機体の修理はまだかかるだろう。ジャブローでゆっくりしていくといい。今日は楽しかったよ」

 

「はい。失礼します」

 

「またすぐに会うことになるだろうがね」

 

「楽しみにしています」

 

 ラグスたちは部屋を出ていく。

 

「グラディ・ラグスか。いい部下になりそうだ」

 

 

 

 

 

 

「隊長、レビル将軍は部下想いでいい人じゃないですか。そう思いません?」

 

「ああ、俺もそう思うよ」

 

 ラグスたちは三日間ジャブローに滞在し、中央アジアに帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レビル将軍の直属になるそうだね。おめでとう」

 

「ありがとうございます。ここで過ごした一ヶ月半はとても楽しかったです」

 

「そうか。いつでも戻ってきたまえ。いつまでも待っているぞ」

 

「はい。ありがとうございました。失礼します。司令お元気で」

 

「貴殿らの健闘を祈る」

 

 司令は、ラグスたちに敬礼をしてくれた。ラグスたちも敬礼で返し部屋を出ていく。

 

 

 

 

「この基地も、今日で最後か。なんか名残惜しいですね」

 

「ああ」

 

 ラグスたちは荷物をまとめ基地をあとにした。




少し投稿ペースが落ちるかも知れません。すみません。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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