暗躍する者   作:国連宇宙軍

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この後、オリジナル武器を持った機体やオリジナルの機体が登場しますがご了承下さい。


第六話

 連邦が総力をあげて行うオデッサ作戦が開始された。

 

 

 補給を終えた第十五機械化遊撃小隊は左翼前方の敵の攪乱任務についていた。

 

 

「全機、ビッグトレーに敵を近づけさせるなよ。ここですべて落とすんだ」

 

「分かってますよ」

 

 ラグスたちは、戦闘を開始する。辺りから出てくるザクやグフを撃破していく。だがいくら倒しても数が減る気配はない。ジオンもオデッサを失ってしまうと資源が確保できずに足らなくなってしまうからだ。

 

「くっ、さすがに数が多いな」

 

「そうですね」

 

 そんな会話を続けていると敵モビルスーツの間を縫うようにビームが飛んでくる。

 

「全機、よけろ!」

 

「あぶね!」

 

「なんで、ジオンがビームを使っているんだ?」

 

「基地のメガ粒子砲だ。あれに当たったらひとたまりもないぞ。あれから叩くんだ!」

 

「了解」

 

 基地からはハリネズミのように砲台がせりだしている。そこから厚い弾幕が形成されているのだ。また、基地付近のトーチカからも弾がしきりに発射されている。ラグスたちは、弾を避けながらトーチカを破壊していく。そんな最中、付近を索敵中のホバートラックから通信が入る。

 

 

「ラグス隊長。東から新手の部隊が接近しています」

 

「分かった。ありがとう」

 

「隊長、あれを!」

 

 旋回し言われた方向に顔を向けると、空を飛ぶ連邦のフライマンタや61式戦車などを次々と破壊していくジオンのモビルスーツが見えていた。

 

「あれか、大分手慣れなようだ。油断したらやられるぞ」

 

「分かってますよ」

 

「ケンは後ろからの支援に徹してくれ」

 

「了解」

 

 ケンのガンキャノンが後ろに下がっていく。ラグスは弾薬を補充し、敵を見据える。

 

「グフの改良型が二機に、ドム型が一機か。火力では完全に向こうの方が上だ。機動力で圧倒するしかないな」

 

 ラグスたちは、ブースターを器用に使って近づいていく。その頃にはジオンのモビルスーツもこちらに気付き、弾幕を形成してくる。

 

「ちきしょう! 弾幕が厚すぎる。近づけねぇ」

 

「シューリス慌てるなよ。必ずチャンスはある」

 

「ええ、わかってます。」

 

「ケン。牽制射撃を頼む!」

 

「了解です!」

 

 数秒後、二つの弾丸が敵部隊の近くに着弾する。その爆風と、振動により敵部隊は一瞬だけ動きを止める。

 

「今だ! 全機切り込め!」

 

 ラグスたちはビームサーベルを展開し、敵部隊に接近していく。そしてすれ違いざまに一閃する。しかし、あと少しというところで避けられてしまう。

 

「隊長、あの両腕銃器野郎は俺がやります」

 

「分かった。任せるぞ。サクリスはドム型を頼む」

 

「了解」

 

 シューリスとサクリスはそれぞれの敵との対決に入る。ラグスも、目の前にいるグフカスタムと対峙する。そして数秒後、同時に腕を振るい刀身同士を切り合わせる。

 

〔きさま、何者だ!〕

 

「おれは、第十五機械化遊撃小隊隊長グラディ・ラグスだ。お前は?」

 

〔俺はライカス・グロイダーだ。この戦場で会えたことを嬉しく思うぞ。しかし負けぬ!〕

 

「くそっ!」

 

 二機は一度離れ、再び切り結ぶ。さらに二機は腕を振るうがラグスの方が一秒速く、グフカスタムの右腕に傷を付ける。

 

〔くっ、強い。しかし‼〕

 

 グロイダーは陸戦型ガンダムの頭部を左手の三連ガトリングで破壊する。

 

「うっ!」

 

〔これでチェックメイトだ!〕

 

 グフカスタムは陸戦型ガンダムのコックピットにガトリングを向けて撃とうとする。しかし、

 

「隊長!」

 

 ケンのガンキャノンが間に割り込み、グフカスタムに蹴りを入れる。

 

「ちっ、操縦系統がいかれたか。撤退する。全機、続け!」 

 

 数分後、敵部隊は完全に撤退していった。

 

 

「隊長! 大丈夫ですか?」

 

「怪我はないから大丈夫だ」

 

「それにしても敵はすごかったですね。お陰で俺たちの機体は負荷が限界です。これ以上は、無理ですよ」

 

「分かっている。撤退しよう」

 

 ラグスたちの機体はミデアに積まれジャブローに帰還していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後オデッサ作戦は連邦の勝利に終わり、オデッサのマ・クベ司令は戦場で戦っている兵たちを残し、一人ザンジバルで宇宙に脱出していった。残された兵たちは散り散りになってジオン勢力が残っているアフリカ大陸に撤退していった。この勝利により地上のミリタリーバランスは完全に連邦に傾くことになっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たち、ご苦労だった」

 

「いえ、閣下のお役に立てたのなら光栄であります。閣下こそ、オデッサでの勝利おめでとうございます」

 

「ありがとう。それにしても君たちには、きつい任務にばかりつかせてしまってすまないね」

 

「いえ、全然大丈夫です」

 

「今、ジムを改良した高性能機の開発をしているところだ。それが完成次第君たちに回す予定だから許してくれたまえ」

 

「いえ、願ってもないことです」

 

「これから戦場は宇宙に移るだろう。しかし、君たちにはまだ地上でやってもらいたいことがあるんだ。やってくれるかな?」

 

「はい、やらせてください」

 

「そうか。それでは機体の修理が終わり次第、シベリアにあるジオン軍の基地に向かって欲しい」

 

「分かりました」

 

「私は先に宇宙で待っているぞ。作戦が終わったら宇宙に上がってきて欲しい」

 

「はい。失礼します」

 

 

 

 

 

 

「ラグス隊長!」

 

「リンクス整備長、どうされましたか?」

 

「新しい任務が出たらしいな」

 

「はい」

 

「君たちの機体は次の任務が最後だ。これ以上負荷がたまったら動かなくなるぞ」

 

「分かっています」

 

「しかし、任せておけよ。最後の戦闘で活躍出きるようになるまで、しっかり整備してやるからよ」

 

「ありがとうございます。しかし、整備長ともお別れとなると寂しいですね」

 

「気にするな、戦場での別れはつきものだからな」

 

「お世話になりました」

 

「元気でな。死ぬんじゃないぞ」

 

「はい」

 

 その後リンクス整備長は悲しそうな顔で去っていった。

 ラグスは寝室に戻り、つかの間の休暇を楽しむのだった。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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